今週のグレンラガンも熱かった

　今週も熱かったです、グレンラガン１２話。
　ツッコミどころ満載だけど、「映像の勢い・動きの快感」ですべて納得させられてしまう。
　「いい意味でのご都合主義」が大爆発。
　ここぞというときに切れ味鋭くギャグが入るのもいい。
　ギャグの意図はないんだろうけど、今回いちばんの笑いどころは、公務王（なんで公務王って呼ばれてるんだろ？）ことヴィラル。
　悪役なのに喋りがところどころ熱血系。やっぱり中の人が獅子王ガイだから。
　戦闘シーンなんてこんなですよ。
　
　「ダイガンカイッ！
　アァァァァァァムッ、カッタァァァァァァァッッッッ！」
　（主人公以上の熱血シャウト）

　この台詞で噴いた。
　いやちょっと待って！　あんた主人公じゃないから！
　この番組ガオガイガーじゃないから！

　ちょｗｗｗｗｗ　公務王自重ｗｗｗｗ

　としか言いようがありません。

　某「あんた最近どこのサイトで何やってんのかバレバレだよ！」

　えへへ。
　

突き抜けたなら、俺の勝ち！

　もう１週間前のネタですが。
　ネットの各所で話題になっている「天元突破グレンラガン　１１話」。
　わたしも見ました。そして衝撃を受けました。
　わたしの人間観・世界観を揺るがされたからです。
　
　主人公シモンは大切なアニキを喪い、ここしばらくドン底に落ちていました。
　自分のせいでアニキが死んだんじゃないか、という罪悪感。
　自分はアニキのような勇気もカリスマもない、役目を果たせない、という劣等感。
　こんなに自分は悩んでいるのにみんな分かってくれない、という孤立感。
　すべてがないまぜになってシモンを苦しめていました。
　今回ついに復活。
　わたしは「シモンは新ヒロインのニアによって復活するだろう。」と考えていました。
　ニアが純粋無垢な心でシモンを許し、包みこみ、「わたしはシモンを信じます」と言うことでこそ、シモンは救われるのだろうと。
　「アニキはもういない。でもオレにはまだ信じてくれる人がいる、守るべき何かがある！！　だからオレ……行かなきゃ！」
　こんな感じで。

　きっとそうなる。そうなるに違いあるまい。そうなれ。そうならないとダメだ。もう、そうと決まったッ！　くらいの勢いで。
　わたしだったらぜったいにそう書きました。現に、「そういう復活」を書きつづけてきました。
　ベルタ、イルジオン、まゆこ、だめてん、クリスマス短編……みんな同じです。
　わたしが共感し、感動するのはそういう話だから。

　「人間とはそういうものだ、誰かが信じてくれるから戦えるのだ」と思っていました。
　逆にいえば、シモンが自分の力で立ち直ることはあり得ない、あってはならないと思っていました。

　しかし、じっさいの１１話はわたしの想像と違いました。
　シモンを救ったのは優しく包みこむニアではなく、厳しく叱咤するヨーコでもなく、シモン自身でした。
　閉じこめられてみんなが絶望する中、シモンはただ一人諦めず、ひたすら穴を掘った。
　泣きごとも言い訳も封印して、ひとりの穴掘り職人として、「自分の為すべき事を為した」。
　実力で人々を助けることで、シモンは自信を取り戻し、雄雄しく敵に立ち向かっていきました。
　自分の象徴であるドリルで。

　この展開はわたしの頭からは決して出てこなかったものです。
　だから、胸が苦しくなり、言葉に詰まり、目をそらしたくて……
　それでも見入ってしまったのです。youtube動画で何十回も繰り返し見ています。
　わたし的に決してあり得ない話なのに、すごく格好良かった。力技で納得させられました。
　だからうれしい衝撃です。
　このアニメがどこまで行くのか楽しみです。

　youtube　シモン復活

　シモンが復活して敵と戦うところだけ抜粋。
　この２分間は、アニメの歴史に残る名場面！
　しかし「あの技は！」って言われると「知っているのか雷電！」とボケたくなる増田であった。

何者なんだこいつら

　左翼について調べていて、すごいスレッドを発見した。
　２ｃｈ共産党板の
　「あずまんが学生運動大王」。
http://money6.2ch.net/test/read.cgi/kyousan/1034631051/l50

　「あずまんが」のキャラクターたちに学生運動のパロディをやらせるという、あまりにもターゲットが狭いスレッドだ。
　左翼活動とあずまんが両方に詳しい人なんて、どこにいるんだ？
　……たくさんいるらしい。

　「共産主義者の間では、あずまんがはそこそこ読まれてる」という驚愕の報告が！

　このスレッドに書き込んでいる人たちは何者なんだろう。
　見てきたように学生運動を語っているが、実際に活動家？
　左翼とネタとして楽しんでいる、共産趣味者？
　全共闘世代もいるっぽい……
　ヘルメットに火炎瓶のオッサンなのに、ちよちゃんとか大阪が好きなのか！？
　ものすごい光景が脳裏に浮かぶ。

　あ、あと、「真赤な誓い」は革命歌だとわたしも思います。
　もう、そんなふうにしか聞こえない！
　
　
　

パンツァー！

　「パンツァー」という言葉を、
　「パンツが好きな人」という意味で使っている人を発見したァ！

　http://pantser.clique.jp/

　しかも１００万ヒットしてるじゃん！　大人気じゃん！

　「パンツァードラグーン（パンツが好きな竜騎兵）」
　「パンツァー・リート（パンツが好きな人の歌）」
　「パンツァー・ファウスト（パンツが好きな人の鉄拳）」
　「パンツァー・フォー！（パンツが好きな人、前へ！）」
　
　やめてーッ！

　あ、でもスペリングは違うみたいです。

　PANZER（パンツァー）　ドイツ語。装甲、または戦車。
　PANTSER（パンツァー）　オタク語。ぱんつ好き。おぱんちゅ万歳。
　

　

わたしもアーバン

　数ヶ月前、疲れて道端に座り込んでいたら「ママ見て！　ホームレス！」とか言われた増田ですこんばんわ。
　ホームレスという呼び方はやめましょう。
　「アーバンな人」と呼びましょう。
　桜坂洋の小説にでてくる言葉です。
　……ググッたら、ホームレスの意味で使ってる人はほとんど見当たりませんでした。
　がんばって「アーバンな人」を普及させるぞ。
　ところで最近、ネットカフェ生活者が話題になってますね。
　私も以前、ネットカフェで寝たことがあります。
　私の場合、「仕事が遅くなって帰るのが辛いから」とか、「うっかり飲み会で酒を飲んでしまって、バイクに乗れなくなった」とかいう理由なんですが。
　これが辛い。ネットカフェの椅子で寝るのは大変。
　ちょっと眠ってもすぐ眼が覚める。悪夢を見る。まったく疲れが取れない。首とか腰が痛くなる。眠れないのでＰＤＡを出して小説を書く。ますます眠れなくなる。なんてことをやってるうちに朝が来る。うわあ。
　どうしたものか……
　何度かネットカフェに泊まっているうちに、解決策を発見しました。
　椅子をどけて、床に寝ればいいのです。
　床は固くて冷たいですが、それでも椅子で寝るよりはずっと安眠できる。
　これまで何度か、アーバンな人が便所の床で眠っているのを見ました。
　「なんでそんなところで？　不快だろう。ベンチに座って寝たほうがよくないか？」と不思議に思っていました。
　でも、あれは生活の知恵だったのです。
　またひとつ、アーバン・インテリジェンスを手に入れました。