忍者ブログ
ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
[503] [502] [501] [500] [499] [498] [497] [496] [495] [494] [493]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 幸いなことに忙しいです。だからコミケとかは行けませんでした。もちろんカネがないのも理由。
 お盆の時期、普通の工事現場はたいていお盆休みですが、花火大会とかサービスエリアとか、いろいろ特別な警備業務が発生し、忙しいんですよ。
 ふだんはやらない仕事で、前回やったのは1年以上前、だから仕事のやり方を一から覚え直す必要があります。慣れないので、常に緊張状態。時間が短くても疲れます。長いともっと疲れます。
 サービスエリア警備の辛さは2009年頃に一度書きましたが、花火大会もけっこう大変なんですよ。時間は確かに短いんですが……
 先日、某花火大会で、わたしは「会場出口スロープ」に配置されました。

 1、「ここは現在使えません、閉鎖中です。花火終了時にはお使いいただけます」とお客さんに説明する
 2、フェンスを乗り越える・フェンスの下をくぐるお客さんを言葉で止める
 3、お客さんが退場する時はスロープを開放して、お客さんが転ばないように誘導する

 主にこの3つが私の仕事です。
 少し高いところにいたので、会場を埋め尽くすお客さんたちを見ることができるのですが……
 すごいね! カップルの数!
 子供連れのオジサンオバサンもいるけど、若いカップルの方が多い。大半が浴衣やTシャツのようなラフな格好で、茶髪の割合がとても高い。普通町中ではこんなにたくさんの茶髪はいない。みんな手をつないだりベタベタしている。
 この世にはこんなにたくさんのカップルがいたのか。
 おっと、見てる場合じゃない、仕事仕事。
 花火が始まる前には、あんまりやることはない。
 花火が始まる。

 放送「◯◯社によるスターマインです」
 ドーンドーン
  
 フェンスの外から乗り越えて入ろうという客が現れるので、言葉で注意して、頭を下げてお願いして、正しい入り口に誘導する。
 忙しいので花火を見ている余裕が無い。

 放送「◯◯有志によるスターマインです。◯◯クラブによるナイアガラの滝です」
 ドーンドーン、シュボー

 見てる余裕が無いんだ、見るな見ちゃダメだ!

 放送「小田急電鉄によるどーたらこーたら。小田急ロマンスカーVSEが夜空に浮かび上がります!」

 どんな花火なんだ! 見たいー!

 で、そのあとが大変だったんです。
 花火が終わる少し前、警察から指示が。
「そのスロープは開けません。開けないで、別の出口へ誘導するように」
 えーっ! ムチャな! 別の出口ってとても離れている!
 いままでずっとお客さんには、帰りはこのスロープで出てもらうって説明していたのに、いきなり言われても!  
 
 花火が終わりました。何万人ともしれない大群衆が一斉に動き出します。大群衆のあちこちで誘導灯の赤い明滅が見えます。同僚の警備員が誘導しているんでしょう。
 私も頑張らねば。
 うおーっ押し寄せてきた!
「お客さんこのスロープは通れません、あちらの通路を、お客さんこのスロープは、このスロープは通れなくて……」
 うお手が足りえねえ! あーっ、フェンスの下を潜ってどんどん出ていくー!
 スロープは他の警備員に任せて、フェンスに駆け寄りました。
「お客さん危険ですのでフェンスをくぐらないでください! フェンスを乗り越えないで下さい!
 警察からの指導です! 出口はあちらになっております! フェンスをくぐらないで下さい!
 出口はあちらで、足元にお気をつけて……ゲホッゴホッ……
 フェンスをくぐらないで……くださいっ!」
 喉を枯らして叫び続ける。頭を下げ続ける。
 だが、「お前らが出口開けねーから悪いんだろうが!!!」と言って、お客さんたちはフェンスの下を潜って次々に出ていく。すでに百人、いや二、三百人は出てしまった。
「出てるよ! 何やってんの!」
 警察から、警備員の上司から怒鳴られる。
 そ、そんなこと言ったって……
「お客様、フェンスを乗り越えるのは危険ですので……!!」
「はーいはーい、出ませーん。嘘だけどぉ~ww」
「お客様、フェンスは……!」
 すると客の一人が私の目の前で笑い出した。
「こいつ泣いてるよwwwwww」
「動画撮れ、動画!」
「ユーチューブ!!」
 次々にスマートフォンが私に向けられた。ああ撮影されてしまう。マジ泣きそう。イジメですねわかります。

 そのとき警備員の上司が。
「警察から指示! スロープ開放!」
 えっ!? わっ、わかりましたー!

 開放は嬉しいが、何も準備せずにドバっと開けると人が殺到して、ケガ人続出に違いない。

「ただ今からゲートを開放いたします! 大変ながらくお待たせしました! スロープをお使いいただけます! 足元、大変滑りやすくなっておりますので、お気をつけて……」

 私が客たちに頭を下げながらメガホンで叫ぶ。
 同時にゲートが開放され、ドバーッと人の波が……やっぱりドバーッと来たよ!
 一気に何千人は制御できないので、同僚と協力して、一定の数ずつ細切れにしてスロープを登ってもらった。もちろん、「足元にご注意下さい」「そちらに段差がございます」とか、ずーっと言い続ける。
 20分、30分、1時間……人の波は途切れない。
 1時間半かけて、観客を退場させ終わった時には、もうクタクタ。
 最初からスロープ開ければよかったのに、どういう判断で閉めたり開けたりしたのか……
 でも、ケガ人が出なくてよかった。群集事故は本当に恐ろしいからね。
  
PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[10/25 Home renovation]
[10/25 Быстрые деньги Минск]
[10/19 TopHost]
[10/19 CloudVPS]
[09/22 Harrytebra]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ますだじゅん/ペンネームC
HP:
性別:
男性
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析