ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設
ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。
こちらです
https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
毎日仕事が忙しくて大変です。
明日で20日連続勤務。いまのうちにたくさん稼いでおくんだ、そのための良い機会だ、そう思うことにしよう。でもフラフラ。昼間は常に眠く、お腹は常に緩い。 今朝はとくに厄日だった。コンビニでハンバーグ弁当を落っことしてグチャグチャにしてしまったのだ。奮発して500円も出したのに。一日中、気分がブルー。 なんでコンビニには「買った弁当を置く台」がないんだ! ベンチでいいんだ! なんでゴミ箱の上が平らじゃないんだ! 丸いから弁当が置けない! あそこに弁当を載せて、さあ食べよう! グチャ(惨劇) という出来事が人生のなかで4回はあったぞ! 土のついてないオカズを拾って食べるのは、この世で3番目くらいに惨めだ。 汚いからといって全部捨ててしまうと、後悔して夢に見るんだもの。 弁当だけなら手で持ちながら食える。だが同時に水とかお茶とか飲みたいのだ、だから台が欲しいのだ。 地面に座って、膝の上で食べればいい、という話もあるな。でも私は膝が痛くて、しゃがむのが苦痛なのだ。あぐらをかいたら5分で足が痺れて立てなくなる。 そうですよね、そこまで極僅かな特殊な客のためにサービスできないですよね。 そもそもコンビニってのは「店頭で飲食すること」を歓迎していないんですよね。 家に帰って食えって話ですよね。ええわかってます。 こんな気分が陰鬱がときは、面白かった小説の話でもしよう。 最近読んだ小説。 明坂つづり「赤鬼はもう泣かない」小学館ガガガ文庫 主人公は女の子の腕を舐めてしまい変態扱いされて田舎の学校に強制転校させられる。 なんとか新しい環境で頑張ろうとする主人公だが、クラスメートとはコミュニケーションが取れない。となりの女の子がとても可愛いのはいいのだが、指に噛み付いて血を吸ってくる変な女の子で…… いやあ、「たぶんこういう話だろう」という予測とぜんぜん違って、よかった。 「ぼくはどうやら転校に失敗したらしい。この学校こそ、ぼくを治療するしかるべき施設なのかもしれない」などと主人公が独白するので、「うわあ」って思いながら読んでたんですよね。 まただよ。ガガガ文庫の18番・暗黒青春小説だよ。こりゃトラウマのカサブタはがされるのを覚悟で読まないと。 ……ぜんぜん違った! 暗い側面もあるが、会話は軽妙、読後感はさわやか。基本的に、「善い人達の話」。 懐かしい! この懐かしさは……90年代後半の、「葉鍵」。 もっとはっきり言っちゃうと、「鍵ゲー」。 KanonとかAIRとか。 主人公は奇人変人の美少女と知り合って懐かれる。 噛み合わない会話、シュールな漫才を繰り広げる。 主人公は「なんだこいつ」と思いながらも少女に好意を抱く。 ある時、少女の正体と、悲劇的な運命が明らかになる。 これまでギャグとして描かれてきた「少女の奇人ぶり」が、まるごと「悲劇性」に転化される。 主人公は頑張って奇跡を起こして女の子を助ける。 この流れが、まさに。 ギャグとして描かれてきた奇人ぶり(白痴ぶりと言ったほうがいいかも)が悲劇性に変わる、その瞬間の、悲劇のカタルシス、心の奥底にグッと手を突っ込まれる感じが、むりやりに涙腺を絞られて自動的に涙が出る感じが、まさしく鍵ゲーだ。12年前にKanonやAIRを「真琴……観鈴ちん……エグッ、エグッ……」とか泣きながらプレイしていた、キモい記憶が鮮烈に脳裏によみがえる。 読み終わった後で、「この小説は、まさに鍵の麻枝准氏が絶賛して受賞した、審査員特別受賞作である」と知った。 知りませんでした。麻枝准が激賞だから鍵だっていってるわけじゃなくて。先入観なしに読んで「鍵っぽいなー、懐かしいなー」って。 そんなわけで、一服の清涼剤として「読んでよかった!」って感じです。 「鍵ゲーみたいで懐かしい」は悪口に聞こえるかもしれないけど、ぜったいにそんなつもりはないんです。 PR |
カレンダー
フリーエリア
最新コメント
[10/25 Home renovation]
[10/25 Быстрые деньги Минск]
[10/19 TopHost]
[10/19 CloudVPS]
[09/22 Harrytebra]
最新記事
(05/17)
(04/06)
(03/22)
(06/16)
(05/29)
最新トラックバック
ブログ内検索
最古記事
(09/05)
(09/06)
(09/07)
(09/10)
(09/12)
カウンター
アクセス解析
|