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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 アルドノア・ゼロ。
 「スーパーロボット的な侵略宇宙人に、リアルロボットが作戦で立ち向かう」話だった。
 最初はたぶんそういう話だった。
 圧倒的に強い相手をどうやって打ち破るか、という。
 でも主人公サイドが宇宙戦艦を手に入れて、敵側の内情がいろいろ描かれて、そういう単純な対立の構図は壊れてしまった。そもそも8話、9話、10話は戦闘シーンがほとんどない。
 ネットでは、ここ3話くらいの展開を「グダグダだ」「ご都合主義だ」「脚本の都合でキャラが動いてる」と批判するものも多い。(褒めてるものもたくさんいるけど)
 私は……うーん……「スーパーロボット対リアルロボット」でなくなってしまったのは残念だけど、でもその構図自体が、話の導入に過ぎなかったのかもしれないし……
 かってに「こういう話だ」と思い込んで、「裏切られた」って言ってるだけかもしれない。
 いまでも十分に、感情と知的好奇心を刺激してくれるアニメだ。
 明らかになった敵の内情は、興味深いものだった。
 火星は「ちゃんとした帝国」じゃなくて、「北朝鮮並みの貧乏国が、たまたま超兵器を手に入れた」ような国だった。
 悪役であるザーツバルム伯爵のキャラも興味深い。
 複雑な陰影のあるキャラだよね。
 ツッコミどころはあるんだよ。
 自分のほうから地球に侵攻しといて、「婚約者が死んだから仇を取る」ってのは……おかしくありませんか?
 それは自業自得っつうか……あなたがやるべきことは地球と戦争することじゃなくて、革命を起こして「愚かな火星の体制」を覆すことじゃないですか? 皇帝を脅して、アルドノアの使用権を国民に解放させればいいのでは?
 愚かな国だと自覚しているが、民を食わせるためには地球を征服するしか無い、いまさら後戻りしても餓死するだけだ、それはわかるけど……
 まあ、そのへんの「封建領主の限界」を含めて興味深いキャラだ。
 革命までは発想できないんだろうな。その限界内で、人として最大限、良くあろうとしているんだろうな。
 印象に残る悪役だ。

 細かいツッコミどころとしては、ザーツバルムが「船のドック」を「ドッグ」って言っちゃった(少なくとも、俺にはドッグにしか聞こえなかった)とか。
 あの位置関係でスレインの手鎖だけ撃つのはムリだろうとか。

 でも面白い。
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 アオイホノオあいかわらず面白いけどさー。
 公式サイトで岡田斗司夫がいろいろ言ってるのに「えっ」と驚かされる。
 「庵野秀明はとんでもないリア充野郎で、彼女が途切れたことがない」とか。
 馬鹿な。一体どんな魔法を使えば、半年間風呂に入らない男が彼女を作れるのか。
 岡田斗司夫、あなたはそれを書くべきだ。ダイエット本を超えるベストセラーだ!
(どっかですでに書いていたらすいません)

 っていうかさあ。
 俺は昔、碇シンジを見て「シンジ君は僕なんだ! 庵野という人は僕の心をわかってくれたんだ!」って思っていたんだけどさー。
 もう馬鹿丸出しですな、当時の俺。
 自分の勝手な思い込みだったけど、でもショックだわー。
 彼女が途切れたことない人に我々(勝手に複数形)の何がわかるというのか!?
 シンジ君の何がわかるというのか!?

 コンビニで「アオイホノオ タイミングだけの高橋留美子」を買ってきて読んでいる。
 ドラマ版とは話の順序が違うんだけど、「マンガ原稿の持ち込みをしてショックを受ける」「庵野の作品にショックを受ける」などのエピソードが出てくる。
 ドラマ版でもそうなんだけど、モユル君の「そのダメっぷり、わかるわかる」というところは、「負けた時に他者のせいにする」だよな。
 ジャンルが自分に向いてなかっただけだとか、編集者に見る目がなかったとか言ってしまう。
 「俺はマンガに向いてないけどアニメなら……」とか、「ジャンプならわかってくれる」とか、「SFというジャンルだったのが悪かった、学園マンガなら……」とか。
 「能力が足りなかった」「足りない部分を鍛えよう」ではなく、今の自分のままで受け入れてもらえる「競技」がどこかにあるんだと思っている。
 ダメな奴の特徴だけど、でも、ものすごく共感できるな~。共感できちゃいけないんだけど。
 この状態から、いったいどうやってプロの漫画家になったのか……
 いつ、どうやって覚醒したのか。
 最新の連載を読んでみればわかるのかな?

 でもモユル君は19際だしな。いくらでも可能性がある。
 29歳で同じことを言ってたら、ヤングアニマルの「描かないマンガ家」になってしまう。
 39歳だと? 俺だよ! 俺になるんだよ!

 アニメの話の続き。

 「アカメが斬る!」の4話が面白かったよ。
 今回の悪役、ザンクさんが実にいい悪役だった。
 「自分の能力をペラペラしゃべって自慢しながら戦う」のって馬鹿だけど、「なぜ、そうするのか」が最後に明かされて、一気に深みが出た。
 ゲス野郎なんだけど妙に愛嬌があるし、外見がなんとなくジョジョのディオに似ていて「醜男になったディオ」「こんなディオは嫌だ」という感じで面白い。
 アクションシーンもハッタリが効いていていいなあ。
 どう考えてもリアルな剣戟ではないと思うけど、でも好き。
 少年漫画的にケレン味があるというか……
 ロボットアニメのバトルシーンに求めるものと同じかっこよさ。
 
 で、ウィキペディアを覗いてみて、すごいネタバレを見てしまって。
 うおー。あいつもあいつも死ぬのかよ。

 アニメ「アルドノア・ゼロ」の5話をみたよ。
 うおー、「火星人は短命」説が即座にひっくり返ったよー。
 まあ自分でも与太話のつもりだったけど。
 相変わらずダイナミックな展開で面白いんだけど。
 敵も味方も、大人たちが無能すぎるのがちょっと気になるな。
 でもなー、現実の軍人たちも後世の人達から見れば、「なんでそんなことも分からないの?」って言いたくなること、けっこうあるからね。
 敵側にも知恵者がほしいとは思う。いたら、もっと面白くなると思う。

 あと、敵のカタフラクト(ロボット)のアルギュレについて。
 弾丸をビームサーベルで斬りおとせるくらいスピードがあるのに、パワーは練習機と互角くらいで、「そんなのおかしいだろ」ってツッコまれてるけど……
 このアニメに限った話じゃなくて、たいていのフィクションではそうなんだよね。
 目にも止まらない速さで走り、銃弾を避けられるキャラが、とくに怪力じゃない。
 サイボーグ009の時代から、すでにそうなのかな?
 これは科学的にはおかしいよね。
 クルマや飛行機を見れば分かる通り、高い速度を出すにはエンジンパワーと、空力的洗練と、フレームの剛性……これが全部必要なんだよね。「パワーはないけど速い」というのは物理学的におかしい。
 あちこち工夫すれば多少は速くなるだろうけど、2倍3倍の速さが欲しいならパワーを上げるしか無い。
 予知能力なんかで敵の行動を先読みする「早さ」ならパワーがなくてもいいけど、純粋に速度が高い「速さ」は、必ずパワーを必要とする。
 でも、「パワーとスピードは別のもの」って定着しちゃってるからな。
 すでに定着しちゃって「フィクション界の常識」になってるものを今更覆すのは難しいんだろうな。
 覆してもSFマニア以外は喜ばないかもしれないし。


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