ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設
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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 アルドノア・ゼロ。 「スーパーロボット的な侵略宇宙人に、リアルロボットが作戦で立ち向かう」話だった。 最初はたぶんそういう話だった。 圧倒的に強い相手をどうやって打ち破るか、という。 でも主人公サイドが宇宙戦艦を手に入れて、敵側の内情がいろいろ描かれて、そういう単純な対立の構図は壊れてしまった。そもそも8話、9話、10話は戦闘シーンがほとんどない。 ネットでは、ここ3話くらいの展開を「グダグダだ」「ご都合主義だ」「脚本の都合でキャラが動いてる」と批判するものも多い。(褒めてるものもたくさんいるけど) 私は……うーん……「スーパーロボット対リアルロボット」でなくなってしまったのは残念だけど、でもその構図自体が、話の導入に過ぎなかったのかもしれないし…… かってに「こういう話だ」と思い込んで、「裏切られた」って言ってるだけかもしれない。 いまでも十分に、感情と知的好奇心を刺激してくれるアニメだ。 明らかになった敵の内情は、興味深いものだった。 火星は「ちゃんとした帝国」じゃなくて、「北朝鮮並みの貧乏国が、たまたま超兵器を手に入れた」ような国だった。 悪役であるザーツバルム伯爵のキャラも興味深い。 複雑な陰影のあるキャラだよね。 ツッコミどころはあるんだよ。 自分のほうから地球に侵攻しといて、「婚約者が死んだから仇を取る」ってのは……おかしくありませんか? それは自業自得っつうか……あなたがやるべきことは地球と戦争することじゃなくて、革命を起こして「愚かな火星の体制」を覆すことじゃないですか? 皇帝を脅して、アルドノアの使用権を国民に解放させればいいのでは? 愚かな国だと自覚しているが、民を食わせるためには地球を征服するしか無い、いまさら後戻りしても餓死するだけだ、それはわかるけど…… まあ、そのへんの「封建領主の限界」を含めて興味深いキャラだ。 革命までは発想できないんだろうな。その限界内で、人として最大限、良くあろうとしているんだろうな。 印象に残る悪役だ。 細かいツッコミどころとしては、ザーツバルムが「船のドック」を「ドッグ」って言っちゃった(少なくとも、俺にはドッグにしか聞こえなかった)とか。 あの位置関係でスレインの手鎖だけ撃つのはムリだろうとか。 でも面白い。 PR |
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