ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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「鬼滅の刃」アニメ全話観ました。

 面白かった!
 後半の、累たち家族との戦いがメチャクチャ盛り上がった。
 強そうに見えた「お父さん」は、本物の十二鬼月ではなくて、累の下僕にすぎなかった!
 累がとにかく、「こんなの、どうやって倒せるんだ」というツワモノ感、絶望感あるんですよ。
 炭治郎と禰豆子が新必殺技を放って合体攻撃して、音楽と映像で盛り上げて、「勝った!!」というカタルシス全開なのに、それでさえ勝ってなかった!
 鬼ってつえええ!!

 累との戦い以外も、戦闘シーンは素晴らしい完成度でした。

 ギャグシーンは、「え?」「そこでギャグ?」という感じで、ちょっとな……
 
 でも善逸は好きです。
 最初は「なにこいつ?」「悲劇的な物語にこんなアホみたいの入れても……」ってうざく感じていた。
 でも、そのヘイトが、あるシーンで180度反転して、好感に変わった。
 鼓屋敷での戦いが終わった後。禰豆子の入った箱を、ボコボコにされても守り抜いた!
 「俺、守ったよ、炭治郎が大切なものだと言ってたから……」
  
 う、うわあ……(涙)

 ドラえもんが未来に帰る話で、のび太君が、ジャイアンに勝ったことがある。
 どんなに殴られても降参しなかったから。「ぼく勝ったよ。これで安心して未来に帰れるね」って。
 あれを連想して、不覚にも涙ぐんだ。
 善逸はあんなに憶病なのに、それでも頑張れるんだ……
 憶病で弱い奴が、それでも勇気を奮い起こして頑張る話は、感動を呼ぶ。
 
 あと、服装もよかった。
 学ランみたいな隊服の上に羽織を重ねる、という和洋折衷の服装が、こんなにカッコいいとは!
 でも、なんか、隊服の構造が良くわからないな?
 学ランだったら「上着の裾」があるはずなんだけど、見えない。
 もしかして上下一体?
 それとも上着をズボンに入れてるだけ?
 あれだけ動き回れば、上着が出てきてヒラヒラいくと思うんだが……
 じゃあ、やっぱり上下一体の服なのか。
 コスプレ衣装だと上下別になっている?
 下半身も、よく見るとズボンじゃなくて袴?
 少なくともアオイさんが履いてるのは袴だな。
 人によって形が違う。カナヲなんて一人だけスカートにブーツだし……

 ヒロイン勢もみんな可愛いよね。
 しのぶさんが出てきたときは、「ついに出たー!!」という感じだった。
 マークしてなかったカナヲとアオイもよかった。
 アオイさんは演技が素人臭いんだけど、でもそれが逆に、ムスッとしてる感じでよい。

 まあ、とにかく、アニメは面白かったので、続きも見たい。
 単行本を買えばよいんですかね。

 ネットで人気のアニメ「まちカドまぞく」を5話まで見た。

 うん、面白い! 
 最初は、どういう感覚で見ればいいのかわからなかったけど、2話のジョギング、500円、3話のご先祖様、魔法修行あたりを見て、なるほどと理解した。
 「侵略! イカ娘」の面白さと、「私に天使が舞い降りた!」の面白さを合わせた感じですね。

 主人公の女の子が「まぞく」になり、魔法少女を倒そうとするんだけど、力が弱くてぜんぜん勝てない。
 敵のはずの魔法少女に心配されて、だんだん仲良くなっていく、にぎやかなコメディ。
 このへんは、イカ娘に似ている。
 でも、それだけじゃない。
 シャミ子が気弱な性格で、誘惑に弱かったりする情けない奴で、でも、すごく良い奴で、頑張り屋でもある、ということが、少しずつ明らかになっていく。
 シャミ子のダメっぷりを笑うギャグという側面もあるが、シャミ子が心優しい友人に恵まれて成長していく、あったかい話という側面もある。
 このホンワカした、ハートフル感覚は、わたてんに近い。
 3話で、あれだけ苦労しても出なかった魔力が「みんなが仲良くなりますように」で出た。
 不覚にも、ホロっと泣きそうになった。
 シャミ子すげえ良い奴じゃないか。なんでこんな善人が魔族やってるんだ!?

 後半も期待です。

 しかし、シャミ子はイカ娘と違って、もともとは普通の人間なのに、かなり常識に乏しくないですか。
 「OS」を「オーエス!」の応援だと思っちゃうのは、ちょっと……
 家が貧乏だと、そうなるのか……?
 パソコンもゲーム機も触ったことないのか……? 

ライトノベル「封印魔竜が最強の仲間たちと数千年後の世界で無双するようですよ?」の1巻と2巻を読みました。
 これが、なかなかの掘り出し物。
 めくるめくような興奮はないけど、一服の清涼剤として面白い。

 今どきの流行に合わせて、タイトルがめっちゃ長いので、「封印魔竜」と略します。

 はるか数千年の昔、魔物と人間は全面戦争をしていた。
 魔物のリーダーである、最強の竜ニーズフェルドは、人間の勇者ジーゲンザインと相打ちになり、封印されてしまう。

 数千年後に蘇った彼は、魔物たちが滅ぼされ、人間だけの世界になっていることを知る。
 人間は魔法の力を失ったが、代わりに蒸気機関や銃などの科学文明を発達させていた。
 魔物がいなくなっても、人間同士の戦争はあり、災害や事故なども多発して、多くの人が死んでいた。
 ニーズフェルドは人間たちを憎んだりせず、それどころか、人間たちを守ろう、救おうと考える。
 自分を倒した勇者ジーゲンザインに敬意をもっているから。
 尊敬するライバルが、命を懸けてまで守った人類が、あっさり自滅なんかしたら、ライバルまでバカだったことになる。
 だから人類にも敬意を抱くし、守る。
 ニーズフェルドは、部下の魔族数人と一緒に、災害救助チームをはじめる。

 という話です。
 そうか、魔物チームが災害救助か。
 その手があったか。

 まず、ニーズフェルドのキャラがいい。
 超音速で飛んで、砲弾も効かない最強のドラゴン。
 一人称「俺様」の傲慢なキャラ。
 だけど……弱い者いじめ、卑怯なことは絶対しない。
 それどころか、こいつ、すごく良い奴……
 「数千年も封印されて、目が覚めたら、魔物は滅ぼされていた」
 ふつうのメンタリティだったら、「人間許さん、復讐してやる」って思うはずなんですよ。
 でもニーズフェルドは逆に、魔法の力を失ってしまった人間を助けようとするんです。
 理屈で考えると、「えっ、なんでそう行動するの?」
 でも、読んでみると、「こいつはそういう奴なんだな。器がでかいんだな。いい奴だな。カッコいいな」って思えるんです。
 ここでニーズフェルドの行動を不自然に感じたら、この小説は全部パーです。
 でもキッチリ納得できるんです。
 いろんな飯を美味そうに食うのも、あっぱれ快男児という感じで、好印象です。
  
 ニーズフェルドだけでなく、部下の魔物たちも、明るくユーモラスに人助けしており、好感が持てる。
 ニーズフェルドを蘇らせた、ヒロインの学者・パトリシアも。

 2巻に出てきた「眼鏡っ子の天才科学者(正確には発明家?)」もよかった。
 眼鏡っ子で天才科学者!
 私の趣味、ど真ん中!
 でも眼鏡が四角いのはちょっとな。
 年齢が11歳と、極端に幼いのは、「恋愛関係にしないため」だと思いました。
 これで15歳くらいだったら、だいぶちがう話になる。

 とにかく、次々に災害や事故が発生し、ニーズフェルドたちがサクサクと解決していく。
 列車の脱線、飛行船の衝突、船の転覆、鉱山の火災、雪崩……バリエーション豊か。
 魔物の能力をうまく組み合わせて、誰も殺さず、全員を救う!
 爽快!!

 伴名練「ひかりより速く、ゆるやかに」という小説が傑作!
 短編集「なめらかな世界と、その敵」に収録されています。
 他の短編も面白いですが、やはり「ひかりより速く、ゆるやかに」です。

 修学旅行生を乗せた新幹線が、「低速化」という不思議な現象を起こしてしまう。
 新幹線の時間の流れが、2600万分の1になってしまう。
 外で何年たっても、新幹線の中では時間がたたず、修学旅行生は年を取らないまま。写真のように止まっています。
 中に入ることも、会話することもできない。
 たった二人、修学旅行に参加しなかった生徒がいて。
 「作家志望」の少年と、「不良」の少女。
 ふたりが、クラスメートを救い出すために頑張る、という話です。

 やっぱり「大切な人が、止まった時間に閉じ込められた」はロマンチックだなあ!

 梶尾真治「美亜に贈る真珠」
 古橋秀之「むかし、爆弾がおちてきて」

 このへんが好きな人には絶対おすすめ!
 恋愛の話になりそうでならない、というあたりが、特に良い。
 主人公が、「止まった時間に閉じ込められたクラスメート」を助けたい理由は、最初は「片思い」なんだけど、でも、最終的には違う理由になる。
 その心が変わっていく過程、なぜ命がけで頑張れるのか、というあたりがとても良い。
 抒情的な青春SFであると同時に、「新幹線の時間が止まってしまったら、何が起こるか」という、リアルな社会の描写がある。
 ロマンチックだけどロマンにおぼれず、現実に足をつけて書いている小説で、とにかくすごく良い。

 私なんて、この小説をより楽しむために、新幹線で静岡まで往復して、列車の中で読んだのです。
 こだま号だけどね。
 ひかりより遅く、もっとゆるやかに。

『三体』を読みました。
 中国で2000万部も売れている超人気SF小説です。日本でもぞくぞくと重版されるベストセラーです。
(正確には、2000万部売れているというのは「三体」「暗黒森林」「死神永生」の三部作を合わせた数字だが、それでも凄い)

 かなり歯ごたえがあって読みづらい小説だと感じました。こんなにややこしい小説が2000万部も売れるって、中国人すごいな!
 私が最近、海外SF読んでないから歯が弱くなったのかもしれません。
(山本弘や小川一水の書くSFは、もっとずっと読みやすい)

 種明かしというか、要点を言ってしまえば、簡単な話です。

 地球のすぐ隣の恒星系、アルファケンタウリに文明があるんですよ。
 アルファケンタウリは3つの太陽があるから『三体世界』というわけです。
 太陽が3つもあるせいで惑星の軌道が安定せず、ものすごく寒くなったり熱くなったりして、とても暮らしにくい星である。
 だから自分たちの星に見切りをつけて、気候の安定した星、地球を侵略することに決めた。
 だが、宇宙艦隊が地球に行くまで四百年もかかる。そんなに時間がかかったら、地球人の科学力が自分たちを上回るかもしれない。
 それでは困るので、地球人を弱体化させ、科学の進歩を止めるために間接的な侵略を行うことにした。電波で呼びかけて地球人の中に裏切り者を作るのだ。
 地球人でありながら、三体人に侵略されることを望む裏切り者たち、三体協会。
 彼らは何十年も前から、歴史の裏側で陰謀を巡らせ暗躍を続けていた。
 人類はついに三体協会の陰謀に気づき、三体協会を打ち破る。
 だが、まだ戦いは始まったばかり。恐ろしい超科学をもった異星人艦隊に、どう立ち向かうのか!?

 「三体」終わり。「暗黒森林」に続く。

 こうやって書いてしまうと、非常に簡単な話に思えるのですが、この小説はこれらの話をジワジワと、焦らしながら語ります。

 まず、1960年代の中国。文化大革命の真っ最中から、物語は始まります。
 一人の科学者が、『相対性理論やビッグバン理論を教えた』というだけの理由で、反革命的だとレッテルを貼られ、リンチの末に処刑されます。
 その娘、葉文潔も科学者になりますが、同僚に陥れられて彼女も反革命的とされ、投獄されそうになる。
 優れた能力のおかげでギリギリ助かり、刑務所に行く代わり、謎の基地での任務を言い渡される。
 巨大なパラボラアンテナのある基地で、生涯にわたり、極秘の任務につくのだ。
 任務とは、異星人を発見し交流することだった。

 それから舞台は、四十数年後の現代中国に移る。
 ナノマテリアルという超強度素材を開発していた科学者、汪淼。彼はゴーストカウントダウンという不思議な現象に襲われる。彼の撮影した写真に、謎の数字が現れ、しかもその数字がどんどん減っていくのだ。さらにカウントダウンは、王自身の視界にも及ぶ。常に目の前に数字が見えるのだ。
 この不思議現象を解き明かそうとするうちに、汪淼は『三体』というゲームに出会う。三つの太陽を持つ、気候の不安定な世界で、なんとか太陽運行の法則を解き明かし、文明を発展させるのだ…

 こんな感じ。

 父を文革で殺されて人類に絶望した科学者が、異星人との交信に成功し、やがてこの異星人こそ救い主だと考えるようになる。エコロジストの大富豪と手を組んで、三体協会の総帥となる。

 カウントダウン現象の謎を解き明かすために奔走する科学者が、やがて「三体」というゲームを通じて、三体協会から接触され、同志にならないかと勧誘される。
 
 この2つの物語が並行して語られるわけです。
  
 読んでる間は、「細かいことを書きすぎだ。早くSF的な本筋を進めてくれ!」って思ったけど、でも読み終わってみると、細かい部分の肉付けこそが面白い。
 いきなり真相をバーンと出したら面白くなかっただろう。

 三体世界の描写が面白いし、「異星人に侵略されることこそ救い」という三体協会の考えも説得力を感じる。
 感じるんだけど……
 終盤、三体世界が新兵器を使って地球を攻撃するあたり……
 万能すぎる……そんなすごい科学力があるんなら、もっと速く艦隊を飛ばせるのでは?
 っていうか、地球まで来る必要もない。恒星とか惑星も操れそうじゃん。

 あと、アルファケンタウリって、作中で描写されているような三体世界とは違う。
 3つの太陽があるといっても、3つめ(プロキシマ・ケンタウリ)は2兆キロも離れた場所にあり、重力的に影響がないはず。
 ケンタウリAとBは比較的近い連星だが、近いといっても15憶キロあるわけで……
 もっと近く、2、3億キロくらいの範囲に3つの太陽がギッチリじゃないと、惑星の軌道がメチャクチャに振り回されることはないはず。
 
「異星人に侵略されることこそ救い」という三体協会の考えが、今回の話で、打破されるべき間違った考えだと、はっきり描かれてしまったのが、ちょっと好みに合わない。
 最終的に否定されるにしても、もっと引っ張ってほしかった。
 
 すごいリアリティのある部分と、いくらなんでも無理があるのでは、という部分が混在して、うまく融合してない。
 面白いSFだとは思うけど、2000万部の超ベストセラー!! って言われると、うーんそこまでか? という気もする。
 2巻3巻がもっと面白いのかな?

 誤読があるかもしれないので、もう一度読み返すか。


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