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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 http://bylines.news.yahoo.co.jp/dragoner/20140307-00033292/

 この記事で軍事マニアのdragoner(どらごな)さんが、「A級戦犯というのは、戦争をはじめた人間という意味でしかない。罪が重いからA級、軽いからB級という使い方は間違ってるんだよ」
 とツッコんでいます。
 ですよねー。
 でも「オリンピックでメダルが取れなかったのは誰が悪い、あの会社の業績が傾いたのは誰が悪い」みたいな話になると、「もっとも悪い」という意味で「A級戦犯」って言ってる人がとても多いです。
 この誤用、完全に定着してますね。
 比喩的な意味の戦犯ではなく、東京裁判に関連しても、「超A級戦犯である昭和天皇が裁かれなかった」などと憤っている人も見たことがあります。明らかに「A級」を「罪の重さの等級」だと思っている。
 なんで、こんなふうに誤用されるのかなーと思っていたんですが。
 もしかして語感ですかね。
 「A級戦犯」は「永久戦犯」って言ってるようにきこえて、特に罪深く感じる、みたいな。

 「ふつの戦犯より罪が重い」と言いたいなら「超弩級戦犯」って言えばよくね?
 と思ったが、ツイッター上で同じネタを言ってる人が大勢いた。
 けっして俺がパクったわけではなく、偶然の一致であります。軍オタなら誰でも考えるダジャレです。
 っていうか元ネタは「グレンラガン」です。
 
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 LOOP王国は、FTPソフトのパスワードを変更して、いまのページを消し、一から作りなおしてウイルス問題に対処します。いますぐ書きなおそうと思ったのですが、「パスワードを盗まれている可能性があるから、変更してからサイトを直すべき」というアドバイスを受けました。

 マカフィーのサイト安全性チェックでLOOP王国を見たら、問題ないって言われたな……
 他に、サイトの安全性をチェックする方法はないか?
 さいと……って打ち込んだら「斎藤千和」って予測変換が出てきた。
 ほむほむからベッキーまで、斎藤千和キャラは好きだけど、そういう話をしてるんじゃないんだ、空気読めグーグル日本語入力!

 っていうかさあ、っていうかさあ。
 おれ、昨日から頭痛・鼻水・腹下しのトリプルパンチなんですけど。
 特に鼻水がすごくて、脱水症状になるんじゃないの? ってくらい出る。
 おれの体も何かに感染してる?
 ウイルス(物理)みたいな。
 コンピュータウイルスは自力で増えて、自力で移動することができる(よね?)から、生物としてはウイルスっていうよりもバチルス(細菌)に近いのかもしれない。 
 いま、ホームページスペースを貸してくれている「TOKAI」から連絡があったのですが。
 LOOP王国(ブログではなくてHTMLのほう)が改ざんされてウイルスが埋め込まれている可能性があるということです。
 勤務が終わって時間ができ次第、事情を確認します。
 最近LOOP王国を訪れた方は、申し訳ありませんが、感染のおそれがあるので、パソコンのウイルスチェックをお願いします。
 ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。

 
 町田に最近できた「アニメガ」というオタク書店に行ったら、「ウは宇宙ヤバイのウ!」置いてあった。
 さすがだ。普通の書店では5軒巡っても見つからないものがあっさり見つかる。

 で、さっそく読んだのですが、面白かったですよ。

 Amazonの書籍紹介に載ってるあらすじは、こんな感じ。

 内容(「BOOK」データベースより)
巨大隕石が降り注いで5秒…地球は滅亡した!―と、次の瞬間、高校生の久遠空也はベッドの上で目覚めた。今のは夢!?だけどやけに生々しい…。ベッドの隣には冷めた目のヌル香。
「なにやってるんです?しっかりしてください」彼女はため息混じりに説明する。空也はかつて星間諜報局の敏腕エージェントだったが、世界線混淆機なるものを起動させたことで記憶を失い、地球人の高校生になったというのだ。
「緊急措置としてついでに時間も遡りました。隕石が再び落ちてくる二日後までにこの状況をなんとかしてください」
「…ってどうしろと!?


 主人公の少年が、「異星人の暗殺者が襲ってくる! 他にも様々な異星人が自分を狙ってる! そして2日後には巨大隕石が地球を滅ぼす!」という超ヤバイ状況で、人工知能の女の子・ヌル香と仲良くしながら奮闘し、なんとか地球と自分の危機を回避する話です。
 
 スピーディで、SFアイディアが盛りだくさんで、スケールがめっちゃ大きくて、面白かった。
 学校の教室からはじまって、時間も空間も超えて冒険するんだぜ。
 そして最後は日常に戻ってきて、「よくある学園ライトノベル」に着地させる。
 こういうの大好き。

 ヌル香が装備する「世界線混淆機」のアイディアがいい。
 「もしもボックス、ただし誤差がすごく大きい」みたいな感じ。
 これを使うと様々な問題が解決するけど、複数の並行世界が入り混じっておかしくなってしまう。
 おかしくなりかたが、すっとぼけている。

「ライトノベルにありがちのキャラ付け」だと思っていたものがSF的大ネタで、ここぞという時にピンチを救うあたりも良かった。ええっ、そうきちゃうの!? ってニヤニヤしながら読んだ。
 
 世界が変動する度に時間割が出てくるんだけど、この時間割が繰り返しギャグになってて笑えるし、世界線の変化をわかりやすく表してるのも大変良かった。
 
 SF作品のネタがたくさん入ってるらしくて、どれだけわかるかで、自分のSF濃度が分かるぞ!
 俺はあんまりわからなかったので、まだまだ修行が足りない!

 大変良かったんだけど、……これはSFの面白さであって、ラブコメとか、そういう普通のライトノベルを望んでいる人にはピンと来ない気もするな。
 登場人物はあんまり掘り下げられないし……(せっかく眼鏡っ子もでてくるのに!)
 幼なじみが主人公に抱く恋心をちょっと描いたけど、「あの部分は結局、なんの意味があったのだろう?」という感じだし。
 パロディや、会話のギャグ(ライトノベルでよくある、主人公とヒロインのドツキ漫才)も、そんなに濃厚というわけでもないし……
 SFギャグということで、やっぱりニャル子さんと比較しちゃうけど、あれと比較しちゃうとギャグ薄いよね、間違いなく。ああいう感じを望んでいると肩透かし食らう。
 笑わせることがメインのニャル子に対して、「宇宙ヤバイ」は笑わせるのが主体じゃなくて、「SFが主体で、料理法として脱力コメディを使ってるだけ」って感じかな。
 あるいは笑いの種類が違うのかも。ニャル子は常識人がツッコミ入れる「日本の漫才」だけど、宇宙ヤバイは「イギリスのブラック・コメディ」。
 ……すいませんイギリスのコメディに詳しくありません。
 「銀河ヒッチハイク・ガイド」に似てるからイギリスっていってみただけです。

 ネットで他人の感想を読んでると「素晴らしい! これぞSF!」って意見と「まともな小説じゃない」という意見が両方あるんだよね。
 どっちも分かる気がする。
 
 批判の分量が多くなってしまいましたが、嫌っているわけではなく、個人的には大変楽しめました。大好きな作品です。
 
警備会社の同僚と喋っていて、「実はこの人、意外とアニメ好き」と知った。
 へぇー! こんなイケメンが? すごい驚いた。
 俺たちと違って、友達も彼女もいるのに、なんの不自由があってアニメなんて見るんだ?(あまりにもひどい発言)
 それも、ワンピースやジブリのような大ヒット作じゃなくて、割と萌えアニメが好きらしいんだよね。
 親近感をおぼえて、「その作品では誰が好きですか?」みたいな話をして、「あー、そうだよねー、わかるわかる」みたいな感じで意気投合したんですよ。
 「いま面白いアニメは? オススメは?」みたいな話になって、私のほうから何本かススメたんです。
 シンフォギアシリーズとかね。まどマギとかね。キルラキルとかね。
 ところが、内容を説明したんですが、「ナニソレ? ポカーン」「ハア? 厨二?w」みたいな感じで、手応えがとても悪い。明らかに白けた空気が漂う。
 しばらく喋っていて、ああそうか、と気づいた。
 この人は「女の子が変身して戦う」とか「巨大ロボットに乗る」とか、そういうのを「子供っぽくて恥ずかしい要素」って感じているんだ。たぶんそうだ。
 私は、変身・魔物・巨大ロボ・タイムスリップ・超能力など、非日常要素にまず興味を持ち、そこからキャラやストーリーに興味を移していく。
 そういう非日常的要素のない、等身大の少年と少女の恋愛、などを描かれても、「作品世界に入っていくとっかかりがない……せめて魔法くらい出ないのか。殺人鬼でもいいぞ」。
 とっかかりがなくても、見てみたら面白かった、というのはあるんですけど。
 普通の人にとって、変身・魔物・巨大ロボみたいな要素はむしろ忌避の理由なのかな。
 理由はよくわからないけど……
 私はたぶんアニメ見る理由って現実逃避なんだよ。
 だから非現実的な要素がないと腰が引ける。
 現実的な要素だけでも非現実物語を構成することは可能なんだけど、「これは私の生きている現実と関係ない、現実を痛感せずに楽しめる作品だ」ってことはちゃんと通して観ないと分からない。だから「これは非現実」「あなたにダメージを与えない安全な物語」っていうわかりやすい刻印を求める。
 オタク向け作品で男性主人公がいなくなって、女の子同士がイチャイチャするようになったのも、たぶんそういうことだと思うんですよ。より効果的な現実逃避のため。
 見ているオタクは男性だから、男性主人公は自分と比較してしまう。男性が出てこなければ比較し得ない。自分をシンジ君と重ねあわせてダメージ受けるオタクはいるけど、鹿目まどかと重ねあわせるオタクはいない。
(とかいいつつ、私なんかは、ほむらと重ねあわせていたから叛逆でダメージ受けたんですが)

 私のようじゃない人間(非オタク? リア充? 新世代オタク?)は、現実的な恋愛や友情を、ダメージを受けずに楽しめる。逃避する必要がないんでしょう。
 たぶんだけど。
 アニメ以外はどうなのか。マンガや小説も非現実要素がないと楽しめないのか、と考えると、うーん、どうなんだろう、たぶんそうだと思うけど……逆に、「不快な現実を見るのが楽しみで読む」みたいな作品もあるにはあるな。それこそウシジマくん系の。俺はあれ、「自分よりもダメな人間はいるんだ(ホッ)」という、すっごい気持ち悪い楽しみ方してるんだけど。実に最低である。
 
 あー。でも矛盾があるな。
 ジャンプ漫画って非現実要素モリモリじゃないですか?
 でもあれらの非現実要素は別に忌避されてない。
 一番人気のワンピースからして、あれが現実的だとは誰も言うまい。
 能力バトル漫画じゃないですか。
 なんでワンピースがOKでシンフォギアGは楽しんでもらえないんですか。
 やっぱ性的な要素でしょうか。
 シンフォギアGは調の変身シーンが超エロい! とか言ったのが悪いんでしょうか。
 でも、私はまだまだ修行が足りないんですよ。
 調が裸になってお尻を突き出すシーンで興奮しちゃいますから。
 修行を積んだオタクは、足先がちょこんと出るシーンで興奮する。
 真の強者は、ブリッジして回転するシーンで興奮する。


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