ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 漫画家の所十三(「特攻の拓」など)がヘイトデモを批判!

 という記事を、ネットで見かけました。
 ?
 と思って所十三本人のツイッターを確認したんですよ。
 すると、「外国人排斥反対」「原発反対」「集団的自衛権反対」「憲法九条改憲反対」「米軍基地にも批判的」みたいなことがたくさん書いてあって! すげえ驚いた。
 まさに

 !?

 って感じ。少年マガジン的驚愕。
 どういう思想を持とうと自由だし、部分的には彼の思想に共感するんだけど……
 でも、暴走族漫画を書いてる人がか……?
 暴走族って言えば日の丸がシンボルでしょ。
 正確に言えば、日章旗じゃなくて旭日旗。よくバイクに描いてるよね。
 暴走族≒右翼、民族派という印象が強い。それなのに……
 困惑。
 じゃあ嫌韓や憲法改悪に対抗するため、左翼側の漫画を描いてもらうか。
 あの絵で!!
 強烈なギャップにより、間違いなくネットで話題になると思うが……
 
 よく考えれば、漫画の表面的題材や意匠だけで右翼左翼を判断した、私がおかしいのか。
 
 山口貴由「覚悟のススメ」だって、表面的には右翼だけど、「誰にも人間をモノ扱いする権利はない」という、力強い人権宣言が盛り込まれているしね。
 私には、覚悟のススメは旧日本軍賛美ではなく、むしろ「軍隊、というか自衛隊のあるべき姿」を語っているようにみえる。
 「牙なき人たちのために戦う」「戦いを他者に強要しない」「賞賛や尊敬を求めず黙々と戦う」
 これらは葉隠覚悟の特徴だが、いずれも旧日本軍とは異なる、旧日本軍にはできなかったことである。
 もっとも山口貴由作品には、左翼思想の偽善性を皮肉ったような作品もあり……
 「悪鬼御用ガラン」とか……

 まとまりがなくなってしまった!

 山口作品のことはともかく、所十三がそういう人だとは知らなかったので、ほんと驚いた。
 でも、驚く俺が浅はかということで。

 追記

 「特攻の拓」に関しては原作者がいるわけで、仮に暴走族≒右翼だったとしても、漫画家の思想が右翼だとは限らない。
 漫画家本人の思想を知りたければ、一人で描いている「竜の国のユタ」を読むべきなのかな。

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