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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 涼しくなったね!
 ずっとこのまま涼しければいいが、明日あたりからまた暑くなるらしい。
 ふう……。

 つらいけど、アニメが面白いから頑張れる。

 いやあ「幻影ヲ駆ケル太陽」期待通りの面白さで。
 私の好みを直撃! 直撃!
 眼鏡の子、感情移入できそうだったのに死んじゃって残念だけど。
 でも他の子もかわいいのばっかりだし。
 「ただの魔物胎児ではなく、人間を殺していた!」というネタをすぐに明かしたので、これからもいろいろ波乱がある「二段三段びっくり箱」に違いない。とても期待できる。
 あのポッキーみたいな細い手足がちょっと……という人もいるが、いや、あれがたまらんのよ!
 あの絵柄、あのキャラデザがキモだよ!
(1話の魚屋とか年寄り連中は、あいつらだけ世界が違う感じでキモかったけどw)

 いまのところエティアさん(遠藤綾の癒し声にもうメロメロ)、るなちゃん(やっぱキマシだよ、キマシ)が好きなんだけど、でもさあ、エティアさんの髪型すごすぎないか?w 前から見てるぶんには「かわいいな」で済むんだけど、後ろから見ると……
 ちょwww キ○タマが垂れ下がってるみたいwww 

 他のアニメ? シンフォギアGも大好きだよ。
 いきなりクライマックスだー!!! 

 
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 いやあ暑いねえ。
 こないだなんて倒れそうになったよ。
 もちろん飲料は携帯していったんだけど、そのとき持ち歩いていた1リットルを午前中の4時間くらいで飲み尽くしてしまい、口の中は乾いて、全身が汗でヌルヌルのガマガエル状態、鼓動が激しくなってきて体に力が入らなくなって背筋が伸ばせなくなってきて、ついに意識がボーっとして、居眠りをするような感じで断続的に意識が飛び、体がガクッガクッと傾いてしまう。やばい熱中症だわーと思って無線で連絡したんですよ。

 「ますだです、すみません具合が悪いです」
 「はい、奥は大型車入れます、3台空いてます」
 「そうじゃなくて……具合……体調……」
 「3台空いてます、いま4台になりました、引っ張ってください」
 「体調が……すいませんちょっと水を飲みに行きます、すいません……」
 「奥のほう空いてますよ、大丈夫です」

 会話が通じねえ!
 ボーッとなってるのは俺だけじゃなかったという。

 
 アニメ「ガルガンティア」について、語ろう語ろうと思っていたら、なにか書く前に放送が終わってしまった。
 全体としては面白かったんだけど、途中の展開にちょっと疑問があった。
 終わった後になってから文句つけても仕方あるまい。

 が、書きたい欲はまだ残っているので、近いうちに書く。
 カニバリズム(共食い、人喰い)で思い出したけどさ。
 「ひかりごけ事件」ってのがあったんですよ。
 難破船の船長が人肉を食べて生き残り、そのあと人肉食がバレて処罰された。
 詳しく知っているわけではないけど、ウィキペディアによると、「自分は人間を食べたのだから、死刑になってもまだ足りない」というくらいの罪悪感を抱き続けたらしい。

 なんで?

 そりゃ俺だって、まったく人肉食に嫌悪を抱かないわけではないが……

 1943年だよ?
 大戦争の真っ最中だ。
 生身の人間を何万という単位で殺し、殺されていた時代だ。
 「人を殺しまくる」のが「日常」の時代に、なぜ「人の死体を食べること」がそれほど罪深い?
 屁でもねえだろ、人殺しと比べれば。だからこそ刑法の死体損壊は殺人より軽いんだ。
 
 「お国のために人を殺す」はOKで、「自分のために死体を食べる」のはNGなのか?
 当たり前だって? いや、俺的にはぜんぜん当たり前じゃないし、「お国のために人を殺す」ほうが罪深いに決まってんだろと思うけど。
 戦時中だからこそか?
 今の日本人もそう思ってんのか?
 
 最近読んだ本の感想。
 
 山本弘「UFOはもう来ない」

 やっぱり山本弘は面白い!
 最近の山本弘はタイムトラベル、異星人、ロボットなど、SFの超古典的テーマを題材にしているけど、あと何が残ってるだろう? そうだ、超能力! 独特の量子力学解釈をとことんつきつめて、超能力物をやって欲しいな! イーガンの宇宙消失って実は超能力物だけど、きっと山本弘はあれよりも凄いものを読ませてくれる!
(もしかすると、「詩羽がいる街」が超能力物なのかもしれない。彼女の能力はフェブラリーのオムニパシーと同じような特殊能力ということで)

 まあそれはともかく、「UFOはもう来ない」。

 タイトルとは裏腹に、UFOが来る話です。
 現代日本(おもに関西)が舞台。
 じつは、「スターファインダー」という異星人が地球をずっと監視していた。
 そのスターファインダーの宇宙船が事故によって墜落し、パイロットが「異星人を崇拝する教団」に拉致されてしまった! 主人公であるUFO研究家の女性は、宇宙に憧れる子どもたち、インチキオカルト番組を作ってきたプロデューサーと力と合わせ、異星人奪還を試みる!
 そして奪還の過程で、主人公たち地球人とスターファインダーは心を通じ合わせ、ついにスターファインダーは「地球人との付き合い方を根本的に変える」決断をする……

 異星人の設定がすごく作りこまれていて面白い。
 人類の命運を賭けた壮大な物語なのに、登場人物(とくに地球人側)の言動や行動原理がみんな等身大っていうか庶民的で親しみが持てる。
 セリフの中では「人間は愚かだ」「二足走行者(地球人のこと)は愚かで野蛮だ」って何度も出てくるけど、でも物語全体のメッセージとしては、きわめて明るく前向きで、人間の可能性を信じ、その前途を祝っている。読後感がものすごーく爽やかなんだよ!
 悪役の教祖にしても、悪党なんだけど共感できる面白いやつだよ。

 この作品のいちばん面白いところはやっぱり異星人の設定かな。
 重大なネタバレだから、これ書いちゃったら未読の人はつまらなくなるかもしれない!
 でも書く!
 


  ネタバレを回避したい人のために、スペースを空けます。










  いいですかー、バラしますよー!










 スターファインダーは、タコ型異星人です。
 タコなので哺乳類と異なり、たくさん卵を産みます。
 生んだ卵がぜんぶ大人になったら人口が大爆発して大変なことになるので……
 スターファインダーは子供を食べて殺します。
 いちばん活きが良い子供だけ残して、あとはみんな食べます。
 主人公は「こんな発達した異星人にカニバリズムの習慣があるなんて」と驚愕し、嫌悪感をいだきますが、スターファインダー側も、嫌悪されることはわかってる。
 でもスターファインダーにとっては「何万年も続けてきた当たり前の習慣」。
 子供を殺すことによってこそ命の大切さがわかる。大人になったスターファインダーは「食べられなかった側」だから、食べられてしまった子どもたちのぶんまで精一杯生きる義務と責任がある。
 スターファインダーはみんなそう思って、その義務感と責任感によって社会を維持している。
 スターファインダーは超光速航法を操り、地球人よりも遥かに高度な科学技術を持っているが、コンピュータ技術は大したことがない。何故か、という理由付けにもなっている。子供殺しを経験してこそ人間になれると思っているので、コンピュータを信用できないのだ。
 スターファインダーが今まで地球人と接触しなかった理由は他にもあるけど、この子供殺しの件も大きい。地球人にとっては不快すぎる習慣で、衝撃が大きすぎると考えているのだ。
 だが、主人公たちはその不快感を乗り越える。
 逆に地球人の習慣も、スターファインダーにはまったく理解できないものなのだから。
 違う生き物だから分かり合えない一線はある、 でも仲良くすることはできるはずだ、他の地球人もきっとできる。
 そう信じて……
 スターファインダーは心を動かされ、決断した。いっせいに地球人の前に姿を表し、自分たちのことを明かす。
 これからきっと人類社会は激変するぞ、果たして凶と出るか、吉と出るか……
 期待と不安の入り混じった、だが「きっと大丈夫さ!」と言いたくなるラスト。

 だから、「UFOはもう来ない」のだ。
 「あれは異星人の宇宙船である」と確定したら、もはや「未確認飛行物体」ではない。
(タイトルの意味は明言されないけど、私はこういう解釈)

 とても感動的だった。
 最後まで「超人でも天才でもない、卑小な、いち地球人」の感覚から離れず、でも超スケールの物語。
 きっと私も何かができる、という気持ちになれる話。
 オススメ。
 最後まで粗筋書いちゃってオススメって言われても困るかもしれないけど。


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