ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設
ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。
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推理漫画「Q.E.D」を読みたくて「月刊少年マガジン」を買った。
すると! QEDもたしかに面白かったが(15年も安定して面白い、まさに匠の世界)、それ以上に気になる読み切りマンガが載っていた!! 「ギャンビット オン ガール」 チェス漫画だ! 俺的には眼鏡っ子漫画でもある!! 「灼熱の小早川さん」以来、久々に巡りあった、平伏して崇め奉るレベルの眼鏡っ子である! 主人公は勉強しか取り柄がない真面目少年。昔はチェスを指すのが趣味だったが、いまはもうやめている。 あるとき、古めかしい木造の校舎で、ひとりチェスをさす可愛らしい眼鏡の少女と出会い、強引にチェスの勝負に引きずり込まれる。少女はいままでたった一人で「チェス部」をやってきたという。相手もいないのにどうやって部活動をしてきたのか? 少女は物凄い妄想癖の持ち主で、チェスの駒ひとつひとつにキャラクターを設定し、駒とにこやかに会話し、壮大なファンタジー戦争絵巻を頭の中で作り上げていたのだった。 こんなヤツがまともに指せるわけがない、と思ったのもつかの間、意外な強さで少女は主人公を追い詰める。 邪魔が入ったので決着はつかず、少女は少年に「もういちど指しましょう」と何度も呼びかける。 「変な子だ、関わらないようにしよう」と思って敬遠していた少年、だがしだいに、封印していた「チェスの楽しさ」を思い出し始め……チェスをやめた理由、過去の悲しい出来事を乗り越えるためにも、再び少女に、 「指そう!」「喜んで」 簡単にいうとこんな話です。 チェスの詳しいルールとかはぜんぜん書いてないし、駒の運びとかもないし、そのかわり、チェスを通じて少女が妄想するファンタジー世界が出てくる。盤の上の攻防はすべて擬人化された黒騎士とか王太子とかの戦いに変換されて描写されてるんです。 だからチェスの知識がなくても楽しめる。 (他の漫画でも、そうやって描く技法はあるけど、この漫画のファンタジー変換は、少女のキャラクター性にマッチして無理がなく、派手で読み応えがある) ファンタジー変換も美麗な絵で、見事だと思う。 少年のみずみずしい心の動きも、すごく実感をもって伝わってきた。 大きなトラウマがなくても趣味を封印することはあるし、それを寂しく思い出して、胸が疼いて、再び始めることってあるよな。 で、なにより素晴らしいのはヒロインのチェス少女、いいや、チェス妄想少女ですよ! 素晴らしいんだ! なんど賛美しても足りないくらいだ! 小柄で眼鏡で妄想癖の変な子で、でも自分の世界をもってる一途な子で、「少年時代に戻って、こういう子と過ごしたいなあ(泣)」という強い衝動を感じる。 恋愛では全くなく、あくまでチェスというゲームだけを通じた関係であることが、逆に心地よく清々しい。 (主人公はさすがに少女のことを異性として意識してるみたいだが、少女の方はマジでチェスしか興味ないので、主人公はこれから空回りすると思う。想像するとニヤニヤだ) もともとは別の雑誌でやってるものが、月刊マガジンに出張してきたらしい。 もとの雑誌も読まなきゃ! 新人コンペで1位を獲ったと書いてあるから、連載していた訳じゃなくて、向こうの雑誌でも読み切りなのかな。 とにかく、この子の話をもっと読みたい。 PR
僕もこの漫画読みました
はじめまして、
僕もこの漫画読んで、とても楽しみました。 しかし、僕達の仲間であるチェスプレーヤーには結構厳しい意見を持つ人もいてますが・・・。 でも、僕のように楽しく読ませてもらって、続編も期待してる人もいてますので。
無題
>ボードゲーマーさん
はじめまして。 コメントありがとうございます。 面白かったですよね。単行本でたら買いたいです。 チェスプレーヤーの厳しい意見というのは、具体的な盤面展開を描いて欲しかったということですかね?
プレーヤー達が望む事の一つは、
またコメントさせていただきます。
局面展開を絵で描写するなら、対局の流れ上、実際に再現可能な物を望まれています。 その他、対局経験を積んでいる人だから出来るような、対局関連グッズ等の細かい指摘もされてます。でもそれらを直して続編に期待されておられる方も沢山います。次回作が楽しみです。
無題
>ボードゲーマーさん
なるほど、どうやって勝ったのか負けたのか、具体的に再現可能なのを観たいんですね。 チェスの知識が全く無いので、バイクや格闘技などの漫画に置き換えてみると、「詳細に描写してほしい気持ちはわかるんだけど、でも描く側も読む側もハードル高くなるよね、諸刃の剣だ……」という感じです。 (ルールを知らないと、いま勝ってるのか負けてるのかもわからないため、肉体を使ったスポーツよりもハードルがさらに高い) じっさいの駒の動きを描いてしまうと、女の子の妄想キャラが損なわれるという問題もあります。 常に駒の動きを描く、ではなく、詳細に描くこともある、ファンタジー変換だけで描くこともある、という感じならできるかもしれません。
三度のコメント失礼します
チェスの駒の美しさはチェスの魅力の一つです。ですから写実的なチェスの局面を求めるのはチェスプレーヤーも同じことです。只、僕たちが求めるのは、本当にあり得る駒の配置であるかの事です。特に真面目なプレーヤーなら、その時点で、その作品を支持するかしないかの分岐点にしてしまいます。
しかし、漫画は作者の表現による物ですので、確かに好みの問題が発生しますが、ヒロインのキャラを変えさせる訳にも行かないでしょう。実際このキャラが好きな人もおられますので。 ヒロインの世界観で繰り広げられる誌面。チェスの駒しか出てこないより絶対に楽しいと思います。この作品がチェスを知らなかった人たちに興味を持ってもらえる作品になってもらいたいです。
無題
>ボードゲーマーさん
おっしゃりたいことはわかりませいた。 ならば、チェスに詳しい監修者を雇わねばなりませんね。(マンガ家ひとりではどこかに穴が出ると思う) いまはヒロインと主人公しかいませんが、第三第四のチェスプレーヤーを出せば、キャラクターによって演出を変えることで、写実性と妄想ヒロインを両立させることも出来るかもしれません。
またコメント失礼します
おっしゃる通りですね。プレーヤーによっては寛大な方もおられますが。
チェスのシーンを漫画で書くのは非常に難しいと思います。その為、チェス漫画は長く出てこなかった物だとも思うのですが。 これから続編が出るのでしたら、それらをクリアしてほしい物なのですが・・・。 非常に難しいですね。
無題
なんにせよ続きが楽しみです。
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