ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 ブラッドファイトの話。

 何十回も読み返してミスを取り除き、満を持して発表したつもりだったのに、まだ誤字脱字などのケアレスミスが残っている! 私の目はなんといい加減なのだろう。このぶんだとミスは他にもあるな。このまま賞に送らなくて本当に良かった。
 とりあえずバージョン1を書きあげたわけですが、それにしても遅いです。

 2008年12月 作成開始

 2008年2月 180枚
 
 2009年3月 300枚

 2009年7月 390枚

 2009年9月 430枚
 
 2009年12月 520枚

 2010年2月 570枚

 2010年4月 610枚
 
 2010年8月 680枚(完結)

 最初は月産100枚だったのに、すぐに月産30枚に低下。一番遅いときは20枚未満! 前半を書くのに5ヶ月くらい、後半を書くのに15ヶ月!
 当初のペースを維持できれば2009年8月には完成していた。1年の空費!
 ああ……情けなや……

 まあ、スピードは今後の課題として。

 ブラッドファイトを書く上で、とくに重視したのは二つです。

 1、迫力あるスプラッターアクション。
 以前、ある作家さんにベルタを読んでもらいました。すると作家さんは、主人公がイジメッ子の指を噛み切るシーンを指して、「ワナビの書いたものでここまで迫力があるものは読んだことがない。君はスプラッタが上手い」と言ったのです。
 スプラッタが上手いなどと言われたことは初めてだった。スプラッタを書いているという自覚すらなかった。
 だから一度、スプラッタを徹底的に書ききってみたかった。
 とにかく迫力を! 血! 血! 血! と思って書き込んだ。
 果たして書けているか。

 2、かっこいいヒロイン。
 別の人にはこんなことを言われました。
「個人的な恨みで動くキャラクター(例・魔太郎)と、正義を貫くヒーロー(例・金剛番長)は全然別物なんだけど、増田の小説の中ではこの二つがごっちゃになって訳が分からなくなっている。どちらを書きたいのかはっきりさせるべき」
 ハッとなりましたよ。わたしは確かに、個人的な恨みにすぎないものを正義と言ってしまいがちです。
 世の中の大部分の人間にとっては容認できない考えでしょう。
 だから……正義の味方を描こうと思った。
 復讐心ではなく、欲望でもなく、特定の政治思想でもなく。
 卑怯な奴を許さない。傷ついた弱き人々を守る。
 そんな、普遍的で素朴な「子供の正義感」を、いかなる時も、どんな苦しみも乗り越えて貫き。そして苦しくても泣き言一つ言わない。当然だ! って顔をしてる。それでいてギチギチの堅物じゃなくて、戦い以外のところでは意外と抜けていて、人間味を感じさせる。
 そんな、カッコイイ奴を描けないかなあと。
 「ぼくの考えた金剛番長」を。
 もちろん敬介じゃなくて凛々子が、金剛番長なんですよ。
 最初に私に中にいたのは凛々子で、いちばん描きたかったのも凛々子のほうなんです。
 敬介は凛々子に助けられ、凛々子によって変わり、凛々子の魂を継承する存在です。
 金剛番長で一番盛り上がるのは、金剛番長がマシン番長に敗れて死んだとき、弱虫や卑怯者だった一般生徒たちが、勇気を振り絞ってマシンたちに戦いを挑む、あのシーンです。
 弱い、ただの卑怯者だったはずの雑魚が「僕が金剛番長になる!」って宣言した、あの瞬間です。
 ヒーローは悪を倒すだけでは駄目だ。熱く信念を貫くことで周りの人間を感化させる……「俺もああなりたい! なろう!」という「情熱の感染」「魂の継承」みたいなものを起こせるからヒーローなのだ、と思ってブラッドファイトを書きました。
 そして、もっともドラマチックな「魂の継承」を追求した結果、凛々子は死ぬことになりました。
 「泣き虫兵器ベルタ」が失敗した理由を考えた結果、凛々子が生まれた、ということもあります。
 ベルタもバトルヒロインですが、闘う理由が曖昧です。「心優しい性格で、人を殺すのが嫌だから逃げた」「兵器として役立たずで、存在価値がないから逃げた」この二つは正反対に近い動機ですが、ベルタの動機は二つがゴチャマゼになってます。
 ベルタはなぜ組織から逃げ出し、なぜ追っ手と戦うのか。なぜ漫画家志望のイジメられっ子と仲良くなってしまうのか。最後に命がけで闘うのはなんのためか。ようするに彼女を動かしているのは根本的になんなのか。どうも作者にもイマイチわからない。「キャラの根本的な軸・筋」が通っていなかったと思います。だから魅力がなかった。
 その反省として凛々子が生まれました。
 筋の通ったバトルヒロイン。
 凛々子はカッコイイか? 可愛いか? 知りたい。
 
 以上2つが特に書きたかったことです。
 この2つが書けているか、というところを、特に知りたいのです。
 3番目、4番目に知りたいこともあります。

 3番目は、もちろん主人公である敬介のことです。
 敬介は、ある意味すごい馬鹿です。とにかく視野が狭くて、当然気がつくはずのことに気付かないし、軽率に行動して酷い目にあいます。やっちまったあとで、ウワーッと絶叫し、ウジウジと悩むわけです。「常に一生懸命」ではありますが、身近にいたら迷惑そうなタイプです。
 こんな奴、はたして感情移入できるか。いくら「本当に書きたかったのは凛々子」といっても、物語の主人公は敬介のほうなんだから、こんな奴やだなあ、と思われたらなんにもならない。
 それに「魂の継承」は「継承する側」にも資格を要求するし……
 敬介もカッコイイ、ちょっとウザイけどな、くらいは思ってもらえないと困るのです。
 
 4番目は、細かいことですが、構成が変なんじゃないか、ということです。
 中心は凛々子と言ってる癖に、凛々子が登場するまで原稿用紙70枚もあります。
 さっさと登場させたほうがいい、という迷いがあります。
 他にも、物語上は必要のない戦いをダラダラ描写してるんじゃないか、という迷いもあります。第31節ではサキ隊長の部隊の戦いをえんえん描いてますが、あれは読んでいてかったるいんじゃないか。サキの有能性を描写したつもりなんだけど、こんな後半になってから描写しても遅いんじゃないか。

 このあたりの感想や批評などが欲しいので、このサイト以外のところでも感想を求めてみるつもりです。
 ますだ・ペンCのことなんか知らない、という人間の、先入観のない意見が特に聞きたいです。
 もちろん、「つまらなくて読めない」という意見も歓迎します。
 どの部分がつまらないのか、ということは私には見えてないから。

 で、さっそくコメント欄で感想をいただいております。
 ありがとうございます。
 凛々子の魅力は伝わっていない模様……
 な、なぜじゃー!
 もっと過去のシーンを色々書くべきだったか。
 日常のシーンに人間的弱さ・駄目さをもっと入れるべきだったか。
 萌えキャラ分を追加する? 変な食べ物の好みとか?
 なぜ鉄道が好きなのか、という理由が弱い?
 どれも違うだろうなあ……
 最後に明らかになる「凛々子が殲滅機関に入ったのは君のためだ」ってのが説得力ないのかな?

 じゃ、じゃあ敬介は?
 主人公にもヒロインにも魅力なかったら、その小説はさすがに駄目でしょう。
 敬介はどうなんだー!
 やっとブラッドファイトが完成しました。
 20ヶ月もかかった。遅い!
 
 「凛々子の志を受け継ぐ」覚悟を決めた敬介。ゾルダルートへ挑戦状を叩きつける。
 敬介の稼いだ時間を利用してヤークフィースを釣り出し、動画記録を抹消しようと試みる殲滅機関。
 総力戦の結末は?
 そして5年後……

 という話です。

 全体のあらすじは、こうです。

 主人公・天野敬介の愛する姉が、ある日「蒼血」という寄生生物に体を乗っ取られる。危うく殺される所に装甲服をまとった謎の軍隊が現れ、寄生生物を倒してくれた。敬介は姉を傷つけた蒼血への怒りのため、その軍隊「殲滅機関」への入隊を希望する。
 それから5年、一人前の殲滅機関隊員となった敬介は、作戦中、思わぬ強敵蒼血に囲まれて仲間も全滅、死の危機にあった。そこに一人の美少女・凛々子が舞い降り、凄まじい強さで蒼血たちを全滅させる。凛々子は「人間の心をたもったまま、人間を守るため蒼血と戦う蒼血」であった。凛々子は殲滅機関入りを希望し、その願いは叶えられた。敬介は凛々子を信用せずに避けようとするが、凛々子はやけに馴れ馴れしく、敬介とデートまでしたがる。嫌がっていたが、姉が「敬介に彼女が出来たこと」を大喜びするので、仕方なくデートをOKする。
 嫌々だったデートも、やってみると楽しく、「戦いだけが全てじゃないんだ」と思わせてくれた。凛々子に好意を持つ敬介だったが、帰りの電車の中で凛々子と喧嘩になってしまう。関係を修復する間もなく事件が発生、敬介と凛々子は戦いの中に放り込まれる。
 何万人もの人間が現場に居合わせ、しかも最強クラスの蒼血が2体もいるという最悪の事件だった。蒼血「ヤークフィース」は神を名乗って人々を洗脳している。凛々子たちの奮闘によって、なんとか蒼血を倒せそうになる。しかしその時、敬介は群集に中に姉を見つけてしまう。姉が蒼血のことを神と呼び、殲滅機関を敵視する。敬介はパニックを起こし、作戦を失敗に導いてしまう。凛々子も蒼血に殺された。敬介が作戦を台無しにしたことで、よき先輩だったリー軍曹からは憎しみの目で見られるようになる。
 敬介は基地に帰還するが、責任を問われて死刑を求められる。なんとか軍法会議を開いて死刑を覆そうと努力するが、誰も耳を貸してくれない。そこに上官のサキ隊長が面会に訪れ、事態の進展を教えてくれる。蒼血が作った教団の宣伝DVDを見せられて、敬介は気付く。これは姿を変えているけど凛々子だ。凛々子は死んでいない、教団の中で生きている。
 敬介とサキ隊長は、凛々子の存在を突破口にして死刑を撤回させるべく軍法会議を要請する。サキみずから弁護人として熱弁を振るい、「すぐに死刑ではなく、教団に潜入させて活用するべきだ」と陪審員に納得させる。
 教団に潜入した敬介は凛々子と再会し、無事であったことを喜び合う。だが喜びも束の間、敬介は姉と出会い、姉が教団に入って幸福を手に入れたことを知り、「姉の幸せを考えたら、殲滅機関を裏切って教団に尽くすべきなんだ」と悩んでしまう。
 その後、ヤークフィースによって「教団に入れ」という勧誘があり、敬介はさらに悩む。口では拒絶するが、惹かれることを抑えられない。凛々子の過去を知り、凛々子がどれほどの覚悟をもって戦い続けてきたか知ったが、それでも結論を出すことができない。
 そうこうしているうちに、殲滅機関による教団攻撃が始まってしまう。敬介は姉を救うために走り出す。凛々子は混乱に乗じて、頭だけの姿になって脱出する。たまたま敬介のもとに凛々子の頭が振ってきて、敬介は凛々子に体を貸し、力を合わせて戦うことにする。激戦の中を突破して姉のところにたどり着いた敬介だが、姉はすでに死んでいた。殲滅機関の流れ弾が当たったのだ。
 憎しみのあまり殲滅機関隊員に襲い掛かる敬介。殺そうとするが、凛々子が邪魔をして殺せない。凛々子は敬介に復讐を止めるよう説得する。だが敬介の怒りは高まるばかり。凛々子のことを黙れと思ってしまう。体が勝手に動いて凛々子を殺してしまった。
 殺してしまって初めて、敬介は凛々子が自分の事を心から思いやってくれていたと知る。罪悪感が沸き起こり、パニックを起こして逃げる。
 その頃、サキ隊長をはじめとする戦闘部隊は快進撃を続けていた。しかし、突然の戦闘中止命令が下る。なんと、今までの戦闘は全てヤークフィースによって撮影されていた。この膨大な映像データを全世界に公開するぞ、と脅してくるヤークフィース。蒼血の存在を秘匿しなければいけない殲滅機関は、脅しに屈しそうになる。
 敬介はそのころ便所にこもり、「姉の復讐をしたい気持ち」「凛々子を殺してしまった罪悪感」の板ばさみになって苦しんでいた。姉の仇を討つために殲滅機関隊員を殺せば、凛々子が最後にやろうとしていたことを踏みにじることになる。逆も同じで、両立はできない。凛々子のパートナー蒼血・エルメセリオンが敬介を憎もうとせず、「正しい道などない。君の選んだ道があるだけだ」などというため、ますます敬介は迷う。苦悩の果てに、ついに敬介は決意する。たとえ姉を見捨ててでも、凛々子を殺してしまったことを償おうと。償いのために、凛々子の志を継ごうと。そう決意した途端、エルメセリオンは力を貸してくれた。
 脅しのため戦闘を中断し、ただ待つだけのサキ隊長のところに敬介が現れる。敬介はサキ隊長に、「自分が時間を稼ぐから、その間に映像を破壊してくれ」と言う。敬介は武闘派の蒼血・ゾルダルートに決闘を申し込む。裏取引で勝敗が決することを嫌がっていたゾルダルートはその誘いに乗り、決闘が始まる。
 敬介は死力を尽くして闘い、満身創痍となりながらもゾルダルートを倒す。
 敬介が時間を稼いでいる間に殲滅機関のサキ隊長たちはヤークフィースをおびき出し、罠にはめて倒す。
 二体の親玉を倒したことで、蒼血たちの計画を叩き潰せた。
 それから数時間後、教団本部ビルの屋上で、敬介はサキ隊長に別れを告げる。これからは殲滅機関と別れて一人で戦うと決めたのだ。殲滅機関隊員にも憎まれているし、敬介自身が殲滅機関への憎しみをまだ引きずっていることが理由だった。
 5年がたった。姉と凛々子が眠る大きな墓地で、敬介とサキ隊長は再会していた。
 二人で死者の冥福を祈りながら、この5年間の話をする。敬介はアフリカを中心に戦い続けていた。たしかに敵を倒し、勝ち続けてはいたが、戦っても戦っても世の中は良くならず、人間の愚かさばかりを感じて、辛くて仕方がなかった。自分の戦いにはまったく意味がないんじゃないか、とすら思ってしまう。
 口には出さなくとも、敬介の辛さをサキは感じ取っていた。「実はリー軍曹も呼んでいるんだ」と言い出す。彼には憎まれているから会いたくない、と嫌がる敬介の前に、リーが現れる。
 かつてあれほど敬介を憎み恨んでいたリーは、いまや全く憎しみを捨て、新しい幸せを手に入れて、敬介に感謝すらしていた。
 ようやく敬介は理解した。人は変わり得ること、自分の戦いは無駄ではなかった事を。

 長っ。

 簡略化したあらすじは、こうです。

 敬介の愛する姉が寄生生物・蒼血に襲われた。敬介は姉を傷つけた蒼血を許せず、蒼血と闘う組織「殲滅機関」に入る。
 それから5年後、敬介は「人の心を保ったまま、蒼血と闘う蒼血」、凛々子と出会う。凛々子は殲滅機関に入ってきて、やたら敬介に対して馴れ馴れしい。敬介は嫌がるが、凛々子とデートしてみたらとても楽しく、凛々子に好感を持つ。
 その時、突然に蒼血事件が発生。蒼血が神を名乗って人々を洗脳している。敬介と凛々子は現場に急行して戦うが、敬介のせいで作戦が大失敗に終わり、凛々子も殺されてしまう。敬介は責任を問われ、死刑を宣告される。まだ凛々子が生きていて、蒼血の教団に潜入していることを知った敬介は、軍法会議で熱弁を振るい、死刑を延期させる。死刑の前に教団へと潜入することになった。ところが、教団に潜入して姉と再会した敬介は「姉の幸せを考えたら教団を潰してはいけない、俺は殲滅機関を裏切って教団につくべきなんだ」と悟ってしまう。どうするべきか悩む敬介。
 悩みに答が出るより先に、殲滅機関による教団攻撃が始まってしまう。敬介と凛々子は一つの体に合体し、姉を助けようとするが、姉は殲滅機関の流れ弾で死んでいた。激怒し、殲滅機関隊員を殺そうとする敬介。必死に止める凛々子。敬介は凛々子に対しても怒りをぶつけ、力あまって殺してしまう。凛々子もまた、大切な人だった。大切な人を殺したショックで便所にひきこもり、「姉の仇を討つべきか、凛々子を殺した償いをするべきか」苦悩する敬介。ついに凛々子への償いをすると決め、凛々子の志を受け継ぐ。殲滅機関と共闘して蒼血の親玉2体を倒す。敬介は殲滅機関と別行動を取り、これからも闘い続けていく。
 
 今回の話は、「迫力のスプラッターアクション!!!」「かっこいいヒロイン!」が売りのつもりです。
 だから、「戦闘シーンに迫力があるか、凛々子は魅力的か」この二つが特に知りたいです。

 あとで、もう少し細かいことを書きます。
 「ブラッドファイト 蒼血殲滅機関戦闘録」を更新しました。

 ブラッドファイト分割版7

 姉を殺した殲滅機関に復讐するか、それとも、たったいま自分の手で殺してしまった凛々子の気持ちを汲み取るか。どちらも絶対にやりたい、でも両立できない……苦悩する敬介。エルメセリオンは「君が復讐したいなら止めはしないぞ」と意外な言葉を口にする。やがて敬介は決断した……
 その一方で、ヤークフィースは恐るべき罠によって殲滅機関を黙らせていた。殲滅機関はこのままヤークフィースに屈するのか?

 という話です。

 今回の更新分は、原稿用紙でたったの36枚です。
 でも2ヶ月も書けなかった。
 スランプなどという曖昧なものじゃなくて、明確な壁があって書けなかった。

「このキャラはここでこういう行動をとって欲しい、こう喋って欲しい、そうすれば盛り上がる」ということが分かっているのに、私が決めた通りに動いてくれない。キャラの心理的になんか違う……作者である私の眼から見ても、台詞に説得力を感じない。嘘臭い。だから書けない……
 
 どうすればいいのか……ということで、壁に当たっていました。
 小説の書きかた、新人賞の取り方の本を読み返しましたが、「キャラがプロットどおり動かないし喋ってくれない」ときにどうするかは、決め手となるものがありませんでした。
 「いっそプロットなど捨てても構わない、キャラが自然に反応したのを取り入れるべきだ、そっちのほうが生き生きする」という意見もあるようです。
 その一方で、「そのキャラの動機付けが弱かったor矛盾があったからご都合主義になっているだけだ。過去の伏線を整理・新設して、説得力がある動機を与えればちゃんと動いてくれるはずだ」という意見も。

 今回の敬介の一連の苦悩と言動は、最初の頃から「ぜったいにやりたかった」ことなので、ここを変えてはならんと考え、後者の考えでいきました。
 ストーリーは変えずに、動機付けを強化して説得力を与えようと試みる。
 フラフラ、ウジウジしていた優柔不断の男が、ついに不退転の決意を固めて最後の戦いに挑む、重要な場面です。スリーアクトストラクチャーの「プロットポイント2」です。

 だから、ここから先は完結まで一直線……のはずです。
 一気に書けるはずなのです。
 書けるんだろうな?
 小説「ブラッドファイト 蒼血殲滅機関戦闘録」を更新しました。

 ブラッドファイト分割版6

 敬介は、首だけの姿となった凛々子と再開した。ふたりは一時的に協力することにした。敬介は自分の体を凛々子に貸し与える。姉たち信徒を助けるために敬介と凛々子は教団本部ビル内を疾走する。強敵を倒して突き進み、ついに姉のいる場所にたどり着いたが、敬介はそこで凍りつく。なぜなら……
 
 という話です。
 
 「ブラッドファイト 蒼血殲滅機関戦闘録」を更新しました。

 ブラッドファイト分割版6

 ついに開始された殲滅機関の教団攻撃。
 殲滅機関の火力は凄まじかったが、蒼血の戦闘力も機関の予想を越えていた。機関側も蒼血側も次々と死んでいく。
 そんな中、敬介は姉を助けるため、凛々子は自由を手に入れて教団を倒すために奔走する。
 
 という話です。


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