ツライさんなのだ

　夜中の１時に帰ってきた。
　今日はツラかったけど、明日は休みだから大丈夫だな……
　もう遅いから洗濯は明日やろう。
　と思ってばったり寝た。

　すると朝、電話が来た。
「どうしても緊急の現場が入ってきて、出てくれ！」

　眠い目をこすりながら、汗まみれの制服を着て、バイクにまたがった……
　最初から仕事だとわかっていれば耐えられるけど、あるはずの休みが消えてしまうと、数倍ツライよね。「なんで働いているんだろう」という気持ちになる。
　早く家に帰ってプリンセス・プリンシパルとか観たいんだけど。

　しかも気温、３５度くらいあるぞ……
　麦茶２リットルを飲み尽くした。まだ足りない。
　飲むだけでは体が冷えないので、自販機で買った水をジャブンジャブンと頭にぶっかけた。
　とてもカネがもったいない。
　でもキモチイイ。
　気温３５度では、こうしないと耐えられないのである。

　なんとか家に帰った。

　明日は夜勤だけだから、ぐっすり眠れるな……

　と思っていたら、また電話が来て。

「どうしても人が足りなくて、昼と夜働いてくれないかな！」

　……。

　思い出すのは、けものフレンズ二次創作の、ツライさん漫画である。
　
　誰が描いた漫画で、どこが出展なのか知りたい。

　「ツライさん　過労死」で検索すると出てくる。

　ひどすぎる。

　でも会社をやめられない気持ちもわかる。