ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設
ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。
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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 杉井光「神様のメモ帳」9巻が出たので買った。 最終巻だ。 もう3年も刊行が途絶えていたので、ああ、もう読めないかな……と思っていた。 大方の予想通り、ラストの物語は謎めいたヒロイン・アリスの物語だった。 出生の秘密、遺産をめぐる陰謀、毒々しい一族との対決。 ラスボスというには、意外とスケール小さかったな、というションボリ感もあるけど…… マスコミも警察も動かせる巨大財閥と戦ってるはずなのに、6巻のチャイニーズマフィアあたりのほうが強敵感あるぞ。 っていうか、いちばん「底が知れない敵」は8巻にでてきた「四代目のオヤジ」かなあ…… でも読めてよかった。 「感情を動かされること」が「感動」なら、間違いなく感動した。 いつものメンツの、いつものかけあい、いつもように落ち込んでいつものように再起する主人公が懐かしくて仕方なかった。 終盤の、「あなたがいま手にしているこの本である」。 これにはやられた。 現実とフィクションの間の薄膜が破れるクラクラ感でグッとつかまれた。 最後にしかできない大技だ。 アリスの一風変わった毒舌愛情表現が好きだった。他のキャラクターたちも好きだった。 だから、彼ら彼女らの結末を見届けることができてよかった。 しかし…… なんでアリスの一人称が「ぼく」なのかは最後まで謎だった…… ティプトリーが好きだから? 一人称以外、性別を偽るようなところはまったくないのにね。 過去の巻、とくに気に入ってる6巻をまた読み返そう。 PR |
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