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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 某「たまには新聞を読もうぜ」
 ますだ「お、トミノ監督はついに宗教を始めたのか。やると思ってたが……」
 某「それダライ・ラマだよ! 似てるけど別人だよ!」
 ますだ「よく見ると、トミノ監督はもう少し人相が悪い」
 某「そーじゃなくて! ニュースとか見ねーの? チベットではいま大変なことが……」
 ますだ「チベットでずーっと前から弾圧が行われていたことは承知してます。いまネット上で『なんで左翼団体・人権団体は米軍ばかり批判して、チベット弾圧に抗議しないんだ? お前ら偽善者だろwww』みたいな批判が起こっていることも知ってます。左翼批判のサイトを毎日読んでいて、胃が痛くなりそうです」
 某「で、なんで左翼団体は抗議しないの?」
 ますだ「なんででしょうか?
 以前訊かれたとき、わたしはこう答えました。
 『中国はアメリカと違って民主国家ではないので、デモなどで抗議しても政府を動かせない、効果が期待できない。効果がないからやらないのだ』
 でも、これでは理由として弱い。
 アメリカ相手のイラク戦争反対デモだって政府を動かさなかったぞ?
 米軍基地反対だって原発反対だって政府を動かしているようには見えない。
 いろいろ考えてみたけど、説得力ある理由がない。
 変だ。中国にも抗議したほうがいいんじゃないのか。
 よくわからないし、『左翼は中国の手先だ!』みたいに言われているのは我慢がならない。
 だから、『アクティオ・ネットワーク』(旧名ブント)にメールを出してみました」

 Actio編集部の方へ

 はじめまして。「ブント」時代のイラク反戦運動・反原発運動などに参加した増田という者です。
 一つお尋ねしたいことがございます。
 いま、「中国政府によるチベット弾圧問題」が世界中で騒がれています。
 フランス等では聖火リレーへの抗議行動が盛んに行われています。
 Actioの基準でも、中国がチベットで行っていることは弾圧であるはずです。
 パレスチナと同じ状況ではないのか、と思えます。
 しかし、Actioのサイトにはこの問題への抗議、チベット民衆との連帯といったことが書かれていません。
 なぜこの問題を取り上げないのか、中国を擁護する理由があるのか、不思議でなりません。
 いまネット上の政治サイトでは、「なぜ左翼はイラク戦争ばかり非難してチベット弾圧を非難しないんだ? ようするに中国の手先か?」という類の批判が語られています。
 現状ではそのように疑われても仕方がないと思うのです。
 平和運動の名誉を回復するためにも、行動するべきではないか、と考えます。
 せめて、なぜ沈黙するのか、という納得のできる理由をお願いします。
 回答をお待ちしています。

 増田

 某「ケンカ腰じゃねえか」
 ますだ「そうだよね。無礼なメールだよね。頭冷やして書かないとダメだ。
 すると超スピードで返事が来ましたよ。
 『チベットの件も人権侵害だと認識してるし、取り上げる』そうです。
 それならよかった。少し安心した。
 そんなわけで、みなさん、『左翼団体はダンマリ』ってことはありません。
 具体的には、チベット・サポート・ネットワーク・ジャパン(TSNJ)が4月13日に行うキャンドルマーチを報道してくれるそうです。キャンドルマーチとは渋谷で行われるイベントで、弾圧の犠牲者を追悼し……
 って、今日じゃん、キャンドルマーチ!」
 
 たまたま休みなので、わたしも行ってみる事にしました。
 キャンドルマーチってのは行ったことがないな。デモとは違うみたいだ。どんなんだろ。

 某「で、ブントの意見じゃなくて、増田の意見を聞きたい。
 なんで今までチベット弾圧に抗議しなかったのか」
 増田「理由はいっぱいある。
 たとえば、『いわゆるネット右翼』に嫌悪感があったんだよ。
 Mixiとか2chとか、ネットに大勢いるでしょう、チベット弾圧にかこつけて中国を叩きまくり、『中国政府だけじゃなくて、中国人や中国文化まで侮蔑する人たち』。
 中国の悪口をいくら言ったって、殺されていく人々が一人でも救われるわけじゃない。
 それこそ、日の丸を引きずりおろしても世界が平和にならないように。

 完全に同レベルの非論理性。
 目的と手段が、どういう論理でつながっているのかぜんぜんわからない。
 罵倒するのが気持いいだけで、論理なんてないんじゃないのか?
 彼らの仲間になるのが嫌だった。仲間だと思われるのも苦痛だった。
 中国を非難したら、『いままで一緒に活動をしてきた人たちに嫌われるかもしれない』という気もした。中国を非難すればアメリカを利することになるからだ。
 いま政治の話をしたら、また小説が書けなくなる、という恐怖もあった。
 だけど、たとえこれらのジレンマがあったとしても、これ以上黙っているのは辛かった。左翼は売国奴だ、と言われ続けるのに耐えられなかった
 
 そんな感じです。
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