ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設
ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。
こちらです
https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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あけましておめでとうございます。
今年はもっと小説を書きます。 完成させないと、どこに送れない。なにもできない。 こないだ友人たちに北京ダックをおごってもらって、小説の話とかをいろいろしたんですが…… 刺激になる話が多かったです。 某「増田先生はもっとイジメの話を書くといいよ!」 ますだ「え! 意外すぎる意見! 最近ようやく脱却しつつあるのに!」 某「書き方の問題なんだよ。 重松清とかイジメの話ばっかだよ。増田先生のは願望を書いちゃってるから駄目なんだよ。増田先生がイジメられてるときにボク少女が空から降ってきて助けてくれたか、って訳ですよ」 ますだ「願望なしで、イジメられて何もできず泣いていました、という話がどう面白いんですか」 某「それは重松清を読めとしか言いようがない、読めばいいじゃん。あの人って自分の話しか書けないんだけど、あの人ドモリだったらしくて、『ハ行でドモる』とか、すげえリアルなんだよ。こういうことでイジメられるんだ、という。経験した人間にしか書けない圧倒的な吸引力がある。 これはすごいよ。おかしい人は、自分がおかしいところを利用してモノを書くしかないよ。」 ますだ「ええええ。」 某「でも書き方には気を使って、自分に同情しろとか、謝れとか、そういう書き方じゃなくて、徹底的に突き放して書かないとだめなんだよ。 こんなに惨めで気持ち悪い俺を笑ってくれ、という自虐の書き方じゃないとだめなんだよ」 ますだ「そ、それはどんな需要があるんですか、何が楽しくて読むんですか」 某「他人の不幸ってのは楽しいものなんだよ」 ますだ「えええww」 爆弾を喰らった気分です。 いきなり正反対の軌道修正をしろと言われたような。 PR
無題
いじめってだいたい思い当たる理由なく理不尽にいじめられるものなのに
いじめられてる側がいかに変かとか、これは参考にならないのではないか。
無題
初めまして。日記面白いです。
で友人さんの助言ですが、一般文芸とラノベを一緒に考えるのは暴論すぎですよ。 ラノベの場合は電撃で大賞取ったアクセルワールドみたいに、いじめをメインでなく調味料の一つにしないと…。 いじめられてた子が美少女に助けられるか、助けるってのは10年代も通じるネタでしょう。 ひねらず王道を書いてみては?
無題
>もとぶんさん
はじめまして。レスが遅れました、すいません。 >イジメは理不尽に起こるもの 私もそう思うのですが、しかし物語においては、「イジメられる側の人間性にも問題がある」という描かれ方をすることが多いです。 「AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜」とか凄まじいですよ。 後半でヒロインがイジメられるとき、主人公がこんなこと言うんですよ。 「みんな努力して普通になった。その努力を怠り、安易なナルシシズムに耽溺するものに救いなどない。 淘汰されてしまえ。」 こんなこと言って、放っておくんです。 まあ結局は助けるし、この作品は傑作だと思うんですが…… とにかく、物語においては、「イジメられる側にも理由がある」ことになっているのかと。 「何の理由もなく、突然ふりかかってくる」というのは、たぶん読者にとって不安で、受け入れがたいことなのでは、と思います。 「だったら自分もイジメられるかも。いつも友達だと思っている奴も、ある朝とつぜん襲い掛かってくるかも。 そしてイジメた側は普通の犯罪者と違い、なんの処罰も受けずに安楽な人生を送るのかも」。 そんな恐怖を、読者は目の前に突き付けられたくない。 だから、 「自分とは関係ない、別世界の、おかしい人たちの話だ。」 と思いたいのかも。 現実はともかく、物語の中では、そうであることが求められる、そうでないと読んでもらえないのかも。 (重松清を読んでないから、憶測で語っている部分もありますが)
無題
>ひでさん
はじめまして。 アクセルワールドと、私の小説の違いはずっと考えています。 あれは「成長物語」であり、イジメはその成長のために乗り越える一要素でしかない、ということで落ち着いています。アクセルワールドのハルユキ君の場合、「僕はダメな人間だ、価値のない人間だ」という「イジメで生まれた劣等感」を克服するのが、話の中心でした。 だからこそ、イジメっ子を打倒・抹殺しなかった。 むしろ抹殺しちゃったら話の焦点がぼやける。 で、「成長物語」とは別に「復讐物語」というのもあって、こんな悪い奴が、相応の報いを受ける、ざまー見ろ! というカタルシスを追求した作品。 ふたつは全然別のもので、一緒にやるのは難しいのでは。 私がいままで書いてきたものの場合、作者の主観では成長物語ですが、実際にはイジメっ子を直接打倒して(それも残忍なやり方で)、復讐物語になってしまっている。 ふつうの日本人は、イジメっ子の指を食いちぎることを成長とは感じない。 むしろ成長物語では、イジメる側だって人間なんだな、いろいろ苦しいことがあってイジメっ子になってしまったんだな、という感じで相手を許す流れが一般的です。そういう流れが求められている。 残念ですが、そういう読者の価値観は受け入れざるを得ない。
無題
だから成長物語で良いと思うんですよ。
ていうか新エヴァやソラオトとか増田さんの好きなものも成長物語でしょう。これはアリでしょう。 プロ作家さん達が自分の黒い部分を全部作品にのっけてるわけでもないと思いますね。 一回息抜きに萌えを重視した作品でもかいて、MFにでも送ってみればいいと思いますよ。 僕は日記のノリ的に萌えコメディ系の作家さんだと思ってましたし。読んでビックリしましたがw
無題
正確に助言とか、そういう形で言うんなら自虐ですらないというか。補足になるけど。
状況をぽんと差し出して、読者に判断させるってやり方。そういう時にいじめっ子が「絶対悪」だったら読んでる方は考えなくていいでしょ? これは何が原因でどうすればいいだろう、って解答を読者に丸投げしちゃうっていう方法。作者がこいつらは悪です、打倒されなくてはなりません、さあどうやっつけられるでしょうか、というやり方じゃなくて。 ただ普通はそうする。その方が書く方も読む方も楽だから。あんたは割と普通じゃないというかトラウマの蓄積値が常人の域を超えているから逆手に取れたらいいのになあって、そういう話。
無題
追加。
その結果笑われたり、浅ーい理解で頷かれたりしても、一切反論もしない、付け足しも言い訳もしない。そうやって色んな理解をして貰うことそのものをにこにこ笑って眺めて、次はどのトラウマを晒してやろうかな、って露悪趣味に目覚めるくらいだったらなあって。まあ強力すぎるトラウマが故にそれが出来ないのもまた分かっているのですが。それより何より、多分そんなに売れない。ただ一部の好事家に絶賛される。
無題
>ひでさん
コメントありがとうございます。 萌えコメディ系は、まえに書いて落ちてるんですが、もう一度挑戦したいですね。 ハードな設定を背景にして萌えコメディも書けるはずなんですよ。 蒼海ガールズ読んで確信しました。書く方法はある。 >かしわぶ コメントありがとうございます。 人間に善悪のレッテルを貼らず、なにが原因とか、結論も出さず。事実を丸投げする。 それは小説というよりルポルタージュの書き方では……とか、自然主義文学? とか思いました。 娯楽小説を書いてすら「思想の押しつけ」と言われてしまう私には、あまりに遠い。 しかし、「なんでもやってやろう」という気持ちにはなっています。 そういうのもやったほうがいいかも。 小説として面白いかどうかはともかく、自分の経験をぜんぶ文章にして見つめなおすのは、自分の心のためになりそうです。 |
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