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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 白鳥士郎「のうりん 13」を買った。
 前巻の12話は過去を描いた短編集だったので、「11巻の続き」となる。
 11巻が出たのはずいぶん前だった気がするなあ。
 1年前なんだけど、その間に新シリーズ「りゅうおうのおしごと!」が3,4冊も出たので、もう何年も経った気がする。
 
 前巻のラストで、ヒロインの林檎ちゃんが突然姿を消した。
 今巻では、アイドルに復帰している。
 引退する前よりも大人気で、テレビの中で華々しく活躍。
 農業高校で一緒に過ごした日々は、まるで存在しなかったかのように。
 いつもどおりの馬鹿騒ぎの日々。金上の商売、バイオのホモ騒動、非モテ軍団、ベッキー先生ご乱心。
 いつもどおりなのに、林檎ちゃんが存在しないことで、どこか寂しい。
 読んでみて、びっくりした。
 すごいラブ寄せしてる!!
 ラブコメ要素はかなり減ってきた、もうラブコメやる気はないな、と思っていたけど。
 根幹はイラストからして明らかに桃色というか、エロとか萌えじゃなくて少女漫画的になってるし、なんで男連中までこんな可愛いのよ(笑)。
 でも今回の展開は「ラブコメ」じゃなくて、「ラブコメ終わらせにかかっている」という感じだな。
 いままで、どっちかつかずだったものに、はっきり決着をつけている。
 びっくりしたなあ。
 これだと、耕作・林檎・農の三角関係も次で決着するね。
 
 それにしてもさあ。
 おかしい。
 今回、ベッキー先生が「恋愛社会主義」の「総統」になってバレンタイン粉砕闘争をやったんだけど。
 林太郎たちF組は非モテ軍団だから、ベッキー側について戦ったんだけど。
 あんた仙田愛ちゃんという女の子に、やたらモテてなかったっけ?
 ある意味、耕作なんぞよりもリア充だよ。
 なんでお前が「非モテの代表」みたいになってるの?
 誰もその点にツッコまないのはなぜ?
 そりゃ愛ちゃんは、やや変わった女の子(野生児というか……原始人というか……)だけどな。
 あの設定はなかったことに?
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 吉岡平「北海の堕天使」が復刻されたので買った。

 時に1939年、ヨーロッパの架空の国・トルステイン公国は、超強力な新型戦艦「ビフレスト」と、それさえも超えた46センチ砲搭載戦艦「ヨツンヘイム」を建造した。
(正確には、作ったのは日本で、トルステインは注文しただけ)
 しかし謎の悪の組織によって「ヨツンヘイム」は奪取されてしまう。
 「ヨツンヘイム」は神出鬼没のテロリスト戦艦と化し、世界中の船や艦隊を襲撃する。
 フランス、ドイツ、イギリスの海軍さえも、「ヨツンヘイム」には全く歯が立たず、蹴散らされてしまう。
 世界の平和は風前の灯!
 主人公は、ふとした偶然で「ヨツンヘイム」の捕虜となるが、女艦長フレイヤを人質にとって脱出し、知略を尽くして「ヨツンヘイム」に立ち向かい、ついに打ち破る!!

 これは1991年頃に出た本で、当時まだ架空戦記というものがあまり流行していなかった、架空戦記勃興期の作品。そんな時代に架空の無敵戦艦が大暴れする話を書いた。
 歴史的な先駆者なんだよ。
 すごい作品なんだよ。
 当時、「獅子王」という雑誌で連載されていたのを夢中で読んだよ。

 でも……

 おれは、この25年の間に、無駄に軍事知識を蓄えてしまった。
 だから、いま読んでみたら、あまり楽しむことができなかった……

 「あり得ないだろう」と白けるのだ。
 この本の前提は「46センチ砲搭載の戦艦は、40センチや38センチの戦艦よりも圧倒的に強い。束になっても敵わない」というものだが。

 いやいや、そんなことないでしょう。
 
「ヨツンヘイムの射程は4万メートルもあって他の戦艦よりも1万メートル長いから、敵の弾が届かない距離から一方的に攻撃できる」とあるが。
 アウトレンジ砲撃なんて机上の空論。
 46センチだろうが38センチだろうが、現実に命中が期待できる距離は2万数千メートルしかない。
 じっさいの海戦をみれば明らかですよ。
 4万メートルから撃っても弾が切れるだけですよ。
 たぶん徹甲弾を全部撃っても当たらないと思いますよ。

 防御力の高さもあり得ない。作中では、ドイツのビスマルク級に撃たれて、砲弾を弾き返してビクともしない、それも距離1万メートルの至近距離で。
 そんな無茶な。
 大和型戦艦みたいに7万トンあるなら、38センチ砲を無効化する防御も可能だろうが。
 「ヨツンヘイム」は基準排水量4万4000トンしかないんですよ。
 「ビスマルク」や「ヴィットリオ・ヴェネト」より少し大きいだけです。
 「ビスマルク」と同じくらいの重さで、遥かに強力な砲を積んでいるんだから、常識的に考えて「ビスマルク」よりも装甲は薄くなるはず。作中では「舷側装甲350ミリ、甲板装甲200ミリ」という大変な重装甲ですが、こんな分厚く出来るわけない。たぶん7割くらい。下手すりゃ半分で、それだと戦艦の主砲には全く耐えられない。38センチどころか、ポケット戦艦の28センチでも沈む。
 よしんば「舷側装甲350ミリ」が事実だとしても、それでもビスマルク級の主砲は、1万メートルなどという至近距離ならば350ミリを貫通できるんですよ。ビスマルクなめんなよ。「戦艦らしく戦い、戦艦らしく沈んでいった最後の戦艦」だぞ。俺ビスマルク好きだから、噛ませ犬扱いでムカついております。
 こんなに無敵のわけがない。
 ビスマルクと戦ったら、勝てるとは思いますが、「ヨツンヘイム」の側だって相当なダメージを受けるでしょう。速力が落ちて、袋叩きですよ。それこそ史実のビスマルクのような最後を遂げますよ。

 などということを、もちろん作者の吉岡平は、分かっているはず。
 話を面白くするために、46センチ砲戦艦の強さを誇張してるのでしょう。

 俺は頭が固くなって、その「話を面白くするための嘘」を受け入れない。
 それだけのことで、作品は何も悪く無い。
 
 っていうか、「ヨツンヘイム」の排水量を4万4000トンじゃなくて5万5000トンくらいに設定しておけば、それだけで無理が減る。それで良かったのでは……?
 なにか元ネタがあって、どうしても4万4000トンにしたかった?


 私は警備員で、ほとんど毎日現場が変わるから、「今日は原宿、明日は箱根」というくらい、いろんなところに行く。バイクで。
 それにしても、こないだ原宿の工事現場行った時は「うわー」って思った。
 品川区や大田区とは違う、特殊な街だ。
 やたらスポーツ自転車(ロードバイクやクロスバイク)が多い。
 いっぽうママチャリは全然見かけない。
 道行く人々はサングラス、金髪ピアス、長髪、ヒゲ、革ジャン……
 ふつうの勤め人じゃない格好ばかり。
 ごくまれにスーツ姿の人をみかけて、逆に奇異に感じるくらい。
 むかしバイク便だった時は、周囲に金髪長髪ピアス系の人が結構多かったけど、あれはつまり、街の文化の影響だったのか。

 今日は夜勤で、昼間が空いているので、バイク(125ccのスクーター)のタイヤ交換した。
 うーん、前の交換から、たったの7000キロしか走ってない。
 でもツルツルで、これ以上は引き伸ばせない。
 こないだ箱根の峠を走った時は、「滑る!! 怖い!」って思ったもの。
 前にVTR250やホーネットに乗っていた時は、「タイヤの寿命は2万キロ」だったのに。
 250ccと較べてタイヤの値段は安いけど交換頻度は2倍3倍で、かえって高くつく。
 なんでこんな摩耗が激しいのか。
 俺が130キロあるから? 理由の一つだろうな。
 バイク屋に訊いて見た限りでは、「タイヤが小さくて、たくさん回転するから」すぐ減るんだとさ。
 回転数で決まるものなのか? 回転距離じゃないのか?
 どうも不思議だ。
 なんにしても後輪7000キロ前輪1万2000キロくらいで交換が必要だ。
 痛いな―。125ccなのにカネかかるなー。年に20万円くらい使ってるな。
 ガソリン7万、保険5万、その他が7万くらい。
 整備を自分でやればずーっと安くなるんだけどな。
 でも、バイク屋にカネを落とすと決めたのだ。
 中古ばっかり買ってるんだから、バイク業界にあんまり貢献してないわけで。
 そもそも台湾車だから日本のバイク業界には関係ないわけで。
 手間賃は払いましょう、俺。

 「劇場版 聲の形」の感想書いてたら、こんな時間に……
 明日も早いのに、3,4時間しか眠れない……
 やっちまったなー。


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