おれはオタクじゃないのかも

　コミケが始まる。
　しかし私はお盆休みを全く取れず、毎日朝早くからお仕事。
　いろんな現場をバイクで回ってるんだけど、すごい距離を走る。
　１日に１８０キロとか……
　どうも最近、「このルートだと何分くらいかかるはずだ」「この道のほうが近いはずだ」という予想がサッパリ当たらない。
　土地勘がボロッボロになっている。
　１時間ちょいで行けるだろうと思ったものが１時間４０分かかった。頭を抱えた。
　バイク便時代も、（バイク便の基準では）方向音痴で走りが遅い、ダメな奴だった。
　しかし当時よりも悪くなってるな。
　明日はまたルートを変えてみよう。

　タイトルと関係ない話をしてしまった。

　ネットがコミケの話題でワーッと盛り上がるのを見て、痛感した。
　俺、オタクらしいことあんまりやってないんですよ。
　コミケにも数年いってないし。
　秋葉原にも数年いってないし。
　美少女フィギュアとか買わないし。
　ブルーレイもＤＶＤもぜんぜん買わないし…
　声優のコンサートも、昔は言ってたけど最近はぜんぜん……
　っていうか俺が行ってた声優コンサートって９０年代声優ですよ。岩男潤子とか。今はどんな感じなのかなあ。
　「オタクだったらナニナニやってるんでしょう」ということをぜんぜんやってない……
　では俺は何者なんだろうと……
　ライトノベルとＳＦと軍事とバイクをちょっとかじってる人。
　それだけの存在で、そんなのオタクではないと俺は思う。
　それなのに「俺は普通の人じゃない」という自意識の残骸だけが残っている。
　少なくとも、「一般人よりも能力や情熱を持った」「ポジティブな意味のオタク」ではない。
　「一般人ならできること（恋愛・友達付き合い等）ができない人」「できないまま歳を重ねた人」というネガティブな意味のオタクに当てはまってしまっている。

　ああ……
　割と本気でへこんだよ……

　しかし明日も早い。寝なければ。
　現実逃避じゃないよ！
　寝ないで１日に１８０キロ運転したら確実に事故るんだよ！
　人殺しになりたくないから寝るんだ。
　もっと寝たいな……
　寝ている間だけが幸せ……（やっぱり逃避ｗ）

カレー雑炊を４合食べて、腹がはちきれそう

もともと太っててシャツがはちきれそうだけど、その話じゃなくてね。
　冷蔵庫の中にご飯が１．５合くらい残っていて、「これ２日前のやつだよな……そろそろ食べないと腐るな……よし、カレー入れて雑炊にするか」と思った、そこまでは良かったんですよ。
　すっかり干からびてるから、雑炊にするのはいい案だと思ったんですよ。
　ところが作ってみると、量がメッチャ増えて。
　ラーメンどんぶり２杯ぶんくらいになったぞ。
　もとは１．５合なのに、４合くらいに……
　「今食べないと腐る！　もったいない！」って、ムリヤリ腹に詰め込みました……
　正直、おいしかったのは前半だけで、後半は拷問のようでした……
　腹が内側からの圧力で弾けそう……
　歩いただけで気持ち悪くなるし……
　カレー味のゲップがブエッブエッと出るし……
　後悔している……
　しかし、どうすればよかったんだ……
　冷蔵でダメなら、冷凍すればよかったのか……？
　
　きもちわるい……
　なんとか夜勤までに体調を取り戻せるだろうか……
「食い過ぎて気持ち悪い」なんて久々だ……
　どうせなら自作の珍料理如物体じゃなくて、ちゃんとしたものを食べてこうなりたかった……

こないだの喧嘩について

　こないだ、「同じ会社の人に肩を触られて、喧嘩みたいになった」という話をしたじゃないですか。
　思い出したんですよ。
　あの人は初対面じゃなくて、同じ現場に入ったことのある人だった。
　私は完全に忘れていたけど、向こうは私の事を覚えていたんだろう。

　向こうは、友達のつもりで普通に話しかけたのに、私は「知らないおじさんが近寄ってきた」と思ったから拒絶した。
　向こうは、「友達なのに、すごく冷たい態度をとられたから」怒った。
　ということだと思う。
　
　今後どうしよう……
　もちろん本人には謝るけど、どうすれば再発を防げる……
　向こうが親しそうに話しかけてきたけど、この人誰だっけ？　ということは以前にもあった。
　「すいませんどちら様ですか？」とは言いづらくて、なんとなく話を合わせることが多かったけど、たとえ一時的にいやな気分にさせたとしても、「誰ですか」って聞いたほうがいいな。
　一時的に雰囲気が悪化するのを恐れて、もっと悪いことになってしまう、ということも多い。
　勇気が必要だけど、訊いたほうがいいだろう。
　というより、俺は人の顔や名前を覚えられなくなっている。
　明らかに他の人とは違う。
　どこかおかしいのか……

中耳炎が治ったぞ！

　もう１ヶ月以上、治療を続けてきた中耳炎が、ようやく落ち着いた。
　抗生物質をいろいろ飲んでも効かないものだから、どうしたものかと困っていたよ。
　医者を変えたほうがいいかも、とか……
　だが治った。　
　耳の中で「コポッ」とか「ブッブッ」とか「バリッ」とか異音がしていたんだけど、それも消えた。
　よかったよかった。

　……でも再発するんだろうなあ……
　１２月、３月、６月、くらいのペースで再発してるからなあ……

懐かしい人に会った

　何日か前。
　駅のホームで、ふと名前を呼ばれたんですよ。
　すると、もう数年あってない、懐かしい顔が。
　私が左翼活動家（のようなもの）だったときの友達です。
　１０年くらい前、この人（たち）と一緒に、イラク戦争反対デモとか、浜岡原発の停止を求めるデモとか、よく行きました。喫茶店でガンダムの話とか小川一水の話とかを語り合ったり、小説の感想なんかも頻繁にもらっていました。
　サヨク友達でもありオタク友達でもあり。
　１０年前といえば、あのころ書いた小説が「天才！　松戸才子まーち」とかです。
　たぶん私は、あのころすごく毎日が充実していたのだと思います。
　「まーち」を今読むと、「こんな楽しそうなの、よく書けるな。書いた人は幸せなんだろうな」って思います。もはや他人が書いた小説。
　昔はそれだけ親しかったのに、いつの間にか会うことがなくなっていた。
　ようするに、私が政治活動から離れたからですが……
　小説もろくに書いてないし……
　働いて、働いて、空き時間にはずっと寝ているだけの、犬みたいな人生になっちゃって……
　時間が経過するごとに「もう会えないな……」って気持ちになりました。
　がんばってる人間に、何もやってない私が会って、何を話す？
　自分の情けなさが痛々しくて、「とても顔を合わせられない」。
　
　でも会ってしまった。
　その人とは、ほんの少しだけ「最近どうしてる？」みたいな話をしました。
　５分そこそこの会話で、「それじゃ、また」。
　やっぱり「恥ずかしい。何もできなくなっている自分の姿を見せたくない」。
　だが「じゃあ会わないほうが良かったのか」というと……
　そんなことはないよな……
　少しだけど、胸の奥に詰まっていたものがとれたような清々しさがあります。