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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 SHIROBAKO22話を見た。
 結局、平岡は、「いままで先輩や同僚に恵まれなかっただけ」なのか。
 たまたま軽い扱いばかり受けて、尊敬すべき人もおらず、失敗した時にフォローしてくれる人もおらず、それでやさぐれてしまった。
 今までの会社ではそうだったけど、ムサニなら大丈夫、ここなら苦しみをわかちあい、ねぎらってくれる友がいるよ、心を開いてもいいんだよ、みたいな、そんな感じか。
 私が望んでいた「平岡よ、アニメ界のブラック側面を糾弾して欲しい」は果たされそうにない。
 見当違いの願いだったようだ。
 考えてみれば、サービス残業とかの面が糾弾されないのは、このアニメでは仕方ないことなのかもしれない。
 いままでだって、カネの話は徹底的に排除されていたからね。

 結局、精神論で解決しちゃうのかよ!
 酒のんで愚痴言って解決って昭和だろ! 酒が嫌いな人だっているのに!
 こんなことだから勘違いしてムリヤリ酒飲ます人が出てくるんだ!
 敗北寸前の軍隊は増援の代わりに勲章とか感状とかを連発して誤魔化すよね!
 などと、嫌味を言いたい気持ちは沸き起こってくる。
 でもなあ……
「ひょーしょーじょー! ひらおかだいすけどのー!!」には感動して、ウルッと来ちゃったなあ。
 あれに感動する俺は、もうダメだ、昭和のオッサンなんだな。
 それにしても、なんで日高屋なんだろうね。
 
 平岡は救済された。きっと次回の「続・ちゃぶ台返し」では活躍するんだろう。

 たったひとり、救済されないで残っている、ずかちゃんが気になる。
 SHIROBAKOでは、「人と人の繋がりの大切さ」がなんども描かれた。
 「どんなすごい人間も、天才や超人さえも、単独ですごくなったわけではない」
 かならず支えてくれた人、導いてくれた人、ときには叱ったくれた人がいる。と描いてきた。
 でも、ずかちゃんは、前半では先輩との師弟関係が描かれたけど、後半ではほとんどなし。
 一人で奮闘しているだけ。21話ではコネを作る機会を断ってしまった。
 ヤバイ、ヤバイぞ……
 とどめに杉江さんの「才能とはチャンスを掴める握力。自意識過剰でチャンスを逃した人間を何人も観てきた」という発言だ。
 ほんと、この科白は喪黒福造の「ドーン!!」に匹敵する「とどめ」だよ……
 
 でも、おれはずかちゃんが成功を掴んでくれることを願ってる!
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 田中芳樹「タイタニア」5巻が売っていたので、「ウヒョッ!」と奇声を発しつつ買った。
 これが最終巻だ! 27年かけて完結した!
 (そのうち22年は中断していたけど!w)
 うーん、面白い! 読む手が止まらない!
 宇宙を支配する一族タイタニアの凄惨な内乱。激化また激化、逆転と謀略、それらが積み重なって、悲劇的なラスト……!

 4巻ではただのアホだったラドモーズが、化ける!
 3巻でゼルファが化けたのと同じくらい化ける!
 ファン・ヒューリックが戦術家ぶりをちょっとだけ発揮! やられたまんまじゃ終われないよね!
 まさかの超巨大宇宙戦艦出撃! 敵味方を蹴散らす!
 あんなデカブツは役に立たないと散々言われたのに強い!
 裏切り、また裏切り、もう誰が誰の味方なのかわからない!
 そして、それらすべてを画策していた黒幕は……!
 黒幕の真意をみごと分析してのけるドクター・リー。
 黒幕を動かしていたのは、あまりに歪んだ幼児的願望だ。
 そんなもののためにタイタニア一族が殺し合いをさせられ、何十万という一般市民が道連れにされたのか。
 そこまでの怪物を育て上げてしまった、タイタニアの闇の深さ……!
 最後の最後で心が通う、ジュスランとイドリス。
 そして、ラストシーンは、権力の虚しさ、平凡に生きることの尊さを描き、ささやかな愛を描く……

 4巻を読んだ時も思ったけど、そうくるか! と、常に予想を超える展開。
 どっちに行っちゃうんだ! という展開と、入り乱れる登場人物たちが、でもピタッと一ヶ所に収束する。
 おおっ! って思った。
 ある意味、「逆デウス・エクス・マキナ」とでも言うべき展開ですよね。
 神様が出てきてみんなを助けてくれるデウス・エクス・マキナじゃなくて。
 いちばん悪いやつ、大魔王がでてきて、そいつをみんなでボコることで、いままでの対立や怨恨を解消するという。
 人間関係も入り組んでいるし、対立の構図もややこしいんだけど、でも4巻5巻は「こいつが悪い」という「ラスボス」がいる話なんですよね。3巻までのタイタニアは、「こいつがぜんぶ悪い」ってのはなかったはず。
 次元の違う外道を出すことで、権力闘争だったものを「魔を討つ戦い」に質的変化させたんだね。
 タイタニア3巻までは「思想対立ではなく、単に権力闘争である」という点で「銀英伝とは違う」。
 でも4巻5巻は「明確な倒すべき悪」が出てくる「魔物退治」の話であるという点で「銀英伝とは違う」。まあ銀英伝でも地球教とかは「悪の黒幕」として否定100パーセントで描かれていますが……
 あと、ファン・ヒューリックが完全に脇役だった。意外。
 彼はタイタニア内乱と崩壊の引き金を引いた人物ではあるけど、そのあとは概ね受動的で、「なにがなんでもあれをやるぞ」という情熱・野心・怨念に欠けていた。とくに4巻5巻では「有能な善人」というだけの存在だった。
 もう少し主役っぽく活躍するだろうと思っていたので驚いた。
 
 1巻から3巻までをもう一回読み返したいなあ。
 終わりを知った上で読んだら、違う楽しみがあるだろうなあ。

 井上純一「中国嫁日記4」買いました。
 すごく笑えるとか感動できるってわけじゃないけど、ほんのり面白くて買ってしまう。
 「感動」という点で言うなら、このシリーズで一番感動するのは「月とにほんご」。
 あれはドラマチック。とくにソンヒ君とニコニコさんの友情が。
 4巻はそれと比べて、ググッと心を動かされる話ではないけど、でも読みたくなる。
 後半は、「なぜ子供が出来ないのか」という苦悩と、「男性が原因での不妊」について描いている。男性が原因の不妊といえば「無精子症」だと思っていたんですが、それ以外にもあるんですね、知りませんでした。
 深刻な悩みだと思うんだけど、でもそれでも私の心は動かされなかった。
 「ふうん……」という感じ。
 どうしてなんだろう。
 「子供を作る」ということが、私にとって、あまりに遠くなってしまって、気持ちを想像すらできないのかな。 

 で、「作者がツイッターなどで匂わせていた、大変なこととは、この男性不妊かな」って思っていた。

 ち、ちがった!!
 井上純一の新ブログを読んで仰天。
 とんでもない出来事が襲っていた!

 K水! K水! とんでもないことを!

 これから詳しく明らかになるんだと思うけど。
 井上純一と10年間一緒に暮らし、家事などの面倒を見ていた、会社を共同経営していた、謎の男・K水。
 私は以前から「何者なんだろう」「どういう関係なのだろう」と疑問で仕方なかった。
 なんで男と男が10年間も一緒に暮らすんだ?
 中国嫁日記4でも「ゲイだと勘違いされる」ってエピソードがあるけど、そりゃあ勘違いされますよ。
 まあ実際には同性愛じゃなくて友達なんだろうけど、でも生活を共にしてもいい友達って、やっぱり「どういう……?」って気になりますよね。
 それだけ信頼していた相手に……ああいうことされて、なんてツライだろう、と同情する。
 同情するけど、下劣な好奇心が沸き起こってきて、「これを機会にK水のことを全部描いて欲しい」とも思う。

 池田邦彦のマンガ「でんしゃ通り一丁目」最新話を読んだ。
(週刊漫画ゴラクに不定期連載)
 池田邦彦は、主に鉄道の漫画を描いている人で、国鉄の車掌を描いた「カレチ」が有名だ。
 人情話や、新米が失敗を通じて成長する話、プロが意地と職人芸を見せて事態を解決する話などが多かった。毎回、新鮮な感動があった。
 ところが、ラストは国鉄解体を描いたどシリアスな展開で、主人公が心を鬼にして労働組合と対決し、「国鉄には立派な男もいたが、全体としては腐敗した組織で、滅びるべくして滅びた」という非常に寂しい感じで終わった。人も死んだ。本当に驚いた。鉛の塊を食ってしまったような読後感だ。
 そんなわけで、豊富な知識に裏打ちされた鉄道漫画の描き手です。
 癖になるよ!
 「でんしゃ通り1丁目」は都電の話ね。これはカレチの時代よりももっと前、昭和30年くらいが舞台ですね。
 カレチ終盤みたいな暗さはなく、人情モノや、ほのぼのした話がメインで、たまに社会派のネタが入る。
 社会派のネタの扱い方も、ユーモアがあってなおかつズッシリと刺さるんだ。
 で、これは前置きとして、最新話は……
 ハチ公みたいに、いなくなった飼い主を待ち続ける迷い犬の話。
 その迷い犬は、ある特定の都電にだけ吠える。
 実は都電の色に理由があった。アメリカのフィラデルフィア出身の犬で、そこの路面電車と同じ色の電車に吠えていたのだ……
 進駐軍の家族が飼っていた犬だと分かる。
 飼い主が見つかって、めでたしめでたし。
 いやちょっと待って!
 犬って、色がわからないよね!?
 「特定の色の都電に反応する」とか不可能だよね!?
 これだけ博識な作者が、こんな初歩的ミスをするなんて。
 俺の知識がおかしいのか?
 「赤や緑は分からないが黄色は分かる」とか、そういう事実があるのか?
 それともセリフやストーリーを間違って解釈ている?
 雑誌を買ってきて、もう1回読み返そう!

 アルドノア・ゼロの2期が始まったので見た。
 1期は皆殺しエンドに見えたけど、実はみんな生きてました!
 えええええ!?
 イナホ君は相変わらず「一人だけ天才」で、すごい作戦を思いついて敵のロボットを打ち破ります! 1期と変わらない!
 っていうかこの作品の「軍人の無能ぶり」はすさまじいレベル。
 なんで毎回毎回、イナホの引き立て役やってんのですか。
 主人公を頭よくして活躍させるために他を全員バカに設定する、というのをずーっとやっているアニメで、もうご都合主義にもほどがあるわ、と……
 思うんだけど、思うんだけど、でも 見ちゃうし、イナホが出てきて活躍すると「キターッ」ってワクワクしてしまう。
 俺一人だけ頭が良くて、敵をバッタバッタ倒して策略も見抜いてしまう、という「俺TUEEならぬ、俺ATAMAII」は、やっぱり願望としてあるんだよな。ツボなんだよな。
 その願望充足に特化した作品なので、とうぜんご都合主義もやりますがご了承ください、って胸を張って、最初からブレてないから、「作品の前提、ジャンルにツッコんでも仕方ない」という感じで、俺の中で受容されてしまっている。
 
 あとは敵側主人公のスレイン君が、どこまで悪に堕ちることができるか、という楽しみ方もある。
 あいつが何を考えているのかよくわからないぞ。
 姫のことを大事に思っているらしいのに、姫最大の願いである和平をどうして踏みにじることができるのか、一時の方便なのか、スレインの中でどうやって納得させてるのか……
 姫を治すまでの一時的な演技なのかな。
 姫が重傷を負った時点では、ザーツバルムに協力することが、姫を治す唯一の道だった?
 地球側に投降しても治療は受けられるんじゃないか?
 地球側は姫を利用しようと企んでいる「信頼ならない勢力」だが、利用を企んでるのはザーツバルムも同じ、あるいはもっと卑怯だしな。
「いくらでも手を汚し、火星の罪全てを自分で引き受けよう」「そして、目覚めた姫に撃ち殺されたい。そうすることで、はじめて自分の罪は償える」くらいに捻じれちゃってるのかな。ありそうだな。
 スレインには関心があるけど、ザーツバルムにはすっかり関心を失いました。
 私はあいつのことを、「ちゃんと信念と覚悟をもって自己責任で悪役やってる、敵ながらあっぱれなヤツ」だと思っていたんですよ、途中までは。
 でも1期ラストで「豊かな地球人に私の気持ちがわかるものか!」とか泣き言いいだしたので、「えーっ……」と私は萎え萎え。悪役としての格が下がってしまいました。
 大尉とたいして変わらないダメ大人になっちゃいました。
 そういえば大尉はどこに消えたんですかね。
 というわけで、さんざん文句を言いつつも術中にはまってます。


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