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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 野村美月の「文学少女」シリーズを最後まで読んだ。
 「文学少女と繋がれた愚者」というタイトルの美しさが気になって読み始めた。
 読んだ後に気づいたが、「繋がれた愚者」は1巻でなく3巻だった。ばっかじゃーん。

 恋愛小説+青春小説+微妙にミステリーみたいな、わたしが滅多に読まないジャンルの本。書店でこの小説を手に取ってるのは女の子が多い。このイラストだもんなあ。
 面白かった。「楽しいか?」って言われると「むしろ苦しい、読むのが辛い、切ない」んだけど、でも引き込まれて最後まで一気に読んだ。
 全体としては、

 「かつて天才作家だった主人公が好きな女の子の自殺未遂で傷つき、小説が書けなくなり、文学少女・遠子先輩に助けられて、また作家になる」
 
 という話。
 その「助けられて」の部分が8冊もあって、すごくきめ細かい。
 っていうか、「助けられて作家になる」はバックグラウンドで鳴り続けていた音楽のようなもの。
 表面上はミステリ仕立てで、主人公と先輩が「さまざまな事件を解決してゆく」。

 8冊の間、主人公の周りではさまざまな出来事が起こる。
 さまざまな絶望や罪を背負った人が現れる。

 自分には人間らしい心がないんだ、という女の子。
 自分は友達を裏切ってしまった、という少年と少女。
 「家」に囚われた少女。
 自分をえぐるように、苛烈な小説を書き続ける女。
 
 彼らが、遠子先輩の文学愛によってトラウマを解体され、主人公の体当たり的な頑張りによって癒され、再び未来へと歩き出していく。
 その繰り返しの中で、主人公も変わっていったのだろう。
 物語への愛を思い出したのだろう。人が人に思いを届けることの凄さを再確認したんだろう。
 だから主人公は最後の最後で、「もう小説なんて書かなくていいんだよ」という女の子を振り切り、人並みの家庭的な幸せを捨て、あえて一人の道を進み始めたのだろう。

 ……あらすじを説明するのが難しい。
 このシリーズが面白かったのであらすじに分解しているんだけど、これが本当に、抽象化しづらい……

 でも面白かったんだけど、唯一疑問だったのは、「犯罪がスルーされすぎ」。
 通俗的な言葉を使うと「ヤンデレ大行進」の話だから、レイプ未遂とか殺人未遂とか万引きとか、そういうことをやる奴が何人も出てくるけど。
 法的な処罰を誰も受けねえ(笑)。
 いくら心の傷があったから仕方ないといっても、罪を犯した本人も苦しむといっても、やはり法の裁きはあってしかるべきだと思うんだけど。
 とくに最終巻の竹田さん! あなたが無罪放免はおかしいっしょ。
 東京拘置所の狭き門をくぐるべし!
 大丈夫、きっと彼氏は待ってる。
 っていうか彼氏のほうも入れ!
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 明日は朝5時からの勤務が決まった。
 電車では行きたくても行けない、バイク持ちならではの仕事が回ってきた。
 つまり3時ごろに起床しないと間に合わない。
 早起きってレベルじゃねえw
 20時ごろに寝ないと睡眠時間を確保できないな。
 今すぐ寝ろ! いいから! のレベル。
 今までずっと夜勤で昼夜逆転してたのに、いきなり20時に寝ろとか、そんな睡眠の自在なコントロールはできねえw
 しかし、やるしかない。
 そんなこんなで、小田急線での勤務を続けています。
 昨晩は火災のため一部で不通になり、バスで振り替え輸送、電車の本数は半分になり、終電も一時間遅れてけっこう大騒ぎでした。
 客「次の電車はいつ来るんですか? 何分くらい遅れてますか」
 ますだ「時刻はわかりませんが、一時間に3本くらいは来ているようです。アナウンスをお待ちください」
 まったく案内になってないw
 ラッシュ時でなかったのは不幸中の幸いでしたが、それでも駅員さんはてんてこまい。本当にお疲れ様です。
 
 わたしも今、けっこう忙しく働いてるけど。
 でもサラリーマンの中にはこれ以上の激務なんて大勢いるだろう。
 同じ現場で知り合った人が、「15時から25時まで勤務。それから現場で泊まって、6時から勤務」という仕事をやっていた。
 風呂は!? 洗濯は? 臭くない? 
 さすがに事故を起こすのでは?
 この努力は尊敬する。でも会社の言うことにハイハイ従いすぎるのもよくない。
 何かあったとき、会社は指示の責任など取ってくれない。
 できないものはできない、と断るのも勇気だ。
 先週の話だから、いまさらだが、アニメ「コードギアスR2」の展開が凄い。
 主人公は敵の親玉を倒し、その計画を打ち砕き、世界最強の帝国の支配者になってしまった。
 このあとどうやって話を続けるんだ、というワクワク感がたまらん。
 グレンラガンなんかは物語の中盤でボスを倒しちゃったから、「ああ、アレは本当の敵じゃなかったんだな、後半は価値観が転倒するんだな」って予想もできた。
 しかしギアスはあと4話しかない。
 後日談をやるには長い。ぜんぜん別の話を展開するには短い。
 どういうことだ、わくわく。
 頭から見直して、キャラクターの心理の動きとかを確認したい。
 確認したいが、忙しくて何十話もアニメみてらんない。
 うおーニートがうらやましいー。
 
 しかし、いい年こいたおっさん(メチャクチャ渋い声の)であるブリタニア皇帝が「人と人の心を結びつけて嘘のない世界を作る」「兄さんは嘘をついた!」などという青臭い抽象的な(エヴァンゲリオンチックな)台詞を連発するのは、なんか違和感が……
 やっぱり少年の台詞だよな。


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