ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設
ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。
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ニュートリノが光速を超えた話の続き。
「超えた」というのが、まあ事実として。 1、これは既存の科学をどのように覆すのか 2、具体的に何が出来るのか 重要なのは2点だよね。 まず1。ネットのニュースで言われている「相対性理論では光より速いものはないので、相対性理論は否定された」というのは、かなり不正確。 (特殊)相対性理論は、「光速は不変(そのかわり時間と空間が伸び縮みする)」という理論であって、「光速より速いものはない」という理論ではない。 光速に近づくにつれ質量が増大し、時間が遅延するため、「加速して高速を超える」ことはできないが、「最初から光速より速い粒子」「常に光速より速い粒子」なら存在しても良い。相対論とは矛盾しない。 そういう粒子はタキオンと呼ばれ、存在を仮定されている。 で、なるほど、ニュートリノはタキオンだったんだね、じゃあ従来の物理学の範囲内だね、当然のことが確認されただけだね、別に特別なことは起こっていないね…… と言いたいところだが。 タキオンっていうのは(いままでタキオンとして想定されていた粒子は)、静止質量が虚数で、光速を超えると質量が虚数倍になるから虚数と虚数をかけて、つまり質量はマイナスのはず。 でも「ニュートリノ」の質量は明確にプラスだよね? それとも、以前「プラスの質量を持つことが発見された」ニュートリノとは別のものなんだろうか? ニュートリノがプラスの質量を持ち、なおかつ光速より速い、そのいずれもが事実なら…… こりゃ、タキオンとは根本的に違うもので、「特殊相対性理論に矛盾するもの」だろう。 特殊相対論の式に光速より大きな数字を入れてやると、質量と時間と長さはいずれも虚数になる。 なぜニュートリノの質量は、プラスの実数なのだ? 分からない。 光速より速いモノの質量は「虚数」「マイナスの実数」の二択であって、プラスであることは相対論的にあり得ない…… あり得るとすれば相対論は修正を余儀なくされる…… という点について詳しく書いているブログが見当たらない。 誰が物理に詳しい方、お願いします! ウィキペディアによると「スーパーブラディオン」なる、「質量が実数プラスの超光速粒子」も仮定されているそうな。まったく知らなかった。どういう理屈でスーパーブラディオンが実在を許されているのか分からないが、今回のニュートリノに近いのはタキオンじゃなくてスーパーブラディオンだな。 そして2。 もし超光速粒子が実在するなら、なんといっても時間を超えた通信でしょう! タイム……マシンっていうのは大げさかもしれんが、タイム通信機! 人類が未来の情報を無限に得られるようになり、これはまさに人類文明最大の特異点で! ところが、山本弘のブログによれば、 「速度が光速を超える粒子があっても過去に信号は送れない。 速度が無限大より速い粒子でなければいけない」 とのこと。 えー? それ私の聞いた話と違う。 ニック・ハーバート「タイムマシンの作り方」(講談社ブルーバックス)では、「タキオン≒光より速い粒子」があれば、信号を過去に送れると書いてある。 都筑卓司「タイムマシンの話」(講談社ブルー バックス)にも書いてあった。 ……と思うんだが…… 光速を超えるだけではダメで無限大を超えなければいけない、って話はいま初めて聞きました。 私の理解がおかしいのかな…… どっちなんだー! 過去に通信が送れなくても「光より速い」だけで、十分に使い道はあるけどね。 PR |
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