ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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ペシャワール会のリーダーとして、長年アフガニスタンで支援活動を行ってきた医師、中村哲氏が、殺害された。
 冥福を祈ります。
 
 私は、一時期、ペシャワール会の活動に共感し、会員をやっていた。
 お金を数千円寄付して、あとは中村哲氏の本を買って読む、講演を聞く。その程度のささやかな活動だ。
 2003年のイラク戦争のころ、反戦デモに熱中していた時期があったので、ペシャワール会にも参加した。
 いまは会員ではない。
 いつ、どんなきっかけでやめたのかは、覚えていない。
 いつのまにやら熱がさめて、惰性も消えて、というのが正直なところだ。
 2008年にもペシャワール会メンバーが殺害された。あの時はまだ私は会員だったので、「彼の死を無駄にはすまい、活動をもっと盛り上げるんだ」と金を送った。

 どうして、あの熱情がきえてしまったのだろう。
 
 それを思い出すことすらできない。
 不良会員も良いところだ。
 とても、仲間であったとは言えない。
 でも、それでも。
 惜しい人をなくした。胸が痛む。
 なにかをやらなければもうしわけない、という気持ちがわき起こってくる。

「銀河英雄伝説 Die Neue These」の映画を観ました。
 「Die Neue These」って書きづらいので、「ノイエテーゼ」と書きます。
 去年はじまった、「新しいアニメ銀英伝」です。
 去年はテレビアニメが12話公開され、原作の1巻途中までアニメ化しました。
 今回は映画が3本。原作でいえば2巻までをアニメ化しました。
 
 うーん……
 私は去年、ノイエテーゼのアニメを観て、かなりガッカリしたんですよ。
 ものすごーく不満がありました。
 銀英伝ってこんなのだったか? ちがうちがう、原作はもっと面白い話であるはずなんだが……
 まずキャラクターデザインが、ぼんやりしているというか、地味というか、特徴をつかんでない。こういう奴だ、って伝わってこない。
 とくにキルヒアイスが、釣り目で、冷たく意地悪そうな顔立ちになっているのが、すごく違和感ある。
 もっと明るく朴訥で、いかにも善人という容姿でないと。
 それでこそ、どうしてもラインハルトには彼が必要だったんだ、こんなにも尊い者が喪われてしまったんだ、という悲しみにつながる。
 門閥貴族たちも地味だ。普通に軍服と背広着てるなんて駄目だ。もっとギトギトして、ギンギラギンに派手な悪趣味な格好のほうがいい。

 同盟側も、ヤン・ウェンリーが格好良すぎる。顔もいいし、言動にけだるさがない。
 「ボサッとしてゴミの山に住んでいて、怠けることばかり考えているダメ軍人が、実はすごい能力を持っている」というのがヤンの面白さだろう。
 昔の私のような、頭でっかちで屁理屈好きな中高生を「自分もヤン・ウェンリーなんだ。まだ能力が覚醒してないだけだ」という気持ちにさせるのが、ヤンだ。
 あからさまに切れ者で、やる気があって、カッコよかったら、そんなのヤンじゃない。
 シェーンコップが「不良中年」じゃなくて、ホストみたいな優男になっているのも「!?」だ。

 納得できたのはラインハルトとオーベルシュタインくらい。同盟ではビュコックも、あんなもんかな? 
 
 艦隊戦のシーンは、何が起こってるのかわかりづらいし、ストーリーはなんか盛り上がらないし、っていうか、同盟側に偏りすぎじゃないかなあ……
 アムリッツァ会戦という大きな戦いが、いまから始まるぞ、というところでアニメ終わっちゃうんですよ。
 なんでここで切るのかさっぱり理解できない。
 
 で、続きの映画を、今回見たわけです。
 うーん……
 去年のテレビアニメよりは少し良くなった、かなあ……??

 シェーンコップを中年じゃなくて美青年にした意図はわかりました。
 同盟クーデターのとき、シェーンコップがヤンを扇動する。
「独裁者になってみるってのはどうです? 意外とうまくやれるかもしれませんよ?」と。
 甘い誘惑であり、半ば押し倒すようで、すごく色気があった。
「なにこれ? ラブシーン? BL?」って勘違いするくらい。
 ああ、このシーンのためか。

 でもまあ……全体としてはなあ……
 やっぱりちょっと薄味で、「これが銀英伝の面白さだ」というところを、映像化できてない……
 私が見たかった銀英伝は、これではない。

 私は、ヤングジャンプでやってるマンガ、藤崎竜の「銀英伝」がとても好きです。

 あれは、まさに少年漫画であり、キャラクターは特徴が強調されています。
 バリッバリにキャラが立ってます。
 戦闘シーンも、いま何が起こっているのか懇切丁寧です。
 あのわかりやすさに慣れてしまうと、ノイエテーゼは、ウーン!! ちがう!!! って100回くらい言いたくなる。
 でも、藤崎竜版の銀英伝が嫌いだという人もいます。
 登場人物が戯画化されているのが駄目だというのです。
 そういう人にとっては、逆の作り方をしたノイエテーゼが良いのかもしれません。
 「重厚な海外ドラマのようだ」という擁護意見も見かけます。
 いろいろな銀英伝があって、自分に合った銀英伝を愛すればよい。いろいろ選べるのはとても幸せなこと。
 たまたまノイエテーゼは私の好みに合わなかっただけ。

 あと、昔のブログ読み返していて気付くのは、昔はやけに貧乏だったこと。
 今月の収入は11万円しかない! とか、給料日まで10日あるのに全財産が5000円しかない! とか、バイクのタイヤが交換できない! とかしょっちゅう書いてる。

 だが、この1、2年はそんなことない。
 警備の仕事が安定して入っている、ということだね。
 でも昔も忙しそうなんだけど……なんで、あんな極端な貧乏だったのか?
 浪費癖??

 思い立って、過去のブログを2006年から読み返しています。
 2007年ごろは「グレンラガン」が大好きで、いろいろ語っていたことがわかります。
 2011年~2013年ごろは、「まどか☆マギカ」が好きだったようです。
 「叛逆の物語」について、いろいろ論じ合うのは楽しかった。
 でも、あの映画の続きは無いんだろうなあ。

 いちばん衝撃的だったのは、2007年12月のこれ。

 忘年会で添削会

 増田「そんなん出版できませんよ」
 某1「バカかお前? 業界のなにを知ってるんだよ。『面白いけどネタがやばいからダメ』なら注目されて、連絡くらい来るっつの。だいたい2chとか見ててもよー。やりもしねえうちから『こんなネタはダメ』とか『市場はこういうのを求めてない』とか『だれそれが出版させない』とか、そんなに言い訳が欲しいのかね、ねえ先生?」
 増田「いや、ぼくに言われても。まあサヨのこの原稿に関しては、面白いと思ったものはタブーとか気にせず入れましたよ」
 某1「じゃあいいじゃん。何入れたっていいんだよ。単にやり方がヘッタクソなんだよ。もう超シンプルじゃん? どうすりゃ脱却できるのかは、俺しらん。考えろ」
 増田「う、うーん……?」

 某1さんの意見。
 目を覆いたくなるほど、胸に刺さった。

 やばいネタを扱ったライトノベルなんていくらでもある。どんなネタでも面白く書く方法はある。単に力量不足であって、業界のせいにするな、ネタのせいにするな、という……
 っていうか、私も最近まで知らなかったのですが、「共産主義ヒロイン」を扱ったライトノベルって、じっさい出版されてるんですよね。
 それも二作品も。

すいません、「超低速宇宙戦争」のリンクが、ちゃんと張れてませんでした。
 こっちが本物です。

 「超低速宇宙戦争」


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