ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設
ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。
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白鳥士郎「りゅうおうのおしごと! 2」を読んだ!
将棋ライトノベルだ! 1巻も面白かったけど2巻はより面白い。 主人公の八一は、1巻で、自分を慕う少女・あいを弟子にした。 2巻では将棋連盟会長から頼まれて、また別の少女にレッスンをつけるハメになる。 こっちの少女も、「天衣(あい)」という名前で。 でも生意気で反抗的で、一人ぼっちのお嬢様で、「いままでのあい」とは対称的な才能の持ち主だった…… 主人公が「天衣」と交流して、凍りついた心を溶かしていく過程が面白い。 「天衣」に惹かれつつも、嫉妬深い「あい」には「天衣」のことを言えず、そのせいで誤解されてしまうラブコメ展開が面白い。 「あい」は才能があるけど、いまが幸せだから、伸びないかもしれない。本当に必要なのは好敵手だ、いまこそ好敵手が現れた……という展開が熱い。 なにより、「天衣の持つ、闇の将棋の才能」の描写が、ぐっと来る。 物凄いものを描き出そうとしてるぞ!! っていうか、1巻は抽象的な描写だったけど、2巻は具体的な駒の動き(棋譜って言うのか)が書いてあるね。これはつまり「全部、実際にできる技」ということか。 私は将棋を全くやったことがないから妥当なものか判断できないけど、やってる人間の目には、どう映るのだろう? ハードルめちゃくちゃ上げてきたな、という感じ。 プロ棋士の監修を受けているとはいえ、作者が自分で考えないといけない部分が増えてるでしょう。 たとえば歌手が主人公の作品で、「主人公の歌の歌詞」を書くのはリスクがある。 天才という設定なのにダサく見えたらどうする。でもたいていダサく見えるのだ。 小説家が主人公の作品で、小説の内容を詳しく書くのも、漫画家が主人公の作品で漫画を引用するのも……難しい。 だってバクマンに出てくる漫画とか面白そうに見えないじゃん。 先入観無しで読めば面白いのかもしれないけど、「作中では大人気漫画」「天才の描いた漫画」という前提で読むと、う~ん……? 将棋だって実現可能な技を書くってことはさ。 絶え間ない検証に耐えうるのか。 どこまで難しい物を書くんだ。破綻しないのか。大丈夫なのか、ハラハラ。 でも面白いよ! PR
無題
作中にプロの対局として登場している棋譜は、現実のプロが実際に指した棋譜をもとにしてますね。
月光対八一は、2006年A級順位戦プレーオフの羽生対谷川戦。先手が詰めろ逃れの詰めろを見逃したことも、後手玉が先手陣まで長旅の末逃げのびたことも一緒。 月光対夜叉神父は、第59局棋聖戦の第1局。記録係だけが即詰みに気付いたというエピソードまで一緒です。
無題
>NOMAMEさん
おおー!! ありがとうございます! すべて実在の勝負なのですね。 じゃあ3巻4巻もですね。 いま4巻を読んで「面白い面白い!」って悶えているので…… しかし女流棋士の名前が、いくらなんでも奇天烈すぎるぞ。 |
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