アホガールとシンフォギアＡＸＺの感想

　アニメの感想。
　「アホガール」と「シンフォギアＡＸＺ」。悠木碧の知能指数がぐんぐん下がるアニメ２つ。
　
　アホガールは、マガジンで連載していた時楽しみに読んでいたけど、アニメ化されると、一段と破壊力が……
　じ、じつにけしからんなあ……
　女性をアホとして侮蔑している上、暴力を正当化している、じつに教育上良くない……
　ゆらぎ荘の１００倍はけしからん。
　でもそれがいい。
　女の子がアホなことをして男の子が過激なツッコミを入れるのは、私の感覚では「えっ、そんなの、アリなのか」という、タブー破りの快感を与えてくれる。
　私の感覚がオッサンなだけかもしれんけど。

　シンフォギアＡＸＺ。
　切ちゃんが良い。
　正確には切ちゃんと調のコンビがいい。
　茅野愛衣さんは、「がっこうぐらし！」のめぐねぇみたいな、「優しくて母性愛のあふれるお姉さん」が一番ハマってると思う。けれど、切ちゃんみたいな「オバカだけど元気」というキャラも、なかなか微笑ましくて良いのだ。
　アホガールのアホがチンパンジーのアホだとすると、切ちゃんのおバカはポメラニアンか何か、小型犬がぐるぐる回っているような感じで……
　ロリ専門声優だったら、切ちゃんの可愛さは出せない。と思う。

　めぐねぇと切ちゃん、両方の魅力を併せ持つのがガルパンの武部沙織です。

　シンフォギアシリーズは、キャラが途中で鬱に陥ったり、人間関係ギスギスする。それを乗り越えるという展開がかならずある。
　挫折や苦悩がなければ感動しない、というポリシーで作られているのだろうか。
　スムーズに鬱ってくれるなら良いんだけど……
　少し不安。
　今までのシンフォギア、特にＧＸは「心の動きが不自然じゃないか？」ということが、けっこうあったので。

　今回の敵は眼鏡っ子が一人いるが、変身すると外してしまう。
　あまり敵の可愛さには期待できそうにないわけだ。
　つうか、これだけ敵も味方も美少女が揃っているのに、いちばん外見的に可愛いのって、もしかし中性のエルフナインじゃないか？
　久野美咲の声が凄すぎるのもある。演技とかじゃなくて本当に子供声なんだもの……
　「ロリ」じゃないんだよね。子供なんだよね。
　あの声でクスンクスン泣かれてごらんよ。
　「えっえっ……」「やらかした……」という罪悪感が湧いてくる声。