ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 なんでも「ラブプラス」というDSの恋愛ゲームが大人気だそうですね。
 画面の中の女の子とのやり取りが楽しくて、廃人続出のすごさだとか。
 ううむ。
 「恋愛シミュレーション」は物語をたくさん詰め込めないから、1990年代でだいたい終わったジャンルで、そこから先は物語重視、ゲーム要素の少ないノベルゲームに移行していた……
 と思っていたのですが、認識が甘かったですね。
 わたし自身は「ときメモ」とかもやりましたが、「みつめてナイト」あたりで、「もう、このジャンルはやりつくした! 悔いは無い!」と言ってやめてしまいました。
 「みつめてナイト」はすごいですよ。「ときメモ型」の究極ですよ。
 主人公のパラメータを上げ下げしてヒロインに気に入られる、というのが「ときメモ型」ですが、それだとゲーム展開がワンパターンになったり、女の子の背景にあるストーリーをあまり描けなくなってしまう。物語要素が薄くなるんですね。この問題点にギリギリまで取り組んだのがみつめてナイトです。
 以下、すごい点を列挙!

 1、舞台は「戦乱のファンタジー世界」で、主人公は傭兵である。
 2、定期的に「戦争」というイベントがあり、主人公は女の子と付き合いつつも戦争に出かけていく。
 3、自国の内部でも「貴族と新興富裕層の対立」、「外国人排斥運動」などの火種があり、これらの政治的要素とヒロインの背景が密接に関わっている。
 4、セーラ様とは家庭教師という形でしか合えないなど、ヒロインとの交際のやり方に個性がある。

 簡易な操作、ゲーム性と波乱万丈のストーリーを兼ね備えた凄いゲームで……
 ヒロインもかわいいし……
 セーラ様とか、セーラ様とか、あと、セーラ様とか……
 ええと、わたしはセーラ様ばっかり狙ってましたが、どのヒロインも魅力的ですよ。
 
 なんの話でしたっけ?
 
 ああ、そうだ、ラブプラスの話だ。
 なんでも声優の丹下桜さんがこの作品で復帰されたそうです。
 丹下桜!
 1990年代、わずか数年の活躍で、多くのオタクを魔の道に引きずり込んで、流星の如く消えていった伝説の声優! 彼女の「はにゃーん」で骨抜きにされて人生を誤った人間がどれほどいることか! まあ5万人は軽いですね。
 「カードキャプターさくら」を正座して観ていた人間としては、興味を持たずにいられない。
 なぜ10年近くにもわたって声優活動を休止していたのでしょう。
 私の憶測ですが、アニメ「無限のリヴァイアス」が辛かったのではないか。
 だってあなた、ヒロインの一人なのに、集団で暴行を受ける(明言されないが、強姦にしか見えない)んですよ。
 股間から血を流して、丹下桜の愛らしい声で「見ないで……みないでェーッ!」って。
 晩飯時に全国的に放送されちゃったんですよ。
 黒田洋介がやっちまった! って思いましたよ。
 まさに「黒のリヴァイアス」。
 あのシーンは物語的に必要だったと思うし、結局こずえ(丹下桜演ずるキャラ)はある程度の幸せを手に入れます。「意味のある鬱展開」です。
 でもなあ……ちょっとなあ……
 まあいい。リヴァイアスが辛かった、は私の憶測に過ぎない。

 で、丹下桜がいて……ああ! 皆口裕子もいるのかあ!
 セーラ様だ! 撫子さんだ! 秋子さんだ!
 くそう! なんかこのゲーム、声優の選び方が90年代だ!
 なんで今の売れ筋(田村ゆかりとか)じゃなくて、丹下桜と皆口裕子なんだよ!
 これであとは岩男潤子がいたら、もう私は理性を失っていたでしょう。
 欲しいけど買わないぞ!
 こんなもん買ったらきっとサルになって人生が終わる!
 家賃もヤバイのに買っていられるか!
 
 で、ふと思ったんです。
 たぶんですね、こういう恋愛ゲームにハマッた経験って、たぶん私より上の40歳くらいのオタクにはないと思うんですよ。だからたぶん、「オタク趣味」の中で「女の子(萌えキャラ)」の占める割合が高くないんですよ、高年齢のオタクは。女の子のことなんて、かなりどうでもいいんじゃないかなあ。
 40歳~45歳くらいのオタクと喋る経験が何度かあって「ああ、感覚の断絶がある」と確信しました。
 私が「岡田斗司夫はオタキング」と言われて強い違和感を覚えるのは「岡田斗司夫はまったく萌えオタじゃないから」です。
 どんな特撮に詳しくても、二次元美少女でハアハアしない人は、たんに特撮マニアであって、別の人種だと。「オタクというのは性愛の問題」だと私は思うから。
 私より若い20歳~25歳の人になると、「オタク=萌えオタ」の傾向がもっと強くなって、ロボットアニメを見ていてもメカにはぜんぜん注目していなかったりします。「ロボットの動力が核融合か、重力縮退炉か」なんてことはどうでもいい。口を開けばキャラ萌えと声優の話です。
 彼らと、「メカばかり注目している40代のオタク」は全くの異民族です。
 だから……
 このへんの「オタクといってもいろいろあって断絶がある」という事実は大事ではないかと。
 ごっちゃにして単一のイメージで語ると「オタクが描けてない」と言われるのではないかと。
 ああ、今回は男性のオタクに限定して書きました。
 本田透みたいな40歳で萌えオタ、という人もいるわけで、仮にああいう人が例外じゃなくて大勢いるっていうんなら、私の考えは間違いになります。
 だからまだ考え中。
 

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