ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設
ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。
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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 アニメ「コンクリート・レボルティオ(コンレボ)」17話を観た。 「超人(変身ヒーローや妖怪、魔法使いなど)が実在する昭和日本(昭和じゃなくて神化と呼ばれている世界)」を舞台に、正義の信念のぶつかり合いなどをテーマにしている作品。 とくに期待するでもなく観た。 私は「コンレボ」をなんとなく面白がっていた。なんとなく好きだけど、大好きってわけじゃなかった。 重苦しくて爽快感に欠ける。 コンレボという作品は、「果たして正義の味方は本当に正義なのか?」「果たして怪獣は本当に悪なのか?」「超人を私利私欲に利用する人間こそ悪ではないのか?」「愚かな人類を助けるのは本当に正義なのか?」みたいな感じで、「疑い」「問いかけ」をえんえんとやってきた。 問いかけの前提となる「普通で、素朴な正義、善意」というものをあまり描かなくて。 普通の正義の味方が普通に人を救うエピソードは、「過去」や「設定」として出てくるだけで。 でも「本当にそれが正義でいいのか?」という問いかけだけがいろいろあって。 そして、「問いかけ」の答えは出さない。 ああだこうだと悩み続け、理想と現実の狭間であがくこと自体が答えで、「正しい答え」は無い、ということなんだろう。 正義や悪についてどうこう悩む話は好きです。 ジャンルとしては大好き。 大好きなんだけど、でも娯楽性という点では、ちょっとなー、と思っていた。 ところが! ところが今回の17話! 「デビラとデビロ」。 息を呑んで、呆然と震えながら観た、30分。 今までの話も面白かったけれど、ケタ違いの面白さ! キャラクターの存在感! 台詞のやり取りは詩情にあふれ! 映像美! 圧倒的に壮大なスケール。 ああ、凄かった…… こんなアニメが作れるものなんだ、と久々に思った。 脚本は辻真先。鉄腕アトム時代からアニメを作り続けている大長老だ。 80歳を過ぎてなお、冴え渡る才能……!!! 感服した。 あと、デビロという少年の声がなかなか良くて、「中性的だけど色っぽくて、無邪気でありながら、人間を超越した神性を感じる」という感じで、「いいなこれ、ドキドキする。誰だろ」と思って…… エンディングのクレジットを見て驚いた。 なんと!! 佐倉綾音!! 知らんかった、こんな演技もできるんだ。 佐倉綾音が少年役巧いなんて、まったく知らなくて。 PR |
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