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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 いま「THE UNLIMITED 兵部京介」の第二話見てて、やばい、面白くてやめられない、寝坊する!
 無理にでも寝ないと!
 
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 アニメ「琴浦さん」を見た。
 事前情報を知らなかったので、まさか鬱アニメだとは思わず本当に驚いた。
 まどか☆マギカは脚本家がああいう人だから多少は身構えていたけど、琴浦さんはキャラの絵だけ見て、ホノボノ路線だと疑っていなかったから。
 最初の10分間のスーパー虚淵タイム(暗い話をぜんぶ虚淵っていうのはヤメロ)でド肝を抜かれ、後半との落差にボーゼンとした。
 いや、だってさあ、

 たった一人の友達だった猫を殺されて凄い顔で慟哭。荘厳なBGM。
 すべてに絶望した彼女が、いまの学校に転校してくる。どうせ、ここだって同じ……
 いままでいなかったタイプの少年に出逢って、暗い世界がパリンと割れる。→OP

 この間、わずか1分半だよ!?
 なんだこれぇ!?
 製作者の作戦に完全にハマりました!

 うん、わたしこういう話好き。
 超能力ゆえに心を閉ざしてしまった女の子の話。
 そういう女の子が、アホでスケベだけど真っ直ぐな男の子に出逢って救われる話。
 で……ネットの感想を見ると、称賛の声とともに、「不自然だ」「琴浦さんに共感できない、自業自得だろう」という非難の声もたくさんある。
 うーん、そう言われると胸が痛む。
 擁護したくなる、こういう子!
 琴浦さんがコミュケーションの努力を最後の最後までやり尽くしたかと言えば、やってない、途中で諦めたんだと思う。なんかもうどうでもいいや、と思った瞬間があった。ぜったいあった。
 その「どうでもいいや」は、テレビやパソコンのこっち側の安全なところで暖衣飽食している人間にとっては「なんでその程度で心が折れるの?」「もっとやり方あるでしょ?」なのだと思う。
 でも、本人の立場に立ってみれば、諦めるのも無理は無いと思う。
 俺なら絶対耐えられない! よくがんばった! 君は悪くない!
 ひどい目にあったからコミュケーション不全になったのか、コミュケーション不全だからひどい目にあったのか、批判する者は後者だと主張するが、俺は「そんなの卵と鶏だ。いまさらどっちが先なんて判るものか」って思います。

 猫に関しては私も首を傾げました。「家で飼えばよかったんじゃないの?」とか「保健所に連れて行かれても、すぐに引き取りに行けば助けられたんじゃないの? 慟哭するのは保健所に行ってダメだった時でいいんじゃない?」とか、そういうツッコミも出てくる。(私が言うまでもなくネット上に溢れているツッコミ)
 でも、脳内補完してツジツマを合わせたくなる。なんとか「仕方なかったんだ」って言いたくなる。
 暁美ほむらと同じ。「ほむらは適切な行動をとってない、もっとこうすれば良かった」って言われる度になんとか理屈をつけて擁護したくなるのと同じ。ほむほむマジほむほむ!

 こういうコミュケーション不全の女の子の話って、
 女の子のほうを自分と重ねるか、それを助ける男の子に自分を重ねるか、両方のタイプがいると思うんですが……
 うーん……
 俺は明らかに女の子のほうです。いつもそうです。
 俺キモいなー。キモくてもいいや。
 
 あと金元寿子がますます好きになったよ!
 「ジャンプスクエア」をパラパラ読んでいたら、新しい漫画が目に入った。
 へえ。八重の桜。NHK大河ドラマみたいなタイトルだな。
 会津藩が舞台なのか。山本八重が主人公なのか。じゃあ内容も似てるな。
 って、似てるんじゃなくて、大河ドラマそのもののコミカライズだ!
 まさかジャンプスクエアが大河ドラマとコラボしてくるとは思わなかった。
 っていうか、なにこれ絵が可愛い。
 ヤエちゃん太眉かわいい! って叫びたくなる。
 女の子だって偏見に負けず銃を訓練して強くなるんだ! みたいな第1話。
 表情の変化と元気ハツラツぶりが、すごく良い。
 なんのために強くなるのか、自分のためなのか、家のためなのか、藩を防衛するためなのか、第一話では見えないのがやや不安なんだけど、「因習と戦う明るい健気な主人公、そのかっこよさとかわいさ」を、体全体を使って表現していて、すごく引き込まれる第一話だった。
 この先どうなるんだろう、戊辰戦争が中心なのか、明治になってからの話が主なのか……あんまり主人公がオバさんになるのはマンガとして辛いから戊辰戦争かな? 
 会津藩をどのくらい美化するんだろう。会津藩を「清く正しい武士、なんにも悪い事してないのに薩長に侵略された被害者」として描く歴史観は、うーんどうなんだろう、なんか旧日本軍を美化するかの如き偏向だよね、会津士族は焦土作戦を行ったりして、農民から酷く恨まれていたんだよね、農民に恨まれていたのは、戦争に負けた理由の一つ。
 そのへんはどう描くのかな、あんまり「会津は立派キリッ」で終わらせてほしくないな、せっかく歴史漫画なんだから単純な善悪対立では終わらない深みを……
 などとグダグダ書いてしまったのも、期待しているから。
 大河ドラマはたぶん見ない(家にテレビ無いし)が、このマンガには大期待!
「ばくおん!」の2巻も買ったので、その話もしたいが……

 まあそれより、「劇場版 まどか☆マギカ 前編 始まりの物語」を観てきたので、そっちの話をしよう。
 ストーリーはTV版と同じ、ややダイジェスト版で、映像的にも若干強化されている程度だった。
 マミさんやさやかの変身シーンは良かったが、でも、「TV版とはぜんぜん違う、ケタ違いの映像美」「劇場ならでは」を期待すると「え。」とガッカリするだろう。私はちょっとガッカリした。
 とくに女の子の顔に不満が。
 可愛いとは思うんだけど、なんか映画の画面サイズでみると、情報量が足りないのか、シンプルすぎる線というか……デフォルメが効きすぎというか……
「あれ? こんなもんだっけ? テレビでみたときはもっと美少女だとおもったんだけどな」という気がした。
 とくにほむら。作中で美人と明言されてるんだから、他のキャラより明確に美しく気合を入れて描いたほうがよかったのでは……いや、ほむら大好きだよ! 大好きだからこそ、もっともっと可愛く描いてほしかったんだよ!
 
 テレビ→劇場版で、いちばん強化されていたのは、背景美術……それも魔女空間ではなく、見滝原の景観ではないか?
 超高層ビルが林立してるし。学校は大聖堂だし。上条くんの家が和風の豪邸になってるし。地面に並ぶ石の陰影が描き込んであるし。
 なんかファンが望んでる方向と違う。
「コレ誰が得すんの? 略して誰得」って思いながら観ていた。
 
 でも。
 懐かしかった。TV版を観ていたのはわずか1年7ヶ月前なのに、数年ぶりに「懐かしい人達」に再会したようで涙が出そうだった。手に汗握って毎回みていた、2chのスレが凄まじい速度で流れていくことに興奮をおぼえていた、TV版放映時の「熱さ」が蘇った。頭の中を毎日、多数の空想が走り抜けて、心が現実世界から飛び出しそうだった、あの幸せな2011年。(地震が起こるまではね)
 どういうストーリーになるかは何度も観て知っていたので、先を空想することはなく、そのかわりにキャラの心情に入り込んで観た。
 さやかにこんな感情移入できたのは初めてだった。
 TV版では「まどかは主人公のはずなのに変身しないww」って思いながら観ていたが
 劇場版では「まどかが主人公のはずなのに」という前提すら無く、100%、さやかの物語。
 死霊傀儡伝さやか☆マギカ。
 やなタイトルつけんな! 重大なネタバレが含まれます!
 感情がすごく大きく揺れ動かされて、これからの展開をすべて知っているのに、「どうなるのか観たい。すぐ後編を観たい。放っておけない」というくらいに引きこまれた。
 
 やっぱりオススメだよ。
 ジャンプのラブコメ漫画「ニセコイ」がけっこう好きなんだけど、今週はすごかった。
 ウヒャアとか思った。
 だって男の子と女の子が鍵と鍵穴を持って、真っ赤になってドキドキしながら、鍵が合うかどうか確かめるんだよ?

 カアァァァッ
「行くわよ……」
 ドクンドクン
「入っ……」
 
 おい!
 なんだこれ!
 そのまんますぎてメタファーですら無い!
 もっとやれ!

 ごく普通の連想だよね、と思ったが、検索してみると、アレを連想した人は、あんまりいないらしい……?
 お、おれはゲスだったのか……?
 ムッツリだったのか……?

 


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