ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設
ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。
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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 あれだけ評判のいい「SHIROBAKO」が売上1万枚で、あれだけ評判の悪い「艦これ」が売上2万枚か。 ようするに、ネットで批評している人たちは、実際にはごくわずかで、売上に影響ないってことなんですかね? 私は、「艦これ」のゲームをやったことがない。(すごく時間のかかるゲームみたいだから、手を出すまいとしている) アニメ見ただけ。 だから、原作ファンがアニメ艦これについて怒っている、本当の気持ちはわからない。 だが原作を知らない人間としても、アニメ版は「これはどこを楽しむのだろう。とくにシリアスパートはぜんぜん滑ってる」と思ったことは確かです。 私が一番気になったのは、「なぜ戦うのか、という動機がほとんど描かれてない」ことです。 「制海権を奪われた」、といっても、普通にご馳走食べているし。 艦娘以外に民衆・軍隊が出てこなくて、敵にやられるシーンもないから、「負けたら大変なことになってしまう」って実感が無い。 どうして普通の軍隊ではダメなのか、艦娘が戦う必要があるのか、ということがわからない。 深海棲艦が攻めてきて市街地が蹂躙されて、最初は普通の軍隊が迎撃するんだけどまったく歯が立たなくて、「なにか手はないのか!」ということで、秘密兵器として艦娘が出てくる…… という流れなら、素直に感情移入できる。応援できる。 オリジナル設定を大量に入れることになるし、「艦娘とは何なのか、人間とはどう違うのか」はっきり設定しないといけないから、「艦これはこんなのじゃない!」って抵抗もあると思うけど、でも仕方ない。 ゲームの場合、「こういうゲームなんだから」で動機なしでもサラッと入り込んで貰えそうだけど。 アニメとゲームはジャンルが違うから、移植するときにはどうしても付け加えないと…… 「ガールズ&パンツァー」と比較すれば分かる。 あれも相当訳の分からない世界だ。なんで戦車で戦って怪我ひとつしないのか? 学園がなんで巨大な船になってるのか? ぜんぜんわからない。 でも、「動機」は丁寧に描写されている。負けたら廃校になっちゃうし、主人公の内面的にも、姉に対して自分の戦車道を示す、という動機がある。 だからガルパンは、「登場人物に感情移入できない」とは言われない。 そんな感じで、アニメ艦これは、なにか大きなものが欠落していた。 霧島さんがメガネを外した? うーん、メガネっ子好きとしては怒るべきかもしれないけど、キャラに興味を持てなかったので怒るまでいかなかった。 PR
無題
比較するのなら、ストライクウィッチーズの方が適切な気がしますね。
謎の敵に攻め込まれて世界がズタズタになり、対抗できるのは女の子だけ。 というあたりそっくりです。しかしストパンでは守るべき民衆や少女たちをバックアップする軍隊組織などが描かれていたのに、艦これでは全く描写が無かった、という風に。 それと。動機云々はあまり気にしてませんでした。むしろ軍オタとしては兵器や戦闘のディティールがいい加減だったほうが気になりましたね。 ちゃんと弾着観測して修正して斉射してほしかったです。それと史実のミッドウェイ作戦は複雑な要素が絡み合ってあのような結果になったのに、それを適当に要素をつなげただけで構成してしまったから、とんでもなくマヌケに見える。 そもそも提督が失踪とか失笑もの。「提督のお考えはきっとこうだろう」なんてのでいいの!? 指揮系統どうなってんのよ。 こんなんだったら戦闘無しで最初から最後まで萌えで作っておけばよかったのに……。
無題
>こうひんひろみさん
ああ、そうですね、ガルパンを例えに出したのは不適切ですね。ストパンの方がいい。 兵器のディテールにも不満はありますね。 正確であれ、というわけでもなくて…… 他の変身ヒロインものと比べて、軍艦である、日本海軍である、ということが面白さにつながる描写が特になかったですよね。 空母>戦艦>水雷戦隊という間合いの違いとかが欲しかったです。 提督とかの指揮系統は、「そもそも提督ってのは何なのだろう、現実世界の提督とは明らかに違う何かだ」という感じですね。 もともとアニメ世界の指揮系統は非現実的ですが、艦これは「他の軍人」「上級司令部」とか何も出てこないので……わけのわからなさが極まっている。 もしかして人類は絶滅しており、艦娘だけがプログラムに従って戦争ごっこを続けてるんじゃないの、みたいな。提督もきっと骸骨だよ。でも艦娘の目には生きた提督に見えるのです。
無題
じゃあどうすればよかったのか、と言われて即座に出せないので(萌え特化は一つの手ですが、それだと私は見ない)、やっぱり「軍艦である」ということに焦点を当てて……
海に飛び込んだらホンモノの軍艦なみの大きさになって、怪獣映画のごとく戦うのはどうですかね。「軍艦ヒロイン」と「変身ヒロイン」の最大の違いは、軍艦はデカイことであると。 身長200メートルオーバーの戦艦少女が水柱をドッカンドッカン立てて山をも吹き飛ばす砲撃で戦うのはちょっと観たいです。 これだと敵を「普通の軍隊では勝てない、強大な怪獣」として描けるし。 原作とだいぶ違う気がするけど。 なんか、私が艦これに求めてるものと、こうひんさんが求めてるものは違うことが浮き彫りになってきましたが……
無題
私が求めてるのはリアリティじゃなくて、「軍艦が女の子!」というトンデモなさを面白さに変換できる方法なんですよね。
それこそ「これは戦車戦じゃなくて戦車道ですから死にませんキリッ」というレベルのあり得ない設定でもいいから、そのあり得ない設定を本気になって通したのが凄い! みたいなのが欲しい。 アホかーっ! (褒め言葉) って言いたくなるような路線が、いいと思うんです…… |
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