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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 4月は仕事が絶望的に少なかったのですが、5月はだいぶマシになりそうです。
 ゴールデンウィークは何かヘマでもしないかぎり仕事にありつけるでしょう。
 いいことです。
 4月なんて週の給料が3万円くらいでした。
 こりゃ漫画喫茶で暮らす羽目になるかもな、とビビっていたのです。
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 先日、椅子が完全にブッ壊れた。
 折れた足をガムテープで直して、何年もだましだまし座っていたら、あっちが外れ、こっちが外れて……背もたれすらバラバラに……
 これで椅子が壊れるのは二つ目だ。
 前の椅子は2万円も出して買った、高さ調節機能つきの椅子だった。だが座っているうちにネジが外れたり折れたり、やっぱり座れない状態になった。
 地球の重力とは恐ろしいものだ。
デブのせいじゃね? という声がどこからか聞こえてきたが、全力で無視させていただく)

 一体どうすればいいのか。壊れない椅子は無いのか。
 しかも今は貧乏で、2万円などという大金はとても出せない。
 なんとか3000円くらいで頑丈な椅子が欲しい。
 あちこちの家具店をめぐった。高い高すぎる。

 いっそ自分で作ってしまおうとか、東急ハンズで木材の値段などをチェックしたこともある。十分に頑丈なものを作ろうと思ったら材料費だけで4、5000円はかかりそうなので断念した。

 もっと安く作る方法はないかと思って、空のペットボトル数十本を積み上げた状態でガムテープでグルグル巻きにした。これで椅子になるはずだ。しかも空気圧によるクッション搭載! さっそく試しに座るぜ! とりゃ!
 パキョッ メキョッ ピキピキッ パキョ……
 だ、ダメだ。体重をかけると異音がしてペットボトルが潰れる。ぐらついて、まっすぐ座っていられない。
 
 悩んでいたところ、ゲームセンターの椅子がヒントになった。
 そうだ! こんな感じの、背もたれがなくて単純な構造の奴ならもっと安く買えるし、頑丈なんじゃないか! スツールという奴だ!
 リサイクルショップをめぐり、ついにわずか800円で理想の椅子を手に入れた。
 鉄パイプを曲げて四角いクッションを貼り付けただけの超シンプルな構造。
 回転も、高さの調節もできない。背もたれもない。
 だが、逆に言えば壊れる部分がない。
 鉄パイプが金属疲労で折れでもしない限り大丈夫だ。
 おお、しっかり座れるというのはこんなに心地よいものか。
 
 私は子供のころずっとイジメられていたから、イジメられっ子の心をよく知っている。私以上に知っている人間など滅多にいるものか。
 ……と思っていたんだけど、なんか、どうも違うようだ。
 イジメが出てくる小説はたくさんある。ライトノベルにもマンガにも出てくる。
 だが、どれもこれも「イジメられっ子の心理の描かれ方」が、私の実体験と大きく異なるのだ。
 一般的なフィクションでは、「イジメられてる奴」は「スクールカースト最下層」らしい。 
 スクールカーストというのは「人気の高低による序列」だ。
 「彼女がいて、みんなの人気者」が「高い」
 「誰にも相手にされない」が「低い」。

 これが「スクールカースト判定テスト」。
 私がやると「クラスD キモオタ男子」になるw

 物語の中のイジメられっ子は、スクールカーストが低い自分を嘆いて、上にいる人たちをうらやましがって、でも自分には無理だ、なんて思ったりする。
 この時点で、もう私とはぜんぜん違うのだ。
 小学校や中学校時代の私は「彼女が欲しい」とか「友達が欲しい」とか「人気者になりたい」なんて夢にも思わなかった。当時の私にスクールカーストの話をしたら、「みんなに無視してもらえるなんて、楽チンで最高じゃないか。入れ替わりたい」と答えただろう。
 友達も彼女も要らなかった。そんなのは恐竜やアンドロメダ星雲ほどに別世界の出来事で、私はただ「殺されたくなかった」。
 欲しかったのは「安全」。
 ちゃんと座って、教科書やノートを広げて授業を受けたかった。それだけのことができなかったのだ。よってたかって私を便所に連行し、(逃げられないように)裸にして暴力を振るっては「ウンコ食え!」とか「オナニーしろ!」とか命令するからだ。
 しかも親や教師に助けを求めても指一本動かしてくれない。
 教師に至っては、「君を殴ることでクラスが一つになって成績も上がってるんだからいいじゃないか。君は自分のことしか考えられないのか」とまで言い出す始末だ。ほとんどの教師が口を揃えてだ。はっきりいって警察の出番だと思うが、警察は学校の中のことには干渉してくれなかった。子供同士の遊びだといって取り合ってくれなかった。
 そんな生活が数年も続くとどういう精神状態になるか。
 全世界が僕の敵だ、と思うようになるのだ。
 あらゆる人間が僕を攻撃して殺そうとしている。親も教師もだ。少しでも隙を見せたら殺される。電車の中でも町を歩いても、みんなのざわめきが「死ね、死ね」という声に聞こえる。一見優しくしてくれる人間も、きっと僕を陥れようとしている。きっと僕のいないところでは悪口を言っている。テレビから笑い声が聞こえただけで「僕のことを笑ってるんだ」と思う。窓やドアの隙間から笑い声が聞こえてくる。
 そして、ある時スイッチが入って、さらに被害者意識が1ランク強くなった。
 僕がこんな目にあい続けるのは、人類そのもの、世界そのものが敵であるからだ。
 人類のDNAに増田をイジメろと書いてあるんだ!
 宇宙の物理法則がそうなっているんだ!


 この精神状態は、二十代後半くらいまで続いた。
 悪意の無い人間もけっこういるのだ、ということが事実の積み重ねでなんとなく分かってきて、長い時間をかけて穏健なものに変わっていった。
 私は、イジメられっ子というのはみんなこういう精神状態なのだと思っていたが……違う。これは普通じゃない。小説にも体験談にもこんな気持ちは書いてない。
 自分の怨念を小説にしていることで有名な作家といえば、たとえば本田透がいるが、あの人の怨念も私とはずいぶん違うものだろう。
 あの人の小説には「自分は物語の主人公になれない、必要とされていない」という絶望がよく出てくる。
 やっぱり私とは違う。正直ピンとこない。
 当時の私はまさしく、「全人類が悪に汚染されて僕を攻撃している!」という、「妄想幻魔大戦」の主人公だった。
 脇役になれるものならなりたかったよ。

 私の知っている苦しみは、世界のごく一部、きわめて例外的なものなのだ。
 だったら、「これがイジメの当たり前」という風に小説に書いても共感されないのは仕方ない。
 松屋の「豚テキ定食」が販売中止になってしまった。
 くうっ。生きる喜びが一つ減った。
 鳥インフルのときも狂牛病のときも思ったが、リスクの高い低いというものがまるっきり正当に評価されてない気がする。
 豚インフルエンザは豚肉を食べて感染する病気ではないのに。

 某「お前メチャクチャ太ってるけど感染してんじゃね?」(実際に言われた台詞)

 豚になる病気でもない!
 
 例によって反応が遅いですが、SMAPの草なぎ剛メンバーが逮捕された事件で……
 え? 「草なぎ容疑者」? 「メンバー」じゃないの?
 いぜんの稲垣吾郎のときは「メンバー」という珍妙な肩書きがついたのに。
 マスコミ的には今回の事件のほうが罪が重いということなのか。
 それとも基準が変わったのか。
 それにしても思わずにいられないのが、「これ、そんなに大事か?」ということ。
 酔っ払ってフルチンになったら逮捕で、薬物反応も無いのに家宅捜索されるって、なんか異常な厳しさだ。アメリカだったら警察が告訴されるレベルじゃないのか。
 ついこのあいだ皇居で暴れた全裸男は、警官に石まで投げたのに「逮捕」じゃなくて「保護」で、しかも何の処罰も受けなかったのに……なんだこの差。
(あれ? 逮捕と書いてある報道もあるな?)
 不公正を感じるよ。
 大臣にまで罵詈雑言を浴びせられてるし。
 「最低の人間だ、絶対に許せない」って、人でも殺したんかいと。
 あんたの友人の友人であるアルカイダのほうが最低と違うかと。
 


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