ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設
ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。
こちらです
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体調はだいぶ良くなりました。
久々にネットでムキーッってなったから脳味噌に負荷がかかったかなw こないだ友人に会った時、こういうやりとりになりました。 ますだ「またネットで激論しました。太平洋戦争はアジア解放の聖戦、という妄言が垂れ流されていたので全力で戦闘モードに入りました」 某「ネットバトルが趣味なんですね(^-^)」 ますだ「趣味じゃないですよ! 私は歴史の歪曲が許せなくて正義の怒りが……」 某「政治的な話なんて、いくら議論しても相手の意見は変わらないんだから意味無いですよ、罵られれば罵られるほど頑なになる。とくに他人の掲示板に乱入して反論する場合、たいがいのROMは『外から攻めてきたヤツのほうが悪い』と考えるから逆効果です。 単に楽しいから、趣味としてバトルしてると考えるのが自然ですよ、合理的な行動ではないから」 ますだ「趣味と言われると大変惨めですね……」 某「惨めって言っちゃうのも違うんじゃないですかね。別に違法なことではなし、本人が楽しいならそれでいいじゃないですか。それを正義と言ってしまうから胡散臭くなる」 ますだ「そ、そうなのかなあ……『私が戦わないと日本が軍国主義になってしまう』とかなんとか、激論の途中では思ってるんですよ。途中だけですが。趣味って言われると辛いんですが……」 某「それは趣味の延長線上のロールプレイということで」 そうかな…… なんの利益(金銭に限らず)もないのに政治的な争いに首を突っ込みたがるのは「趣味」なのか…… まあ、そうなのかもしれないな…… 大上段に正義を掲げないほうがスマートかもな。 「趣味」と言われて屈辱を感じるのは、「趣味」という概念を蔑んでいる、差別している証拠かもしれない。 まあ、それはともかく。 秋山完という作家がいます。 ソノラマ文庫を中心にスペースオペラ書いていた人なんですが、この人の書くものは斬新なんです。 ご本人は「真新しくない」って言ってますけど、それは謙遜です。 普通なら主人公にしない「葬儀屋」「羊飼い」「遊園地の従業員」とかを主人公にする。 戦争そのものではなく、戦争の回避、戦争で生じる被害、その被害の回復、などを描く。 「宇宙の侵略者に、遊園地のマスコットロボットたちが立ち向かう! 武器は綿アメ、ゼリー、チューインガム!」(リバティ・ランドの鐘) 「不老不死を手に入れようとする悪の製薬会社に、葬祭社団が立ち向かう! 人が死ななくなったら葬儀屋は困るじゃないか!」(ペリペティアの福音) なんか面白そうだと思いません? SF的なホラ話としても素晴らしい。 政治パロディなどの時事ネタも豊富に盛り込んで飽きさせません。 (時事ネタのない作品もあります) 短編もいいですよ。「天象儀の星」は壮大でありながら詩情にあふれた傑作。 しかし……面白いのに、しばらく本を出しておらず、ネットのサイトも更新停止していたんですよ。 もう読めないのかなあ…… ところが! あっ! 7月に復活してた! サイト移転して更新再開してた! いまやっと気づいたぞ! 秋山完ホームページ さっそくエッセイを読んでみると…… ううむ。失業や体調不良で苦しんでいたのか…… 再起を期待しています。次の小説をぜひ読みたいです。 エッセイも快調に飛ばしています。 いま、「民主党を叩かざる者は人にあらず」という逆風の吹く中で「菅直人は英雄」って公言できる人は、めったにいないでしょう。 しかし秋山完の語り口を聞いていると、なんだかほんとに英雄っぽく聞こえてくるのです。 これなら次の本もきっと面白い。 PR |
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