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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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連休の間はずっと仕事でした。
 バイクでひたすら走りました。4日間で600キロ。
 鎌倉とか走りました。さすがに134号線は大変な混雑です。
 雨が降った日はまだマシでしたが、晴天の5月4日、あの日がやばかった。
 バイクでもスリ抜けできないレベルの大渋滞(だって道がところどころ狭くなって隙間がない!)が10キロも続いて、ウガーッ! イライラー! ってなりながら走った。

 でも素晴らしいこともあった。
 湘南地方はツーリングらしいバイクがたくさん走っていて、すれ違うたび、「おっ、あれはナントカだな」ってニヤニヤしていたんですよ。いろいろなバイクが走っている姿は心を癒してくれますよね。
 ところが、「なんだろアレ?」ってバイクが一台あって、気になって、それを追いかけて並んだんですよ。
 円錐形のやたら長いタンク。非常に個性的。
 リアサスは無い。シートの下にスプリング。リジットサスという奴か。
 かなり古いデザインだな。エンジンはV型……うーん。ロングストロークで古そうなエンジンだな、でもこれはなんだろう……どっかで見たような気はするんだよね……
 タンクに小さな文字で、こう書いてあるのを見つけた。
 
 BROUGH
 SUPE

 ここまで読んで、で私は周囲をはばからず叫んだ。
「ブラフ・シューペリア!!」
 ジェットヘルをかぶったライダーが私に振り向く。
「いや、その、失礼しました……」
「そうです、ブラフ・シューペリアです」
 にこやかな青年で、私の無作法に怒った様子はない。
「本物ですか! これ本物ですか!! スゲー! スゲー!」
 さらに失礼な俺。
「はい本物です」
「すいません、本当に。でも驚いちゃって……ほんとにいるんですね、乗ってる人が……凄い、本当に凄い。だってこれ超貴重な歴史的マシンでしょう。国宝みたいなものでしょう、維持できるなんて……これはアレですか、SS100というやつですか」
「SS80です。100は手が届かなかった」
「おお……」
 感動のあまり、私の声が震える。
 だってあなた、ブラフ・シューペリアですよ。
 戦前のイギリスで作られた、最高品質の超高性能バイクですよ。
 当時、日本のバイクは陸王とメグロしか無くて100キロ出すのがやっとだったのに、ブラフ・シューペリアは180キロくらい出したんですよ。正真正銘のバケモノですよ。今の世の中であれに相当するものはない。ハヤブサもR1も、そこまで突出した高性能じゃない、他のメーカーだって大差ないものを作れる。だがブラフ・シューペリアは違う! 誰にも真似ができない超技術の結晶だった! ……と私は考えております。
(詳しい人にツッコまれるのが怖くなった)
 値段も桁違いに高かったけど。
 いま買おうとしたら1000万円くらいはするはずです。そもそもカネ以前に、80年前のバイクを維持できるなんて、なんという情熱……部品とかはどうやって入手するんだ!? 図面かいて、工場に発注するの!?
 いろいろ話を聞きたかったけど、仕事中で、遅れるわけにはいかないので、数分喋って別れた。
 ああ、感動した、興奮した……心臓のドキドキが止まらない……

 って話を、会社に帰ってからいろんな人に話しても共感してもらえない……
 バイクに詳しい、昔走り屋みたいな感じだった人にこの話をしたら「なにそれ?」などと言われ、仰天した。えーっブラフ・シューペリア知らないの!? バイク好きと言ってもいろいろな派閥があるのか……?
 とにかく俺にとってブラフ・シューペリアは、「そういうのがある」という知識はあっても、はっきりいって伝説の存在、この世のものだと思っていなかったんです。
 それが目の前を走っている!
 アニメキャラが画面から出てきた! というレベルで驚天動地の出来事です、私にとっては!

 とにかく世にも珍しいものを見た。
 この感動だけでしばらく元気に働ける。
 あー、でもー!
 写真撮らせてくれって言うの忘れたー!!
 撮って待ち受け画像にでもすれば、毎日ニヤニヤできたのに!
 
 追記

 ブラフ・シューペリアが誰にも真似ができないできない超技術というのは言い過ぎだった。
 イタリアにはもっと速い奴もあったはずですよね、ジレラ・ロンディーネとか……ロンディーネの知識なんて、マンガ「ジャジャ」でちょっと出てきたから知っているだけでゼロに近いけど、あれはもっと速いですよね。
 でもあれは一品物のレーサーだからジャンルが違うブツブツ。
 思い入れ故に口走ったということで。ドイツ車もイタリア車も好きですよ、けっして馬鹿にする意図はありません。
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ペットボトルに小銭をためていたんですよ。
 本当はバイクを買うための貯金だったんだけど、近いうちに別件で出費がありそうだから、両替したんです。
 ペットボトル13本にぎっしり詰まった小銭。重い! リュックの底が抜ける!
 いぜんは窓口でしたが、いまは機械でやるんですね。
 両替したら11万円になりました。
 だいたい予想通りの金額です。瓶ごとに「10円玉」「50円玉」って分けてるから、数えなくても金額がわかる。10円玉を500ミリペットボトルに詰めると400枚、4000円程度になるのです。50円玉では2万円ちょっと、100円玉では4万円。これを知っていればパッと見でわかるでしょう。
 しかし……11万円というのは大金は大金だが、バイクを買うための貯金としては足りないし……いまこれを使ってしまうのはなんだか嫌だなあ。
 なにより、ズーンと重い20キログラムもの硬貨が、口座上の単なる数字になってしまった。
 価値は同じなのに損した気分……
まだウクライナ情勢が落ち着かないみたいですね。
 
 わたし、ウクライナと言われればミノフスキー博士を思い出します。
 「ガンダム」で、ミノフスキー粒子を発見した、あの博士ですよ。
 いまから26年前、1988年に「サイバーコミック創刊号」って雑誌があって、それに「STAMPEDE ミノフスキー博士物語」ってのが載っていたんです。
 深く印象に残った名作です。

 このマンガによると、ミノフスキー博士はウクライナ人なんです。
 チェルノブイリの出身なんです。
 幼いころ、外で遊んでいた彼を、突然の原発事故が襲う。
 彼は逃れて助かったが、故郷を追われ、家族全員と死別する。
 彼は決意した。
 「今の科学が不完全だから、こんな事故が起こってしまうんだ。
  ぼくは科学者になって科学をもっと発展させる。
  原子力を完全に制御できるようにしてやる……」
 その後の、彼の青春、愛する女性との出会い、親友イヨネスコとの友情など、いろいろ描かれます。
 しかし、あまりに天才であるゆえ嫉妬され、イヨネスコに陥れられて学会を追放される。
 失意のミノフスキー博士に声をかけたのがジオンであった。
 軍拡を進めるジオンで博士の才能は歓迎される。
 ついにミノフスキー粒子を発見し、その力で戦争の形態を一変させる。
「あのギレンという男はイヨネスコと同じなのよ! わからないの!」
 愛する妻の言葉すら耳に入らず、ミノフスキー博士は、ミノフスキー粒子を最大限に活かす兵器、モビルスーツを開発する。
 そうなんです。このマンガの設定では、彼は単なる理論物理学者じゃなくて、モビルスーツも開発してるんです。天才すぎる!!
 しかし、突き進んだ先にあるのは、人類史上最悪の侵略戦争。
 本当にこれでよかったのかと我に返り、勲章を拒絶する博士……
 最後は、老いさらばえた博士が、宇宙服を着てチェルノブイリを訪れるシーンで終わります。
 荒涼たる汚染された大地に立ち、博士は言います。
「私はお前に勝った。
 だが私の生んだものは、お前以上の破壊をもたらすだろう……」

 面白そうでしょう。
 すごいグッと来ましたよ。
 
 これはガンダムの公式設定ではありません。
 時代のツジツマが全く合わないんです。
 ミノフスキー博士がチェルノブイリの頃にはすでに生まれていたってことにすると、ジオンと連邦が戦争したのはそれから数十年後、せいぜい2050年頃ということになってしまう。
 科学の進歩早すぎだろ!
 「人類が、増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、すでに半世紀」という設定と矛盾する。
 西暦2000年に宇宙移民というのは、さすがに無理がある……
 このマンガが描かれた1988年の時点では、2000年に宇宙移民はあり得る、と考えられていたんでしょうか? どうなんでしょう年配の方。

 とにかく、いまのガンダムシリーズとは矛盾し、なかったことにされたマンガです。
 でも、すごく心に残ってるんです。
 
 4月に入った途端、仕事がガクンと減りました。
 震災以前は毎年こうでした。2010年4月なんて13日しか働いてない。
 でも震災以降は一度もヒマにならなかったんだけどな?
 なんで昔に戻ったんだろう? 増税の影響もあるのかな?

 まあとにかく、たまにはヒマもいい。
 だから病院に行きました。
 皮膚科、耳鼻科、睡眠クリニック。1日で全部行った。
 平日の昼間だから空いていたが、カネは合計1万円くらいかかった。
 高っ。
 だが、仕方ない。早めに治しておかないともっと困る。

 耳鼻科では聴力検査をやった。片耳の鼓膜が振動してないそうな。
 でも聴力自体は「ふつうよりちょっと悪い」程度。
 鼓膜がなくても結構聞こえるってことですかね?
 どうも鼓膜の奥にウミがたまっちゃってるらしくて、薬を耳から入れても炎症の元を断つことができないようだ。だから再発するのだろう。
 だから今回は鼻から耳まで金属の管を通した。
 痛い痛い! 麻酔をスプレーしても痛い! 鼻の軟骨を内側からこじ開けられて、グリュングリュン痛い痛いグリュングリュン痛い痛い!
 反射的に涙が出る!
 よく耳鼻科で小さい子供が泣いてるけど、こりゃあ泣きますよ……
 とにかく、今までよりも一歩進んだ治療をしたので、治ってくれることを期待。
 
 ところが病院行ってから、逆に頭痛・喉の痛み・めまいが激しくなったのだ……
 耳鼻科で風邪をうつされた……?
 もらってきた薬の中に鼻水と喉の薬があるけど、飲んでも緩和したように感じない。
 体調めっちゃ悪い……
 休みがもらえて幸運。
 この状態で夜勤12時間とか入れられると倒れかねない。
 今のうちに体力をできるだけ回復しよう。
 「艦隊これくしょん(艦これ)」に、ついに戦艦ビスマルクが登場か!
 おれ、艦これには手を出さないように我慢していた。
「絶対、ハマっちゃって寝食をわすれるだろうな」と思っていたから。
 我慢していたのに、ビスマルク出てくるとフラフラする。

 ネットでは、女体化ビスマルクのことを「ビスまる子ちゃん」とか呼んでるけど、それやめてw
 でも言いやすくて、おれも言っちゃう。

 金髪も巨乳も好きじゃない。
 でも、ビスまる子というキャラは好き。
 活躍させたいと強く思う。
 戦艦ビスマルクのファンだから。

 でも、ガマンだ!!
 手を出さんぞ!!


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