ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設
ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。
こちらです
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「ブラッドファイト 蒼血殲滅機関戦闘録」を更新しました。
ブラッドファイト分割版7 姉を殺した殲滅機関に復讐するか、それとも、たったいま自分の手で殺してしまった凛々子の気持ちを汲み取るか。どちらも絶対にやりたい、でも両立できない……苦悩する敬介。エルメセリオンは「君が復讐したいなら止めはしないぞ」と意外な言葉を口にする。やがて敬介は決断した…… その一方で、ヤークフィースは恐るべき罠によって殲滅機関を黙らせていた。殲滅機関はこのままヤークフィースに屈するのか? という話です。 今回の更新分は、原稿用紙でたったの36枚です。 でも2ヶ月も書けなかった。 スランプなどという曖昧なものじゃなくて、明確な壁があって書けなかった。 「このキャラはここでこういう行動をとって欲しい、こう喋って欲しい、そうすれば盛り上がる」ということが分かっているのに、私が決めた通りに動いてくれない。キャラの心理的になんか違う……作者である私の眼から見ても、台詞に説得力を感じない。嘘臭い。だから書けない…… どうすればいいのか……ということで、壁に当たっていました。 小説の書きかた、新人賞の取り方の本を読み返しましたが、「キャラがプロットどおり動かないし喋ってくれない」ときにどうするかは、決め手となるものがありませんでした。 「いっそプロットなど捨てても構わない、キャラが自然に反応したのを取り入れるべきだ、そっちのほうが生き生きする」という意見もあるようです。 その一方で、「そのキャラの動機付けが弱かったor矛盾があったからご都合主義になっているだけだ。過去の伏線を整理・新設して、説得力がある動機を与えればちゃんと動いてくれるはずだ」という意見も。 、 今回の敬介の一連の苦悩と言動は、最初の頃から「ぜったいにやりたかった」ことなので、ここを変えてはならんと考え、後者の考えでいきました。 ストーリーは変えずに、動機付けを強化して説得力を与えようと試みる。 フラフラ、ウジウジしていた優柔不断の男が、ついに不退転の決意を固めて最後の戦いに挑む、重要な場面です。スリーアクトストラクチャーの「プロットポイント2」です。 だから、ここから先は完結まで一直線……のはずです。 一気に書けるはずなのです。 書けるんだろうな? PR |
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