やっぱりネイキッドが好き

　ネイキッドと言われて「バイクの種類のことだ」とわかる人はあまりいないような気もするが、不親切にもネイキッドと書く。
　ネイキッドは裸という意味で、転じて、「カウル（風防）」のないバイクという意味ですが、一般的には、「オンロードスポーツモデル」でカウルが無いやつを指します。さらにいえば「１９８０年代以降のモデル」で「４気筒のバイク」を指すことが多いです。
（１９８０年以前のバイクはカウルが無いのが当然だったし、ＳＲＸみたいな単気筒のスポーツモデルをネイキッドと呼んでいる例をほとんど見かけない）
　私の愛車ホーネット２５０はネイキッドの代表格のひとつです。
　
　マジェスティ借りた話の続きを書いていなかった。
　ホーネットの修理が完了したので、２６日に返却した。
　９日ほど乗った感想は……

　ヘルメットなどの荷物が中に入るのは便利だけど、総合的にはやっぱり、マジェスティはあんまり楽しくない。好みじゃない。
　でかく重くてホイールベースが長いから、狭いところをすり抜けるのがすごい面倒くさい。重心の位置も変なところにあるし、ライディングポジションもアメリカンに似た、ふんぞり返る感じだし。高速道路を１００キロでベーーンと流すんなら、ちっとも不便を感じないけど、でも街中を機敏に走ろうとするとイライラする。
　慣れの問題かもしれないけれど。
　あと……
　やっぱりプラスチックの外装に包まれている、というのが怖い。
　立ちゴケ一回で数万円コースの修理費かかっちゃうんでしょ？
　むかし乗っていたカウル付きのバイクはそうでした。
　こわいよねえ、ＦＲＰの脆さは。
　そもそも、「速い」わけでもないのに、たんに格好つけで流線型の外装を取り付けるのが、どうも馴染めない。
　二人乗りをする機会がひんぱんにあれば、ホーネットよりマジェスティの方が断然よい、と判断していただろうけど。シートがふかふかだからね。