ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 2chライトノベル板の忘年会に参加した。
 かつては30人が400冊のライトノベルを持ち寄ったラ板オフ会も、いまでは6人が集まるささやかな会合になった。
 今回も「増田いじり会」だった。

 某1「おーっす、増田先生。小説家あらため政治活動家になった増田先生にプレゼントー」

 会うなり某1が取り出した、「安倍晋三マグカップ」「安倍晋三ストラップ」。

 増田「なんだこれー!」
 某1「これねー、レア物なんだよ! 総理が代わったら古い奴は廃棄することに決まってるんだって。たまたま安部グッズがまだ処分されてなかったんだよ。小泉グッズが欲しいって問い合わせよくあるらしいけど、もう在庫ないんだよねー。で、今の福田なんだけど、グッズ作らないだろうなー、という」
 増田「これをどうしろと!?」
 某1「使うんだよ!」
 増田「はあ……ありがとうございます」
 某1「うおー、ちゃんと受け取るんだ。『自民党め! こんなものォー!』とか言って叩き割られたらどうしようかと思った。いや、俺はそっちのほうが面白いけどさ」
 某2「あのさー、増田先生さー。先生は政治のなんに不満なのさ」
 増田「なんていえばいいのかなー。特定の政策じゃなくて空気なんですよね」
 某3「エアーかよ! 見えない敵と戦ってる!」
 増田「世の中には、『弱い奴は殺してもいいんだよゲハハ』みたいな空気が満ちてるじゃないですか?」
 某2「満ちてねーよ。お前どこの世紀末荒野に住んでるんだよ!
 某3「無いから! 宇宙の電波とか、そういうのは!」
 某1「俺さー。目の前で貧乏人とかケガ人とか苦しんでたら助けるぜ、割と。俺なんすか? 異世界人すか? 超人類すか? ニュータイプすか? それとも全人生を完璧に救わないとダメすか?」
 増田「いや、人間が秩序を保つのは法律などのペナルティがあるからですよ。現にイジメッ子はペナルティがないからやり放題なわけです」
 某1「それは先生が悪いんと違うか? あるいは先生の周りにガイキチが多いとか」
 某2「じゃあさあ、天変地異で警察とか機能しなくなったら、みんなモヒカン軍団になって弱者を虐殺するっての? しねーってばよ。神戸とか、みんな大人しく秩序を再建したろ? モヒカン軍団は出現しなかったろ?」
 増田「関東大震災では皆さん、大暴れしましたよ? あと、アメリカのニューオーリンズも大災害で無法地帯化しました」
 某1「たった二つだけだろ、やまほど災害があるのに、なんでたった二つだけを取り上げるんだよ」
 某2「人間は群れを作る動物だから、秩序が崩壊したら、まずは秩序を作ろうとするんだよ。個人で暴れまくって略奪しまくり、なんてのは人間の本能に反してるんだよ」
 某3「だいたい、そんなことやってる暇あったら小説書いたほうがいいじゃん。空気とか訳わかんないものと戦うより、なにか創作して『神』とか言われるほうがずっと楽しいよ」
 増田「ぼくも基本的にはそう思ってるので、デモとかはいまやってない。1年はやってないな」
 某1「やってなくて、あんだけ掲示板で爆発すんのかよ! おかしくね? いや、おかしい(断定)
 増田「掲示板での話もやめますよ。一ヶ月くらいの間、頭がカッカして、小説のことが全く考えられなかった。あのままだと小説をまったく忘れるかもしれない。恐ろしい。だからやめた
 某2「おせぇ! おせぇよ!」
 増田「まあ、いまさら書いたことは取り消さないから仕方ない」
 某1「うおー、ムダに前向きー。増田先生すごーい(棒読み)」
 某2「いやー。イジメはむごいねー、ここまで人間の人生を歪めてしまうんだ……」

 そんな感じで、みんながわたしの精神を分析し始める。

 増田「それよりライトノベルの話しましょうよ。さいきん何が面白かったですか?」
 某1「あー、ジョジョが面白かった。乙一のジョジョ」
 増田「『The Book』ですか? あれはよかったですよねー。でも岸辺露伴の一人称がなんか違ってますよ。露伴は『うちら』とか『私』とか言わないですよね。『僕』ですよね」
 某1「ちげーよ、露伴の一人称は『この岸部露伴』w」
 増田「他に何かないですか? わたしはねえ。『神様のメモ帳』とか好きだね」
 某1「名前書くと死ぬんだろ、知ってる知ってる」
 増田「違うw これ」

 杉井光「神様のメモ帳」(電撃文庫)
 適度に社会派で、適度にコミカル。沈痛な空気に包まれた世界でも、明るく生きようというエネルギーが伝わってくる、いい本だと思います。2巻もあるよ。

 某2「あー、これね。これの価値はパンチラだけだよ」
 増田「これパンツじゃないんだよ、作者によれば」
 某1「ちゃんと反論しろよ、好きな作品ならw」

 こんな風にライトノベル話もちょっとはあったんですが、

 某1「増田先生、最近小説書いてんのー?」
 増田「持ってきたんですよ、いちばん新しい奴。『赤星サヨの革命戦記』長編版」
 某1「うおー、ノッてきたー! いいねいいね、みんなで添削しようぜ赤ペンでよー!」

 歌舞伎町の喫茶店で、4時間にわたり添削が続けられた。

 某1「かなり気合入れて仕事したよ、俺? なんつーかこれ、細かい直しじゃどうにもなんねーんだよね。根本的な美意識として構成がメッチャクチャなんだよ。作者、もの考えてねえ。つうか、スゲエ手抜きに見える。俺だったら全然別の作品にして、まあそれなりに読めるようにできると思うんだけど……言われてもワカンネーだろうなあ……」
 増田「うーん……? なんだろうそれ」
 某3「ちゃんと小説を読んでるのに、これのダメさが分からないのは、ある意味スゴイ」
 某1「説明できるもんじゃないんだよね。とにかく本屋に並んでる小説はこんな部品がバラバラの書き方してない。仮に構成がこのままでも、ものすげえ文章力とか、ものすげえ個性が尖っていたら、まあ注目はされるかもしれねーけど……
 あ、そうだ、ヒロインを赤星サヨじゃなくて、重信○子にしようぜ! 登場人物はみんなテロリストでよー。中途半端なんだよね増田先生はねー。どうせ反社会的なら、こいつ頭おかしー! やっちまったー! くらいのものを書こうぜ」
 増田「そんなん出版できませんよ」
 某1「バカかお前? 業界のなにを知ってるんだよ。『面白いけどネタがやばいからダメ』なら注目されて、連絡くらい来るっつの。だいたい2chとか見ててもよー。やりもしねえうちから『こんなネタはダメ』とか『市場はこういうのを求めてない』とか『だれそれが出版させない』とか、そんなに言い訳が欲しいのかね、ねえ先生?」
 増田「いや、ぼくに言われても。まあサヨのこの原稿に関しては、面白いと思ったものはタブーとか気にせず入れましたよ」
 某1「じゃあいいじゃん。何入れたっていいんだよ。単にやり方がヘッタクソなんだよ。もう超シンプルじゃん? どうすりゃ脱却できるのかは、俺しらん。考えろ」
 増田「う、うーん……?」

 こんな感じ。
 朝7時ごろに解散し、いちど家にもどって、コミケに行った。
 おお、徹夜したのに眠くない。体が軽く動く。わたしは走れるぞぉー!(禁止です)

 まさにコミケハイ!

 すごいですね、初音ミクは一夜にして最大勢力ですよ。
 いや、数を数えてないから最大とはいえない。
 だが男性向け同人で、もっとも勢いがある題材である、これはもう一目瞭然だった。
 グレンラガンは、残念ながらそんなに多くはない。
 あってもヨーコ本ばっかりで、キノンさんの本なんてわずかだ。
 キノンさん(第3部の)はデコスケしか見てないから、キノンさんを好きになるということは寝取られ趣味に近い。きわめてマゾヒスティックな趣味だ。そりゃ同人誌にするのは難しかろう。
 などとダメ人間なことを書いているうちに今年も終わりになってしまった。

 みなさんよいお年を。

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