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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 「ゾンビランドサガ」に関して、私は色々書いてきたが……

「ギャグとシリアスのバランスがスゴイ。ギャグとシリアスの相乗効果がスゴイ」
 
 全く同じことを何度も何度も書いてる……
 ボケ老人か!

 じっさい、あのギャグあってこそ、感動があった。
 ゾンビだから、アイドルだから、巽がいたから、さくらがいたから、リリィがいたから、サキがいたから……どの要素が欠けても、成り立たなかった。
(あえていうなら、ゆうぎりは比較的いらなかった)

 ゾンビランドサガは、いままでの人生がダメであってもあきらめないでがんばれ、という、言ってしまえば、すごい説教臭いテーマのアニメだ。
 それを説教臭くしないために、さまざまな工夫が凝らされている。
 ふつうの女子高生に言われても、私は、「ふん、お前たちは若くて可愛くて、未来があるから、なんとでも言えるさ」と反発しただろう。
 だからといって、現実の私みたいなブサメン中年を出して、がんばれって話をやっても……そんな醜い物みたくないし、すごいウザそうだ……
 可愛い女の子だけど、いちど人生終わってるゾンビだから。
 頑張れという説教はウザいということを、ちゃんと描いた上で、それでも一蓮托生の責任をもって、がんばれと言い続けるから。

 説教は感動になったのだ。

 しかし……
 ゾンビランドサガは確かに、「私はまだ終わってない。手も足も動くじゃないか。頑張って生きよう」という活力を与えてくれた。
 そのいっぽうで、私に厳しい選択を迫っている。
 
 私は今まで、つらいことがあるたびに、「この世界は本当の世界じゃない」「この世界はもうすぐ滅びる」ということを救いにしてきた。それこそ子供の頃からだ。
 この世界は本当の世界じゃない、というのはグノーシス主義。この世界が滅びるというのはハルマゲドン思想。
 特定の宗教に帰依したことはないが、「この世界は汚くて、ちっぽけで、くだらなくて、もうすぐ滅びるんだから。苦しみも、悲しみも、大したことじゃない」ということで救われてきた。
 具体的な話をすると、神様によって宇宙そのものが滅ぼされると思っているわけではなく、人工知能やら環境破壊やら天変地異によって人類文明が終わると考えている。そして人類文明など、宇宙全体から見ればほんの一瞬のことにすぎないと。
 おそらく人工知能だろう。いまの人類は虚しく滅び、人類には到底理解できない超知能をもつ機械たちが、自己改良と増殖を繰り返し、銀河に広がって帝国を築くのだ。かれらこそが真の人類であり、真の世界創造主。われわれは紛い物でしかなかったのだ。山本弘が「アイの物語」で描いた、胸のすくように爽快で、世にも美しいビジョンだ。
 
 世界が滅んだ後の「本当の世界」に転生・復活できるとは、思っちゃいないのだ。
 ただ単に、世界(人類社会)の価値を貶めることが救いなのだ。
 それによって、世界に含まれるすべての苦痛が軽くなるからだ。
 世界に含まれる喜びも軽くなるが、ささいなことだ。
 理解してもらえるだろうか?
 
 しかし、ゾンビランドサガは、世界の否定を否定する。
 徹頭徹尾、「その場所で頑張って生きていけ」という話だ。
 「ボロボロのまま前を向く 今だけがリアル」だ。
 ゾンビランドサガの救いと、「世界なんて下らない」の救いは全く相容れない。
 この作品が、ほんとうに刺さったというのなら。
 私は、いままで自分が救いだと思っていたものは救いではなかった、と、認めなければいけない。
 
 認めるべきなのだろうか。
 勇気が出ない。

 明日は休日!!
 クリスマスの時に1日休んでからずっと仕事だから2週間ぶりだな!
 しかもクリスマスの時は昼と夜を連続勤務したあとの休みだから、実質的に休んでないね!
 あしたは真の休みだ! 遅い遅い正月休みだ!

 おもいっきり朝寝坊するぞ―!!
 見たいアニメ、書きたい小説がたくさんあるが……

 きのう、とつぜん腕時計が行方不明になって困ってるんだよね。
 腕時計の捜索で1日潰れる気がする……
 まあ、部屋を掃除して、腐海を密林程度にするのも、立派な余暇の使い方だろう。

 みなさん、あけましておめでとうございます。

 しっかし寒いですねえ!!
 12月前半は、むしろ暖冬だった気がするのですが、その後はヤバイ!!
 早朝は気温マイナス。バケツの水も洗濯物も凍りついてます。
 この寒さの中を毎日、バイクで走って通勤。
 今やってるのは、複数の工事現場を巡回する仕事なので、1日100キロ以上走ります。
 さむい。かおがちぎれる。
 
 さっそく風邪気味なのか、かるい頭痛がします。
 早めに寝よう……

 アニメ「SSSS GRIDMAN」が終わりました。
 最終回の感想書いてませんでしたね。

 うーん、まあ……
 面白かったけど、期待ほどではないというか……
 ダーリン・イン・ザ・フランキスみたいな、ちゃぶ台返しというか、「えっ、そっちに行っちゃうの。今までの話はなんだったの?」という当惑はない。
 きっちりまとまってる。
 アクションも最後まで格好良かった。
 いや、最後こそ格好良かった。
 限りある生命こそが尊い、というのも、定番の主張ではあるが、まあ良かった。
 「アカネが街を作っていた、あの世界」は要するに何なのか、グリッドマンとアレクシスは何なのか、いろいろSF的に空想を膨らませたくなる。
 「たとえ作り物の世界の作り物の人間でも、そこに住んでいる人たちにとっては架空の世界じゃない、本物の現実で、本物の人間だ、ないがしろにされてたまるか。」
 というテーマは、山本弘の「神は沈黙せず」みたいで大変良かった。
 現在、コンピュータゲームの中は虚構世界であって、そこで人を殺そうがなんだろうが自由、というのが常識だろう。
 でも人工知能が発達して、ゲームのキャラクターが人間並みにものを考え、自由意志を持つようになったら、それはもう虚構の世界ではなく、現実世界と同格と考えるべきかもしれない。
 そんな未来を予想させてくれる。

 でもねー。
 百合的にね~。ちょっとね~。
 私、百合モノ好きなんですよ。
 女の子同士が、疑似恋愛的に仲良くする話。
 同性愛とはちょっと違うんだけど愛しあう話。
 「まどか☆マギカ」も「プリンセス・プリンシパル」も「終末のイゼッタ」も好きなんですよ。
 SSSS GRIDMANも最終的には、アカネを六花が愛の力で救う、百合モノになっちゃってねー。
 濃密でアッチッチな百合でね~。
 でも、君ら、いつのまにそんな感じになっちゃったの?
 六花はアカネを友だちとして好き、だから助けたい。
 それは創造主アカネによってプログラムされた感情である。
 たとえプログラムされた感情であっても構わない、と六花は、自らの意志でその感情をふたたび選びとった。
 そこまでは良い。
 でも、アカネが六花のこと好きになる過程が、描写されて無くて……
 4話の時点では、アカネは六花のこと、「早く逃げないと死んじゃうよ―(笑)」みたいな感じにしか思ってなかったのに。
 その後何があって、あそこまで相思相愛になったのだろう。
 ほんと、「終盤(9話)になって急に」なんだよね。
 なんでそういう心の動きになるのか分からない……

 あと、もう一つ。
 アカネを「救うべき存在」として描いた事自体が、私の観たかったものと違う。
 私は、ケラケラ笑いながら怪獣で殺戮するアカネのことを、悪役として好きだったんですよ。
 ジョジョのディオや、ヘルシングの少佐が好き、というのと同じ意味で好きだったんですよ。
 悪だから魅力的だったのに……

 原作「電光超人グリッドマン」と同じで、最後は改心エンドになることは決まっていた。グリッドマンとはそういう作品だ。……というなら、仕方ないか。


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