ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設
ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。
こちらです
https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
最近面白かった本。
葛西伸哉「恋愛撲滅隊コイスル」ファミ通文庫。 ジャンルは「アンチ・ラブコメディ」。 主人公の少年は、失恋したショックで「恋愛のバカヤロー!」と叫んだ。 すると何者かに拉致されてしまった。 彼を拉致したのは同じ学校の美少女たち。 彼女達はこう名乗る。 「人類はレンアイという宇宙からの侵略者に支配されている。 我々はレンアイと戦い、人類を解放する革命組織『コイスル』! お前は見所があるから仲間になれ!」 「なおコイスルの秘密を漏らすものは、酷い目に遭わす!」 と…… 主人公はなし崩し的に「コイスル」の「レンアイ撲滅活動」に付き合わされることになり、「隊長」こと露草未否(つゆくさみいな)の電波な言動に翻弄されつつ、波乱の毎日を送ることに…… で、主人公は最初、「こいつらおかしいよ!」としか思っていなかったのですが、だんだん隊長の「ちょっと考え方は変だけど、とっても知的で、一生懸命で、物事を深く考えていて、信念があって……」みたいな所に好意を抱いていくのです。ある瞬間、「ぼくはこの人が好きなんだ、どうしよう……」と気づいてしまう。 恋愛を否定することで逆説的に恋愛を描く物語です。 なんといっても隊長の魅力が面白さの8割を占めてると思います。 だから隊長を好きになれるかどうかで、この小説の評価が決まると思います。 私の好みにはピッタリです。 絶世の美少女で、ロリ体型。頭脳明晰だが「レンアイは悪だから撲滅する」という奇妙な信念を持つ。 とにかくエネルギッシュで、押しが強く、演説癖がある。でも演説すると呂律が回らなくて必ず台詞を噛んで、恥ずかしがる。 しかも近眼で、隠れ眼鏡っ子なのです。 普段は裸眼ですが、漫画を読むシーンで眼鏡をかけました! だらけて読んでいた私は驚愕し、「ちょ、ちょっと待ってくれ! いま正座する!」 で、私はこの小説を読んでる間、強い既視感をおぼえたんですよ。 私はこの小説を読んだことがある。 いや……書いたことがあるぞ! 自称革命家の電波少女に振り回されて、いつの間にか好意を抱いてしまう物語…… こ、これは「赤星サヨの革命戦記!」じゃないか! もちろん、「アイディアを盗まれた」などと妄言を垂れるつもりはありません。 「革命少女に振り回される」なんて、こんなシンプルなのはアイディアでもなんでもない。単純化すれば同じ話に見えるという箇条書きマジックに過ぎません。 でも…… 同じ話でもこんな風に書ける、ということは確かなんだ…… 革命少女を「ライトノベル変換」「萌え変換」する方法は、ちゃんとあるじゃないか! こう書かないから私の小説はダメだったんだ。 どうして、現実の左翼をそのまま美少女にしただけで、事足れりとしたのだろう? PR |
カレンダー
フリーエリア
最新コメント
[10/25 Home renovation]
[10/25 Быстрые деньги Минск]
[10/19 TopHost]
[10/19 CloudVPS]
[09/22 Harrytebra]
最新記事
(05/17)
(04/06)
(03/22)
(06/16)
(05/29)
最新トラックバック
ブログ内検索
最古記事
(09/05)
(09/06)
(09/07)
(09/10)
(09/12)
カウンター
アクセス解析
|