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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 「ルパン三世PART5」見ている。
 インターネットが題材のルパンって……だめそうだな……
 すでにインターネットは最新のテクノロジーじゃなくて、電気や水道のような、あって当然のものだからな。
 と思っていたけど、でも第1話みて、おもしろいじゃん!!!
 水瀬いのり声のハッカー少女すごくいい!
 モノクルを使ってネットにアクセスするルパンも格好いい。
 カリ城のオマージュとか、古参向けのサービスもたっぷり!!

 「祖父はアルセーヌ・ルパンと言われるが、それを証明するものは何もない」
 
 って言ったのが、衝撃的だった。
 年齢的に無理があるもんね。
 アルセーヌ・ルパンは1880年代の生まれだから、1世代が30年とするとルパン三世は1940年代生まれ、頑張って40歳で子供作っても1960年代生まれになるからね……
 ルパン三世という作品が始まったのは1960年代で、ウルトラマンと同じくらい古い(ドラえもんよりも古い)作品だから、当時としては「アルセーヌ・ルパンの孫」で計算がピッタリあったんだよね。
 考えてみれば、もうルパン三世って50年もやってるんだよね。
 アニメが始まったのも40年前。
 こんなに長く続いて、今も面白いのは大変なことだよ。
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 アニメ「りゅうおうのおしごと!」について。
 私は原作ファンなので、「原作と比べて、ずいぶんダイジェストにされている」という点が気になる。
 そのくせ、八一が幼女に踏まれて喜ぶようなシーンだけは残しているので、「将棋7 ロリコン3」のバランスが「ロリコン7 将棋3」になっちゃってる気がするぞ……

 で、「原作と違うじゃないか」という不満以外に、もう一つ不満がある。
 原作にたいしても抱いていた不満。
 アニメ化されて、ますます強くなった。

 「夜叉神天衣を、もっと出せ!!」

 なんであんなに冷遇されているんだ!!
 原作でも出番少ないんですよ……
 将棋の対局では強くて、あいよりも結果出してるけど、ストーリー的には蚊帳の外で……
 アニメだけ見た人が言ってました。
 
「夜叉神天衣というのは、重要なライバルキャラになると思っていたのに、そうじゃないんだな」

 ですよね!!! 納得いかんですよね!!
 あいが切磋琢磨しあえるライバルを作りたかった、という八一の考えはどこに行っちゃったのか。
 「もっと勉強すればよかった、わたしはわたしに負けたんだ」というあいの涙はどこに行っちゃったのか。
 あれっきり、互いに高め合うライバル意識、出てこないんですよ。

 原作5巻まで(アニメ化された部分)だと、ヒロイン序列はあい、桂香さん、ずっと差が開いて銀子。
 原作6巻以降で銀子の恋心がクローズアップされ、序列1位に銀子が昇格。2番はあい。桂香さんが脱落して、かわりに供御飯 万智さんが3位にランクインしてきた。

 どっちにしても天衣は序列に入ってない。

 たまに出てくると、すごく魅力的だけに……
 あいと天衣は、敬意と友情があるけど、絶対負けたくないライバル、という話をやってほしいなあ……
 そしてバチバチ戦ってほしいなあ……
 どうしてそういう話を描いてくれないのかあ……

 天衣は大人びているから。
 厨二病的なことをたまに言うのも、ゴッドコルドレンとは意味が違う。「早熟だから、実年齢よりも早く中学生になった」ってことだと思っている。
 たぶん中学生になったら厨二病を卒業する。

 八一「おまえ、最近あれ言わないのな。『来なさい、踊ってあげる』」
 天衣「……!!(顔真っ赤)」

 たぶんこうなる。

 10歳のわりにすごく人格がしっかりしていて、一人で強くなれる、一人で悩んで一人で立ち直れる、八一のこともちゃんと好きだけど、あいのようにベタベタしない、距離をおいて敬愛する。
 それが一番の魅力であるので、天衣のほうからあいに距離を詰めて絡んでくるのは、無理がある。
 あいの方に「ここままじゃわたし、天ちゃんに負けちゃう!」って危機感持って貰わないとダメか。
 でも、あいは「ししょうの大切な人になれた」ことで幸せだから、将棋の実力で天衣に負けても、あんまり危機感持たないよなあ……
 八一が「おまえ最近弱いから破門な。弟子は天衣だけでいいや」なんて言えば死に物狂いで努力するけど、そんなこと八一が言うわけないんだよね。
 師匠を支えた、という点では、もう圧倒的絶対的な絆があるから。

 どうすれば良いんだろうねえ……

 アニメ「りゅうおうのおしごと!」11話まで見た。
 最終話は明日見ます。

 まあ、いろいろ言いたいことはあるんだけど。

 11話の感想としては、「声優の演技すごいな」ということ。
 泣く銀子。観ているものの心が掻きむしられるようだ。
 桂香さんは優しさ、決意、可憐さをすべて併せ持っている。
 銀子を慰めているシーンは母のようだが、八一にメッセージを送るシーンは少女のようだ。
 そして何よりも、圧巻なのは、あいの演技。

 「ししょう? ししょう、ししょう、ししょう……ししょう!」

 同じ単語の繰り返しなのに、当惑、喜び、不安、期待、これらを演じ分けてるんだぜ!!

 いままで重要場面をカットしまくりで、原作ファンとしてはいろいろ文句が……
 でも演技があんまりすごいんで、もういい!!


 アニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキスを5話まで見た。

 4話はスゴイ爽快感だった。
 ヒロくん、事実上の告白。「それでこそダーリンだ!」ってゼロツー大喜び。
 ふたりで大脱走、大活躍。
 EDをアレンジした曲に合わせて、敵のど真ん中をぶちぬくぜ!
 「エヴァみたい」という印象は雲散霧消し、グレンラガンやキルラキルになった。

 でも……

 状況は変わってないんだよね。
 コドモたちはオトナを守るために生み出された存在である。
 生活のすべてを管理され、恋愛も性も知らない。
 フランクスに乗れないコドモに存在意義はない。
 そして、次に乗ったら死ぬ……

 絶望的状況で、死ぬ覚悟を固めただけなんだよね。
 悪く言えば発狂エンドだ。
 
 その齟齬が、5話で爆発した。
 不穏! ありったけの不穏を美しい情景描写で塗りつぶす5話!

 「もう戦うな」と言われても、「生きがいを感じてるんだ」と拒否するヒロ。
 「そっちの部隊に、オトナになれたコドモはいますか?」って言われた口ごもる者達。
 「ボクが人間じゃないだって? じゃあ人間って何さ?」と問うゼロツー。
 お互いに地雷を踏みまくり傷つけ合うイチゴとゼロツーの上に、雨が降りしきる……
 洗面所で蝶を捕らえる蜘蛛。
 最後に天を仰ぐと、天井の骨組みは、蜘蛛の巣に似ていて……

 これだよ、これが観たかったのだ。
 4話のあとに「これは一時的な躁状態だな。次は落とすな、鬱展開になるな」とはわかっていたけど、でも無理のない、すごく必然性のある鬱展開で、絶望の中で己を焼きつくすような炎で、素晴らしかった。

 ラストではしゃいで踊りまわるゼロツー、イチゴに毒づいた冷酷なゼロツー、極端な二面性が良い。
 
 5話までワンセットで見ると、やはり、「俺が観たかった奴はこういうのだ」と思う。
 今の時代のエヴァンゲリオン、いっそ「真のエヴァンゲリオン」くらい言って良い。

 ただ、俺はもう40代のオッサンになっちゃったから。

 オトナたちは、何か重大な秘密を隠している……
 自分たちコドモは騙されている。絶望的な鳥かごの中で管理されている……
 セカイの殻を破壊せよ……!

 みたいな実感は、もう、いまさら持てないな……
 しかもそれ、いまどきの10代の実感とはズレてる気がするんだよね。
 俺が少年や若者だった頃にこれ見ていたら、一生を左右されるくらいハマっていただろうな。

 ネットにこんな言葉があります。

「エヴァンゲリオンを遠心分離器にかけて、上の方に浮かんできたのがシンカリオン。下に沈んだのがダーリン・イン・ザ・フランキス」

 なるほどそうか……
 それじゃ観ない訳にはいかないな。
 そんなわけで、観てみました、アニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」。
 ……。
 最初は、ツッコミながら見ていたんですよ。
 その極太のツインテール、虫みたいできもちわりーな、とか。
 すぐ隣の格納庫に敵がいるのに、時速1200キロ出してどこに行く気だよ、とか。
 シンカをシンカギアとシンカマスコンにタッチしてシンカリオンを発進させるんだ! って、シンカシンカうるせえww
 
 でもね。
 リピートしたくなって、第1話を3回くらいみた。
 そしたらね。
 俺の中の、「中2」よりも幼くて純真な、「小3」の魂が目を覚ました。
 これって。
 すげえかっこよくておもしろいのと違うか……?
 勇気や、ロボットのカッコよさや、親子の信頼を、わかりやすく直球で描くというのは……
 オタク向けではなくて子供向けに作られたアニメというのは……
 来る。独特の味わいで心に突き刺さってくる。
 たまにはこんなのも良い。
 っていうか、こういうのこそ、今の疲れた俺が求めていたものだ。

 エヴァンゲリオンに似ているかどうかって?
 微妙。
 「父の作った秘密のロボットに、適合する少年が乗って、謎の敵といきなり戦うハメになる」という、ストーリーの流れを取り出してみると実に似てる。
(っていうか、この導入部のストーリーはエヴァ特有のものではなく、ロボットアニメのテンプレだ)
 でも、俺にとってエヴァをエヴァたらしめている重要部分は、「陰々滅々とした世界観、ギスギスした人間関係、思わせぶりなセリフ」だから。
 陰々滅々やギスギスを完全に取り除いた、明るくハートフルなエヴァがシンカリオンだ。
 取り除いた時点でエヴァじゃない。
 逆にダーリン・イン・ザ・フランキスは、「父の作った秘密のロボットにウンヌン」というストーリーとはぜんぜん違うけど、「陰々滅々とした世界観」「ギスギスした人間関係」「思わせぶりなセリフ」が本家エヴァ以上に濃縮されており、強烈なエヴァ感をもたらす。

 でも、シンカリオンがエヴァかどうかなんて、どうだって良いよ。
 俺の中の小学3年生がワクワクしてるんだよ。
 
 あと、佐倉綾音の少年声いいよね。
 ロリもお姉さんも悪くはないんだけど、少年が特にクる。
 コンクリート・レボルティオの17話だっけ、あれでガツンとやられて……
 この人間離れした、中性的でありながらセクシーで、神々しい印象すらある声は……
 誰なんだ?
 うわっ、佐倉綾音だった。佐倉綾音ってこういう声だせる人なんだ。
 シンカリオンの佐倉綾音はもっと普通の少年声だけど。


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