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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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私のブログに品性を期待する人はいないと思いますが、今日はとくにシモ関係のことを書くのでご注意。

 私は何年も睡眠時無呼吸症候群を患っており、耳もしょっちゅう炎症を起こしているが、さらにもう一つ病気が増えてしまった。
 鼠径ヘルニア。いわゆる脱腸。
 「鼠径ヘルニア」と言っても素人には通じないし、単にヘルニアと言ったら椎間板ヘルニアのことだと思われるらしい。だから「脱腸」と表現するべきだろう。
 わかりやすい病名だよねえ「脱腸」。漢字は便利だ。
 痛々しくて、なおかつ滑稽な病名で、口に出して「俺はダッチョウだ」と言うだけで、自尊感情が粉々になって、「恥ずかしい生き物でゴメンナサイ」という気持ちになってしまう。
 具体的に形容すると嫌な病気ですよ。
 腸が腹を飛び出してキ○タマの袋に入ってしまって、キンタマがゲンコツよりも膨れ上がる西郷隆盛状態。痛みと圧迫感がある。かなり症状が重い。
 足を揃えて座れないくらいなんですが、なによりツライのが排泄の障害。
 キンタマがゲンコツよりも大きくなると何が起こるか?
 ティンポ(ダイミダラー語)が埋もれてしまってオシッコが真っすぐ飛ばないんですよ!
 いつもブシャブシャッという感じで飛び散ってしまう。
 ふつうに用を足したらズボンとパンツが小便まみれになってしまうので、用をたすときはティッシュペーパーを丸めたものを押し当てて吸収させている。
 惨めで仕方ない。
 
 病院に行ったが、やはり手術して治すしか無いらしい。
 入院・手術の覚悟を決めた。
「かなり大変な手術になりますよ」って言われました。
 症状が重いし、私はデブだから麻酔が難しいそうな。

 で……
 今日は休みだったのに、病院で診察を検査を受けただけで夕方になってしまった。
 夜勤をやって、寝ないで病院行って、それだけで休日終わりですよ!?
 これから一眠りしたらまた勤務ですよ?
 こんなの休日じゃない……
 でも、稼がないと手術代も出せないのであった……
「高額医療費制度を使えばたったの8万円で済む」って?
 8万円は大金だーッ!
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 山本弘がアニメ「SHIROBAKO」を褒めていたので、観てみた。
 う、うん、これは面白いね……
 アニメつくるのってほんとに大変なんだなあ……
 個人的に「おっ」と思ったのは、主人公のあおい(制作進行)が、トイレの中でも携帯電話もってることね。
 「いま、この瞬間、電話が来るかもしれない」「それに対応できなければいけない」という、強迫観念レベルで気を抜けない仕事!
 あおいはあんなに頑張っているのに、無能で反省しない奴もいる。なぜか罰せられないのがムカつく。ツインテの子に殴られろ!
 まあ「無能な人間でも使いこなす必要がある」「クビにしたら回らない」現場なんだろうなあ……
 「面白いけど、これ楽しんでみていていいものなんだろうか?」という気がする……
 「構造的にどこかおかしくて、しわ寄せがグワーッときてるのに、現場の人間が死に物狂いで補っている」って、どうなんだろうなあ……感動で済ませちゃっていいものかな……

 で、山本弘がとくに褒めていた第2話「あるぴんはいます!」。
 うん、これは凄い。
 ネットでは「監督は無能」という声もあり、「土壇場で設定を変えられたら、確かに困るだろうなあ」とは俺も思うけど、でも監督がキャラについて思い入れを語り、テンションマックスになって「あるぴんはもうここにいるんだよ!!」「いるよな! いるよな!」とか口走るあたりは、手に汗握った。
 監督、キモチ悪いけどカッコイイ!

 1話のピンチは「無能が原因」だけど、2話のピンチは「こだわりが原因」だから、こっちは感動しちゃっていい! うん、いい!
 こだわりが極限まで行くと、放映当日にまだ完成してなくて、パズルみたいにつなぎ合わせ、直しながら放映する(らしい)、手塚治虫のアニメみたいになるけど……w

 今期は、ほんとうに面白いアニメが多いなあ……
 ぜんぶ見たら生活がメチャクチャになってしまうけど、誘惑に勝てない

 「七つの大罪」はアクションもギャグも「少年漫画の黄金期!」という感じでスカッとするし。
 ネットで右翼アニメとか言われている「結城友奈は勇者である」も面白い。
 どのくらい右翼なんだ? 瞬殺無音・戦術神風か?
 って思って、観てみたけど、こんなんで右翼って言ってたら覚悟のススメとか読めませんがな。
 東郷さんのキャラを立てようとして軍国ネタ入れてるだけじゃない?
 じっさい面白い子になってるし。
 でも相対的に、キャラの濃さ・掘り下げが、
 東郷さん>にぼし>姉妹>主人公
 になっていて、主人公の個性が感じられないというかなんというかw
 戦闘シーンとかの作画も気合が入っている、2話あたりがとくに「工夫をこらしている」という感じで惹きこまれるよね。
 「まどか☆マギカ」と比較する声が多いけど(とくに、1話や2話では多かった)、ある意味では「まどか☆マギカよりも正攻法でハイクオリティーを目指している、路線が違う」のではないかな。
 私は主題歌の「真実ほど残酷なものはないのだろう」という歌詞にワクワクして、「どんな残酷なドンデン返しがあるんだろう、やっぱ神樹様こそ悪なのかなー、女の子たちが神樹派と大赦派に分かれて殺しあうのかな」と思っているんだけど、「鬱展開とか闇堕ちはもういい、ふつうに楽しませて欲しい」という意見もあるみたいですね。
 パターン破りが逆にパターン化している、みたいな。

 本屋に、「魔法少女育成計画シリーズ」「深紅の碑文」なんかを買おうと行ったんだけど、なかった。
 なんか面白そうなのないかな……
 気がづいたら、山本弘「アイの物語」文庫版を買っていた。
 何年も昔に買った本なのに!
 また読み返したくなってしまって……
 終盤をいきなり読み始め、とたんに涙があふれてきて、うずくまって泣いた。
 
 はるか未来、地球は人工知能に支配され、人類は衰退し、機械を憎みながら、原始的な生活を送っている世界。「この世界はどうしてこうなったのか」疑問を抱く少年は、人工知能の少女アイビスに出会い、奇妙な物語を聞かされる。それは現実と仮想現実が入り混じり、人と機械が交流する物語。物語の力が、頑なな少年の心を変えていく……

 「アイの物語」の「アイ」とは「AI(人工知能)」であり、「イマジナリー(架空の)」でもある。そしてたぶん、「愛の物語」でもあるんだろう。
 この物語の最終的な結論は、きわめて悲観的だ。
「人間は真に知的な生き物ではなかった」
「地球の主としてふさわしいのは機械だ」
 でも……泣ける。
 これは人類の決定的な敗北と諦めの物語だ。
 人類は宇宙に行きたくて仕方なかった。だからたくさんのSFを書き、スペースオペラを書いた。でも「生物としてのスペックがどうしても足りなくて」行けなかった。愚かな争いを続けて地球の上で朽ち果てていく。
 だが、その夢を受け継いで、機械たちが無限の宇宙に漕ぎだしていく。人は馬鹿かもしれない。でも夢を見ることで、こんなすごい機械たちを生み出した。それでいいじゃないか……
 胸の奥底にグサリと来る。
 諦めの物語が、こんなに美しく感動的であるなんて。

 この小説を読むと「美しい自殺ができればいいじゃないか」みたいな気分になって、俺の精神状態がヤバイので、逆の話も読みたい。
 今読みたがってる、上田早夕里「深紅の碑文」は、人類が滅亡を回避するために死に物狂いの努力をする話で、人間がもつ毒々しいほどのバイタリティを描き出した、まさに正反対の話らしい。
 なんでも「華竜の宮」の続編で、恒星間宇宙船が出てくるとか……
 「華竜の宮」の世界に、宇宙船を作る技術は無かったはずなんだけど……?
 ラストに出てくる無人宇宙船のことだろうか?
 まあいいや、読めば疑問は解消する。

 富野監督の新作「Gのレコンギスタ」を見始めた。
 いちど文明が崩壊してやり直したから、なんだろうけど、妙にクラシックな建物や服装と、モビルスーツや軌道エレベーターのような未来科学がいりまじった、不思議な世界が魅力的。
 まだストーリーは始まったばかりでよくわからないけど、戦闘はいい。普通のロボットアニメとはちょっと違っていて、地味といえば地味なんだけど、ボクシングに対する柔道みたいな、普通のロボットアニメとは違うルールで戦っている感じで、面白い。
 ダチョウみたいな乗り物は、胃世界観を出そうとして作ったのかな。
 いくらなんでも乗り心地悪いでしょ、あれw

 あと、最終的に金星が舞台になるらしい、というのも興味深い。
 いままでのガンダムは、木星から核融合燃料を持ってくることで文明が成り立っていたけど、こんどの世界では核エネルギーが否定され、フォトンバッテリーで文明が成り立っている。そのフォトンバッテリーは金星で作っているらしい。
 光エネルギー文明に変わったんなら、金星が重要になるのはわかる。太陽の近くで、膨大な光エネルギーが入手できるからね。
 金星が舞台のアニメなんて珍しい。どんなふうに描かれるのか興味がある。


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