行って来ました、走って来ました２００キロ！！

　行って来ました、ショートツーリング！

　町田からスタートして津久井に行き、道志村の「どうしみち」をダーッと走って山中湖に行き、富士五湖巡りの後は御殿場にいって、富士山の５合目まで登ったところで日が暮れたので国道２４６で帰って来ました。
　走行距離は約２００キロ。この程度なら１００ccスクーターでも楽にこなせます。

　素晴らしかった！！　行ってよかったー！
　まず「どうしみち」が良かった。バイクの楽園です。（暖かい時期はね）
　山と川と畑に挟まれた、信号も渋滞もゼロ（に近い）の田舎道をベーンベーン（エンジン音）と快調に走って行くと、気分爽快！　嫌なことを何もかも忘れる。
　非日常的気分を高めるため、対向車線を走ってくるバイク全てに対してピースサインをバシッと見せつけて挨拶しました。
　「ツーリング　ピースサイン」で検索すると、
「ツーリングでピースサインは絶滅危惧種のようです」
「恥ずかしくて出せない」
　とか出てきますが、なにを言ってんですか、相手の無事を祈る挨拶ですよ、恥ずかしいものか。
　おっスクーターがきた。たぶんスカイウェィブ。
　ピース！　無視された。
　おっ原付スクーター。
　ピース！　無視された。
　ライムグリーンも眩しいオフ車。これなら。
　ピース！ また無視してすれ違っていく。
　くっ、メゲそうだ。
　しかし１０台ほどのバイクに無視されてもメゲずにピースサインを出し続けると、
　ビシッ！
　でっかいネイキッド（たぶんＣＢ１３００）に乗った兄ちゃんが、大きくピースを出して振ってくれた！
　でたー、ピース返しでたー！　ウヒョー！　もう歌いたくなるような気分。
　もちろん私も彼も数十キロで走っているから相対速度１００キロ、一瞬で見えなくなる。
　でも確かに！　いま確かに、見えない何かが繋がった！
　不思議なもんだ、ひとりきりになりたくて、誰も連れずにバイクで走っているのに、挨拶が返ってくると嬉しい。ひとりじゃないことが嬉しい。
　その後すぐ、ハヤブサとＲ１に乗った人たちからもピースを返してもらえた。
　なんとなくコツがわかった！
　わたしピースの出し方が小さいんだ。
　ハンドルのちょっと上あたりで自信無さげにプラプラさせてるから気づいてもらえないんだ。
　もっとこう！　「イェーイ！」と言わんばかりに、Ｖサインを天高くつき上げろ！
　どりゃー！　ピースじゃーい！
　ほら返って来た！

　そのあと１時間ほど、どうしみちを走って、「大型バイク」の乗り手にはだいたい返してもらえるようになりました。返し方にも一人ひとり個性があって面白いです。
　小型、とくにスクーターの人は無反応ですね。小型の人はツーリング目的で走ってないから反応しないってことか、そもそも「ツーリングの挨拶はピースサイン」って知らないのか。でも私みたいな原付でツーリングしてる人だっているはずなので、気にせず全方位ピースサイン乱射です。
　あ、でも前方にピースサインを投げるのに夢中で、後ろのバイクを通せんぼしちゃうのはダメです、ちゃんと後ろも見ましょう。ＧＳＸＲ１０００（たぶん）のお兄さん、すいません、もっと早く道を譲るべきでした。

　どうしみちだけでも行った価値はあったね。
　「道の駅どうし」でうどん食べて、ソフトクリーム片手に裏手の川でボケーッとしました。
　ソフトクリームもって川に行くのは、もちろん「ばくおん！！」リスペクトです。
　ああ……青い空、心地よい風、清流、きれいな空気、そしてうまいご飯、最高……！
　
　そのあとの富士五湖もよかったんですが、（山中湖に沿ってグルグル回るだけでも楽しい。ただのセブンイレブンが、山中湖にあるだけで美しく見える）ちょっと長くなりすぎたので、このへんにしますね。