ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 あれ、でもツイッター見ると、まだ結論出てない?
 可決ってのは、マスコミの勇み足?
 どうなんだ? 気になって眠れねーよ!!
 都条例の改正案、エロ漫画規制について、政治家の人たちにメールを送っていました。
 なんかネットでは「今回は可決の可能性高し!!!」とか言われちゃってるから。
 可決されるなよー。
 テレビではほとんどやってないね、新聞でも、チョコチョコしか記事がない。
 歌舞伎役者のケンカより重大だと思うんだが……
 だって石原慎太郎VS出版社連合だぜ。角川・集英社・小学館・講談社などが総ボイコットだぜ。全面対決姿勢だぜ。

 まあ、とにかく。

 3月の案よりも良い部分はある。
 「非実在青少年」という意味不明の概念がなくなったこと。
 それから「都民は児童ポルノを所持しない義務を有する」という「単純所持の禁止」がなくなったこと。
 このへんは、前の案よりも良くなったと言える。
 今回は、「刑罰法規に触れる性交や、近親間での性交を不当に賛美・誇張した描写」を規制するのか……
 なるほど……と言いたいけど、「不当に賛美しているかどうか」って、それ、誰が、どんな基準で決めるの?
 いちばんヘンテコな部分が直っていない。
 前回の条例案の時も、「しずかちゃんや綾波レイのヌードは規制されませんよ」とか東京都は言っていたけれど、その判断の根拠は? 明文化されているわけでも、裁判の判例があるわけでもないのに? 漫画の専門家でもなければ法律の専門家でもない人が決めちゃうのか?
 怖くねえか?

 あと、石原慎太郎が問題発言を連発して、不信感を煽りまくり。
 条例案には「性犯罪を賛美する描写を規制」としか書いていないのに、「同性愛者がテレビに出ていることが有害」「夫婦の営みを子供に見せるのが有害」とか、性犯罪と関係ないことばっかり言ってる。
 同性愛って性犯罪なんですか? ハア? 
 これじゃあ、「もっともっと規制対象を拡大する気だろう?」って私は疑う。
 出版社も疑ったから対決姿勢なんだろう。

 「不当な賛美、の基準がわからなくて怖い」
 「石原都知事の不条理な発言で不安になった。これからも規制が拡大するのではないか」
 この2点を中心に反対意見を組み立てて、メール送った。

 でも今回は正直、危ないかもしれないなあ……

 某「でもさあ。増田さんも自分が子供作ったら分かると思いますけど、子供が読める状態で、エロ本やエロ漫画が町中で売られてるって怖いんですよ。親としては、規制してほしいのは当然ですよ」
 ますだ「エロ漫画が子供の教育に悪影響を与えるとか、犯罪者を生むとか、そういう統計的資料はないのにですか?」
 某「統計的資料とかそんなこと言ってる場合じゃなくて、親としての気持ち、常識ですよ。
 たとえば小学校のすぐそばにフーゾク店があったら親がみんな顔をしかめるに決まっている。
 確かにフーゾク店があるからって子供が強姦されるとか風俗嬢になっちゃうとか、実害は証明されていない。
 でも実害が無くても、実害なんて検証するまでもなく、みんな嫌なんです。みんなが嫌がっていることはやめるべきなんです
 ますだ「それフーゾク店の話にするから、一見もっともらしく聞こえるけど、『フーゾク店』を『黒人』とか『ユダヤ人』に置き換えると、かなり怖いことを言ってますよ。
 『実害が無くても、論理的な理由がなくても、とにかく嫌なんだ。みんなが嫌がってるんだから出ていけ!』
 こういうのを偏見という。偏見をみんなで申し立てれば通ってしまう社会って怖くないですか」
 
 って書いていたら、たったいまニュースが更新された!
 ああ! 成立が決まっちゃった! 民主党が折れちゃった!!!
 ギャース! もう駄目だ東京オワタ!
 わたしはもちろん選挙に行ってきました。
 漫画規制の問題に注力するということで、比例区は保坂展人にズバッと入れてきた。
 社民に入れるなんて生まれて初めてだよ。
 小選挙区はいつもどおり民主党の候補者に。
 
 しかし! 民主党は負けそうである。っていうか、まず負けるだろう。
 負けること自体は、まだいい。
 負けたから変なところと連立する、のが一番恐ろしい。
 社民と共産は意見が絶対に譲れない条件があるので連立に加わらない。
 するとあとは変なのしかないんじゃよー!
 やめてー! みんなの党こないでー!
 「みんな」に私のようなキモオタは含まれてないんじゃよー!
 「自民党の中の穏健な人達(石破とか)」が別の政党を作ってくれるのが一番理想的なんだけど、そうもいかない。今回の選挙で勝ってしまったら分裂する理由なんてない。
 これでもし民主が、公明とか「みんな」とかと連立くんじゃったら、もうついていけない!
 例の都条例が否決されました。
 ばんざーい。
 民主党と共産党と生活者ネットワークに感謝を!!

 そして、10日ほど前に菅直人が総理大臣になりましたが、6月8日の就任演説でこんなことを言ったそうですね。

 ここから転載

 http://ameblo.jp/bang-chang/entry-10557742920.html

 たとえば恋愛とか、あるいは自分の好きな絵を描くとか、そういうところにはあまり政治が関与すべきではなくて、逆に貧困、あるいは戦争、そういったことをなくすることにこそ政治が力を尽くすべきだと、このように考えているからであります。

 転載終わり
 
 「好きな絵を描く」!!!
 明らかに二次元規制を意識した発言!
 総理大臣が、それも就任演説で、絵に言及して「関与すべきでない」って釘を刺すなんて!
 こんな総理大臣みたことない!
 よくぞ言った! あっぱれ大宰相! おれたちの菅(キリッ)!
 いまだけは全力で褒める!
「鳩山の政策を否定しているが、じゃあなんで止めなかった。あんた鳩山政権のナンバー2じゃん」とかいろいろ不信感はあるが、この発言だけは褒めずにいられない。
 もし言った通りのことをできるなら(怪しいが)この高評価をずっと維持するよ。
 今週のヤングアニマルで、三浦健太郎が「非実在青少年規制に反対する意見漫画」を描きました。 
「ベルセルク」で有名な三浦健太郎です。
 うーん、すごい内容だ。
 実はニコニコ動画にハマってるオタクらしい、という噂はきいていたが、まさに、萌え美少女にどっぷり浸かって描いたとした思えない。ルイズ、初音ミク、まよいなど、萌えキャラが出てくる出てくる。
 ベルセルクを読むときに変なバイアスがかかってしまいそうです。

 で、有名な雑誌でこういう反対運動をするのは素晴らしいことだと思うけど。
 でも今回の意見漫画は、ある意味とても偏っています。
 ある意味、爆弾です。

 オタクでペドファイル(小児性愛者)のヒキコモリが主人公です。
「アニメの少女が規制されたから性欲が発散できなくなって本物の少女を襲ってしまいました! 規制するとこうなるんですよ! こうなってもいいんですか?」という内容でした。
 もちろん、「日本の性犯罪はアメリカやイギリス・ロシアよりもずっと少ない」というお馴染みの数字を挙げて。

 自虐がすごすぎて、なんていうか、人によっては読んだらブチ切れそうな……
 応援してもらえたのか、それとも「お前ら客観的にはこの主人公と同じなんだぜ?」って冷笑されたのか、どっちなのかと思ってしまいました。素直には喜べない……
 これ、規制に賛成する人が読んで、「なるほどそうか、じゃあ規制やめよう」って思うでしょうか?
 むしろ「こんな気持ちの悪い連中は規制してもよし!」みたいな印象を与えてしまうのでは?

 このマンガを読んで、「その通りだ! 三浦よく言ってくれた!」と思うためには、
「自分はペドファイルであり」
「私自身の性欲発散のために二次元ロリエロを求める」
「自分自身の性欲こそが、規制に反対する主要な理由である」

 と認めなければいけない。
 かなり高いハードルと言うか、踏み絵なのでは……
 オタクは、自分が「ロリコン」であることは認めても、「ペドファイル」だとは認めないのでは……?
 たとえば山本弘は「僕はロリコン」って公言していますが、あの人ですら「少女のヌードは美しい」って言ってるだけで、それ以上の劣情は訴えませんよね。「子供に性欲を抱く人間」ではない。

 っていうか私も、自分がペドファイルだとは認めない。
 私が好きなのは「少女性」であって、現実の小さい子供じゃない。
 マザコンという言葉に、「母親が好き」「母性が好き」という2つの意味があるように、ロリコンも「少女が好き」と「少女性が好き」に分かれる。この2つは違うものなのだ。
 
 私は空想の世界で大勢の人間を、それはそれはむごたらしく殺してきたが、子供とセックスする空想なんて一度もしたことないし、自分が子供をレイプするかも、マンガやアニメがなくなったらするかも、なんて思えない。殺人よりもよほど縁遠く感じられる。
 だから、今回のマンガはどうなのか……?
 これは誰のために、誰の心を動かすために描かれたのか?
 なんか違和感が強くて。

 「非実在青少年規制」に対して反対する人たちって、反対の理由は大きく分けて二つですよね。

 1、性的な作品は俗悪なロリコンポルノばかりでなく、優れた性的作品もいろいろある。そういう作品まで規制されてしまうことが恐ろしい。

 2、「俗悪なロリコンポルノ」まで含めて守りたい。なぜなら「俗悪なロリコンポルノ」も誰かを救っているからである。っていうか俺を救っている(キリッ)

 「規制の基準が曖昧で恣意的だ、将来エスカレートする」というのは1のバリエーションです。
 今回、三浦健太郎が描いたのは2です。徹底的に2だけで、1の思想を完全排除しています。
 1と2は違う種類の主張です。
 いまは一緒に戦ってますが、潜在的には対立する思想です。
 きっと将来、深刻な内ゲバが発生するものと思われます。
 私は2に立脚して反対してきた、つもりでした。
 でも、2にはなりきれないんだな……1が混ざってるんだな……
 はっきり分かってしまった。
「エロマンガやエロゲーの中にも優れた作品はあるから規制されたくない!」という考えが、私の限界。
「単にペドファイルの性欲を発散させるための漫画」って言われちゃうと、擁護することをためらってしまう。


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