ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設
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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 話題になっているアニメ「けものフレンズ」観た。 なるほどー。 第一印象は、完全に幼児向けアニメだね。 エロ無し、暴力なし、恋愛なし、パロディなし。 記憶喪失の主人公「カバンちゃん」が、擬人化された動物たちと触れ合いながら旅をする話。 絵本や童話のようだ。 これは日曜日の朝にやって子供に見せる内容でしょ。 とくに5話、ビーバーとプレーリードッグが力を合わせ、お互いの得意な所を活かして家を作る話なんて、すっごい教育的内容だ。親御さんも安心の「テレビまんが」。 子供向け番組を大人が見たら面白かった、というのはよくあることで、そもそも「子供向け番組を楽しむ」のが「オタクの本道」で、最初からオタク向けに提供された番組を無批判にモグモグしちゃうのは、本来のオタクの姿ではないのだ……という考えもある。 「オタク向けの作品で満足するのは家畜化されたオタクであり、自分の力で獲物を獲ってこそ一人前である」という、オタク野生化論である。おお、なんかけものフレンズと親和性高い? この作品は、ネットでいろいろ考証されているのを読めば分かる通り、「人類滅亡後を描いたSFである」としても楽しめるんだよな。 私は、ネットで色々と考証されているのを先に読んで、「そんなに凄いSFなのか」という先入観を持って観た。(先入観なしで見たかったが、もう無理だ) 最初の1話、2話あたりは「うーん……? これからおもしろくなるのかな?」という感じだったが、4話で完全に「はい、人類滅亡後SFです」と確定して、「えっ?」と思って1話、2話を見返したら、最初から布石をいろいろ打っているのに気づいた。 そんなわけで、「一体いつ、牧歌的雰囲気の底が抜けるのか」とドキドキしながら観ます。 でもなー。 ネットで流行っている「なんとかの得意なフレンズなんだね!!」だけど。 アニメ本編に、そんなセリフないじゃんw 実際にあるのは「かりごっこの苦手なけものなんだね」とか「フレンズによって得意なこと違うから」などのセリフだ。 存在しないセリフが流行するのも、よくあることだけどね…… 最近の例としては、ガールズ&パンツァーの武部沙織の「やだもー!」ね。 本編にはそんなセリフないのに、沙織を象徴するセリフになってしまった。 あと、私のような疲れたオッサンには、主題歌が心にしみる。 もう夜遅いので、歌の話はまた別の日に。 PR アニメ「ガーリッシュナンバー」最後まで見ました。 うん、良かった。もっと見たいと思えた。 途中、主人公・千歳の心は少しへこんだが、鬱展開というほど極端ではなく、そこからの立ち直りも、心を入れ替えるというほどドラマチックなものではなく。 開き直りに近い。 千歳は傲慢なバカのままだが、「何も知らないバカ」と「知ったうえで、なおもバカでいられるバカ」は違うのだ、という話でした。 成長という言葉を使うのは違うかもしれないけれど、変わってはいるし、バカが仁王立ちしてガハハと笑うことで救われる人間は間違いなくいる。だから千歳のことをカッコイイと感じる人も、応援する人もいる。 このくらいのバランスが一番いいのかもしれない。 ドラマ「アオイホノオ」で、ろくに描かずに他人を批判してばかりのダメなホノオ君が、わずか3作品を描いただけでプロになってしまった時、「結局、天才だったってことか。何ら痛い目を見ずに成功か。いいのかよ……」と思ってしまいました。 しかし、「描かないマンガ家」みたいに、厳しい現実でプライドを木っ端微塵にされ、「今までの自分は甘えていた」と全否定し、一切のビッグマウスを封印して誠心誠意努力し、やっとプロになれました、みたいなのも…… それはそれで…… えっ、全否定しちゃうんだ、という。 じゃあ、いままでの口だけ主人公を面白がっていた私はなんなのかなあ、という。 ワガママで申し訳ないけど、どっちも「なんかなー」「嫌いではないんだけどな―」と思っていた。 ゴーマン主人公がどうあるべきかは、難しい。 ガーリッシュナンバーは、ホノオくんに近いけど、微妙な差を感じて、納得できる。 明るいアニメがみたいな。 戦争とか殺し合いとか、恋愛の修羅場とかは無いやつ…… もちろん美少女がいっぱい出るやつ。 と思って、「ガーリッシュナンバー」を観ている。 うーん。 これは凄いなーw リアルタイムで見ておけば良かった。 闇の「SHIROBAKO」、裏の「それが声優!」 新人声優の女の子が頑張って行く話。 アニメ業界のダメな所をコメディタッチに描く話でもある。 「それが声優!」も同じ話だし、「SHIROBAKO」もそういう要素あるけどさ―。 「それが声優!」と違うのは、主人公・ちー様こと烏丸千歳の圧倒的な傲慢ぶり。 殴りたくなるレベル。 だって「勝ったなガハハ!」と「心の友よ!」が口癖なんだぜw どこのジャイアンよ。 なんつう性格の悪さ。なんつう思い上がり。 お前、頭大丈夫か、消されるぞ……SHIROBAKOのずかちゃんみたいな、素直な努力家でも苦労してる世界なのに……って思った。 でも、こういうゴーマンな女の子割と好き。 実際にいたらたぶんファンになってる。 馬鹿すぎて大物だよねえ。このくらい自信家じゃないとやっていけないのかもなあ、という気もする。 徹底的にビッグマウスの悪役レスラー路線でいくのも良いかもなあ。 でもまあ、微妙なしぐさには心の揺れ動きが出ている。弱い心をゴーマンの鎧で守っているようにも見えないこともない。 そのギリギリのところが面白い。 まだ5話までしか見てないので、最終的にどっちに転ぶか楽しみ。 アニメ「バーナード嬢曰く」を全部一気に観た。 うおっ、これは…… 読書家を気取ってるくせに、本を読むのがめんどくさい、バーナード嬢こと町田さわ子と、SFマニアの神林しおりたちが織りなす、「読書家あるある」ネタのコメディ。 原作の漫画は、1巻だけ読んだ。 「ちょっと面白いね」くらいにしか思ってなかった。 「グレッグ・イーガンは、ファンもよく分からずに読んでるし、たぶん作者も分からずに書いている!!」「ええーっ!?」という言い切りが面白かった。 でもさー。アニメ版だと印象が全然違ってさ。 これは、さわ子が主人公のコメディというよりも。 SFマニアゆえに、物事を難しく考え過ぎちゃう、ちょっと堅物の女の子・神林しおりが。 アホでお調子者だけど、それゆえに純粋な女の子・町田さわ子に出会って、徐々に仲良くなって、変わっていく話じゃないか。 二人の間の、淡いけど尊い、心の交流の話じゃないか。 とくに終盤の4話くらいは完全にそういう話で。 ユーフォニアムに匹敵する百合アニメじゃん。 びっくりした。 そして、ほっこりした。 二人に幸あれ(真顔)と思った。 篠原健太「彼方のアストラ」という漫画を見つけて、買って読んだんです。 「スケットダンス」作者の新作です。 もう、これがね! 大当たり! 子供の頃SFが好きだった、という人なら大喜びで転げまわるよ。 時は未来。2063年。宇宙キャンプに出掛けた高校生たちが、謎の球体によって5000光年の彼方に飛ばされてしまう。さいわい宇宙船は手に入ったので、さまざまな惑星を探検して食料とかを補給しながら地球を目指す。個性豊かなメンバーは、ときに対立しながら、個性を活かして活躍して、絆を深め合っていく。 みずみずしい心の交流も良い。 「誰が彼らを宇宙の彼方に送り込んだのか?」という謎も良い。 「彼らの中に、彼らを殺そうとしている犯人が紛れ込んでいる」というサスペンスも良い。 全部良いんだけど、何より、彼らが冒険する、いろんな惑星の架空の生態系が良い。 SF的な驚きと感動に満ちている。 懐かしいなあ…… スペースオペラというか、冒険ジュブナイルSFだね。 むかし読んだジュブナイルSFを、現代の漫画技術で発展させ再現したような作品。 宇宙の彼方で少年たちが冒険する漫画とか、もう今の流行りじゃない、こんなの今の時代に読めないと思っていた。 でも、読めた。しかも傑作だ。 つうか、「彼方」って単語を使いすぎだ、俺。 使いたくなるんだ。 スケットダンス作者は、SF者だったのか。 そう言われてみれば、スケットダンスにも「キュビワノ族のマケマケ」とかいう妖精が出てきたよな。これは天体の名前です。太陽系外縁天体といって、冥王星と同じような、太陽系の外縁にある氷の天体。 「この人は天文や宇宙が好きなのかな?」とは思ったのですが。 ここまでゴリゴリのSFの人だったとは。 2063年に超光速航法とか、無理すぎない? 超光速航法は不可能であるか、可能でも遠い未来の話だろ……と思うけど、でもそれは、私がSF的なロマンチシズムを失ってしまった証拠なのだ。私が子供の頃読んでいたSFでは、ワープ航法は当たり前だった!! そんなわけで、SFファンにオススメ。 とくに、「昔のSFは面白かった」「あの感動を、もう一度」という人におすすめ。 |
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