ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設
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今週のヤングアニマルで、三浦健太郎が「非実在青少年規制に反対する意見漫画」を描きました。
「ベルセルク」で有名な三浦健太郎です。 うーん、すごい内容だ。 実はニコニコ動画にハマってるオタクらしい、という噂はきいていたが、まさに、萌え美少女にどっぷり浸かって描いたとした思えない。ルイズ、初音ミク、まよいなど、萌えキャラが出てくる出てくる。 ベルセルクを読むときに変なバイアスがかかってしまいそうです。 で、有名な雑誌でこういう反対運動をするのは素晴らしいことだと思うけど。 でも今回の意見漫画は、ある意味とても偏っています。 ある意味、爆弾です。 オタクでペドファイル(小児性愛者)のヒキコモリが主人公です。 「アニメの少女が規制されたから性欲が発散できなくなって本物の少女を襲ってしまいました! 規制するとこうなるんですよ! こうなってもいいんですか?」という内容でした。 もちろん、「日本の性犯罪はアメリカやイギリス・ロシアよりもずっと少ない」というお馴染みの数字を挙げて。 自虐がすごすぎて、なんていうか、人によっては読んだらブチ切れそうな…… 応援してもらえたのか、それとも「お前ら客観的にはこの主人公と同じなんだぜ?」って冷笑されたのか、どっちなのかと思ってしまいました。素直には喜べない…… これ、規制に賛成する人が読んで、「なるほどそうか、じゃあ規制やめよう」って思うでしょうか? むしろ「こんな気持ちの悪い連中は規制してもよし!」みたいな印象を与えてしまうのでは? このマンガを読んで、「その通りだ! 三浦よく言ってくれた!」と思うためには、 「自分はペドファイルであり」 「私自身の性欲発散のために二次元ロリエロを求める」 「自分自身の性欲こそが、規制に反対する主要な理由である」 と認めなければいけない。 かなり高いハードルと言うか、踏み絵なのでは…… オタクは、自分が「ロリコン」であることは認めても、「ペドファイル」だとは認めないのでは……? たとえば山本弘は「僕はロリコン」って公言していますが、あの人ですら「少女のヌードは美しい」って言ってるだけで、それ以上の劣情は訴えませんよね。「子供に性欲を抱く人間」ではない。 っていうか私も、自分がペドファイルだとは認めない。 私が好きなのは「少女性」であって、現実の小さい子供じゃない。 マザコンという言葉に、「母親が好き」「母性が好き」という2つの意味があるように、ロリコンも「少女が好き」と「少女性が好き」に分かれる。この2つは違うものなのだ。 私は空想の世界で大勢の人間を、それはそれはむごたらしく殺してきたが、子供とセックスする空想なんて一度もしたことないし、自分が子供をレイプするかも、マンガやアニメがなくなったらするかも、なんて思えない。殺人よりもよほど縁遠く感じられる。 だから、今回のマンガはどうなのか……? これは誰のために、誰の心を動かすために描かれたのか? なんか違和感が強くて。 「非実在青少年規制」に対して反対する人たちって、反対の理由は大きく分けて二つですよね。 1、性的な作品は俗悪なロリコンポルノばかりでなく、優れた性的作品もいろいろある。そういう作品まで規制されてしまうことが恐ろしい。 2、「俗悪なロリコンポルノ」まで含めて守りたい。なぜなら「俗悪なロリコンポルノ」も誰かを救っているからである。っていうか俺を救っている(キリッ) 「規制の基準が曖昧で恣意的だ、将来エスカレートする」というのは1のバリエーションです。 今回、三浦健太郎が描いたのは2です。徹底的に2だけで、1の思想を完全排除しています。 1と2は違う種類の主張です。 いまは一緒に戦ってますが、潜在的には対立する思想です。 きっと将来、深刻な内ゲバが発生するものと思われます。 私は2に立脚して反対してきた、つもりでした。 でも、2にはなりきれないんだな……1が混ざってるんだな…… はっきり分かってしまった。 「エロマンガやエロゲーの中にも優れた作品はあるから規制されたくない!」という考えが、私の限界。 「単にペドファイルの性欲を発散させるための漫画」って言われちゃうと、擁護することをためらってしまう。 PR |
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