ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設
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小川一水の小説「天冥の標」7巻を読み終わった。
面白いけど、陰鬱で、人間関係がギスギスしてるから胃にもたれちゃって、途中で読むのを中断していた。 過去の作品で何に似ているかといえば、やっぱりアニメ「無限のリヴァイアス」だよな。 子どもたち400人が宇宙船に乗って宇宙をさまよって、船の指揮権や食料の割り当てを巡って政治闘争をするアニメ。90年代を代表する鬱アニメの一つ。でもただ暗いだけじゃなくて、見どころもたくさんある、オススメですよ? ああいうのは「鬱展開」じゃなくて「サスペンスフル」って言うのが正しい。 でも天冥の標7巻とリヴァイアスは状況が違いすぎるな、天冥の子どもたちは「人類最後の生き残り」で、何が何でも文明を存続させなければいけないという責任感があった。リヴァイアスは、自分の命がかかっている「だけ」だ。 そうだ、小松左京の「復活の日」。あれだ、似てるのは。 あの作品は、伝染病で人類が死滅して、1万人だけが残るわけだけど…… 1万人が、その後、どうやって文明を再建したのかは書いていない。 その書かれなかった物語が、天冥7巻なのだ。 おれ気になっていたんだよ、「復活の日」の世界は、あの後どうなったのか。 なにしろ南極は女性の数が少なすぎる。男性1万人に対して女性は200人。 だから子供の数も少ない。 生まれてくる新世代の子どもたちは、500人~1000人だろう。 だからいずれ「たった数百人の若者たちと、1万人の老人」という図式になる。 たった数百人で、働けない1万人を養うなんて、できるわけがない。 その時彼らはどうしたのか? 殺すしかないだろう。 殺して食ったかもしれない。 こうして人類文明に新たな原罪が刻まれるのだ。 話が逸れましたね。 とにかく天冥7巻、子どもたちで地底に文明再建する話、面白かったです。 地底に文明を築くといえば、同じ小川一水の傑作「ギャルナフカの迷宮」。 あれは理想社会だったのに、なんという違いだ…… 頭がクラクラするわ…… PR |
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