ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設
ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。
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伏見つかさの小説「エロマンガ先生」1巻と2巻を読んだ。
ぶっ飛んだキャラクター、めくるめく急展開、軽く明るい文章、「兄さんの馬鹿、ラノベ主人公!」と罵られるメタフィクションギャグ。これぞライトノベルだな! 面白かった。 なんといってもライバルキャラクターの一人、山田エルフ大先生がいい。 なにこいつ頭おかしいんじゃないの、と思ってしまうスレスレの言動だけど好感が持てる。 傲慢でワガママで電波入ってるけど、ちっともムカつかない。 根っこの所ではマジメでいいヤツだってことが体感的に伝わってくる。 いくらなんでもライトノベル作家って実際はこんな人じゃないよね、と思うけど、こんな人だったらいいなあと思う。 エルフ先生がでてくるだけでニヤニヤ笑いがこみ上げて幸せな気分になる。 エルフ先生だけでなく、みんなキャラが前向きで、「愛」を行動原理にしているから好き。 小説を愛してる。絵を描くことを愛してる。ライトノベルを愛してる。読者を愛してる。友達みんなを愛してる。自分の才能を愛してる。片思いの相手を愛してる。 怨恨もトラウマも打算もない、輝かしいほどにまっすぐで青春! な人たち。 基本的に、みんな良い奴なんだよね。 (これからトラウマ話が出てくるんだろうな、という布石はあるけど) 最新の人気ラノベを読んで楽しめるって、俺はまだまだオタクとして若いなあ、安心した! 某「エロマンガ先生って、『高校生の主人公がプロ作家で、いろんな女の子にモテモテ』って超ドリーム小説でしょ。39歳の男がそれ読んで楽しめるって、精神年齢的にヤバくない?」 ますだ「むしろ、そういう内容だから楽しめるんだと思うよ……非現実的だから。主人公が中学生や高校生だったら、ハイスペックでもモテモテでも『異次元の絵空事』として楽しめる。もし主人公が、苦心してプロ作家になった子持ちのオッサンだったら、読んでいてかなり凹むと思う……自分の人生と比較できるような、地に足の着いた話は、お説教されているという読後感になってしまうんだよ……」 読んでいて、一ヶ所だけ心にダメージ受けたシーンがある。 主人公が「1日に200枚くらい書けるだろ? 書けなくてプロ作家やってられるものなのか?」って言うシーン。 い、いくらなんでも、これは誇張というかギャグですよね……? 栗本薫なみの速度じゃないですか! プロ作家でも、そんなに書ける人はごくわずか……だと思うけど…… 主人公は自覚してないけど、立派に超人ですよね、彼! いまのところ、作家志望のアマチュア、いわゆるワナビは出てこないけど、出てきたら主人公は、「えっ、その程度のことも出来ないのにプロになるの?」って、さくっと言っちゃいそうだな。 なんら悪意がなく、挨拶のように軽々と。 それって、「友達もいないのにパソコンで何するんですか?」という、めぐみの残酷さと同じなんだけど…… PR |
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