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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 こないだ(3月9日。公開の翌日)「シン・エヴァンゲリオン」みてきました。
 最初の一週間くらいはネタバレ遠慮して、ネタバレなしで感想を書きます。

 まず一言で言うと、面白かったです。
 「どうせつまんないんだろうな。でも死を看取るつもりで見に行こう」と思っていたので、「俺の馬鹿! 槍で刺せ!!」という気持ちです。予想の倍は面白かった。
 
 前半は、いままでのエヴァにはぜんぜんない要素なので、「なんだこれは? 俺は何を見せられているんだ??」という感じです。
 でも僕は好きです。
 
 後半はエヴァらしいエヴァです。
 ロボットアクションの迫力は、旧劇場版でアスカと量産機が戦っていた奴のほうが上ですね。
 ロボットアニメという観点では、あまり良いとは言えない。
 敵に魅力が乏しいのがキツイ。
 でもエヴァとしては良かったです。
 
 インターネットでは「こんなの認めない」という血を吐くような切実な批判もあります。
 その気持ち、わからないでもありません。
 挑戦者であり前衛だったエヴァンゲリオンは、良くも悪くも保守的になった、とは思う。
 
 しかし一言でいえば面白かったです。
 理屈の上では、批判派の言い分はわかるが、面白いと感じたので面白い。
 
 あと1回か2回くらい見に行って、ネタバレありの詳細な感想を書こうと思います。
 来週あたりなら、ネタバレしても怒られないですよね?

 映画の内容とは別に、驚いたのが、「大学生くらいの若者がたくさん観に来ている」ということ。ガルパンより客層が若い! 私のような40過ぎは、ほとんどいない。
 エヴァは現役のエンターテインメイントなのか!
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 白鳥士郎「りゅうおうのおしごと!」14巻を読みました。
 いままでに積み上げてきたものがひっくり返って崩れ落ちるような展開でした。
 歴史上初の女性プロ棋士となり、愛する八一とも結ばれた銀子。
 しかしデビュー戦では、せっかく覚醒した「将棋星人」の能力を使いこなせず、格下だと思っていた女流棋士に、まさかの敗北を喫する。剥がれ落ちた銀メッキ! さらにすさまじい体調不良が銀子を襲う。

 あっちでもこっちでも、別離!? 破局!?
 
 私はもともと銀子が好きでした。
 でも、報われなくても頑張るところが好きだったのです。
 報われてしまったので天衣に乗り換えました。
 今回のことで、また銀子ファンに……と言いたいところですが、どうしようかなあ。

 ツイッターにも書きましたが、「劇場版プリンセス・プリンシパル クラウン・ハンドラー第1章」を見ました。

 面白かったですよ!
 たった50分なのに、かっこいいアクションあり、シンミリする話あり、そしてちゃんと盛り上がってオチも付く。プリンセス・プリンシパルらしい、ビターな結末が。
 テレビ版が好きだった人なら、きっと満足できます。
 主人公の声優が廃業するという、とんでもない悲劇。ゲームも不人気。さらにコロナで上映延期。もう無理だろ、見ることはできないだろと諦めていた。
 でも、奇跡は起こった。

「まちカドまぞく」

 かわいいなあ、ほほえましく笑えるなあ、という感じで、最後まで楽しく見ることができた。
 でも、どこか、ハラハラした。。
 登場人物に悪い奴がいない。(ご先祖様がちょっとワガママだけど)
 みんな良い奴で、徹底的に利他的というか自己犠牲的で、大切な人のために一生懸命。
 そして設定の上では、いくらでも暗い話にできる。
 すごく鬱展開になりそうで、ギリギリならない、という綱渡りを12話見せられた。
 だからハラハラした。

 「虚構推理」

 最初はピンと来なかったけど、終盤の、「鋼人七瀬を消すためにウソの推理をネットに書く」、というあたりには感心した。
 「人間の想念が実体化して妖怪になる」という設定自体は真新しくない。
 「妖魔夜行」が有名ですよね。ほかにもたくさんある。
 でも、「その想念を消すためにネット掲示板で口げんかする」というのは……
 誰でも思いつきそうな話なのである。でも、それをアニメとして面白く描くのは難しいと思う。だからすごい。
 よくも、アニメ化しようと思ったよな。言い合いしてるだけなのに。
 すごく「絵になりそうにない」ものを面白く作ってしまったからすごい。
 「妖魔夜行」でも、「ネットに書き込みして妖怪を倒す」という話はなかったと思う。
 人間の想念自体を消すことはできない、生まれた後の妖怪を直接倒すか、説得するかしかない、という描き方だったと思う。
 
 ヒロイン・琴子の性格はかなり好みが分かれそうだけど、私は好き。

 まったく予備知識なしに第一話を見たときは、「普通の男の子が、不思議な力を持つ女の子と出会い、妖怪の戦いに巻き込まれる」という(定番の)話だと思った。
 しかし男の子は不死身であり、女の子以上に普通じゃない。普通じゃない男の子と普通じゃない女の子が出会って、お互い必要な存在、大切な半身として生きる話なのだな。
 
 「異種族レビュアーズ」

 凄かった。
 エロシーンは、興奮するというより笑ってしまう感じで、私の感覚的には、「ポルノ」ではない。
 割と真剣に「異世界をキッチリ構築した、出来のいいファンタジー」だと思う。

 っていうかさあ。
 「文化も習性もまったく違う、たくさんの種族たちが、『性愛の営み』で結びついて平和共存している世界」。
 SFとして、すごく魅力的ですよね。
 これをSF作家が先に書かず、ファンタジーとして書かれてしまった。
 我々の敗北を意味するのではないか?

 スタンクとゼルは、あれだけいろいろな種族とセックスしてるのに、同性愛や両性愛には抵抗あってウゲーッと言うのが、なんだか不思議。

 「マギアレコード」

 すごく面白くなりそう!! っていう感じのまま最終話まで行ってしまった。
 かわいいキャラばかりなんだけど、数が多すぎて一人一人をちゃんと描けなかった感じですよね。
 やっぱり、出たばっかりのキャラクターの別離や友情を描いても限界がありますよね。
 人工知能アイちゃんのエピソードとか、すごく「泣けそう」だったんだけど……「泣けそうで泣けない」。

 終盤は、「えっ。なにこれ、共産主義アニメ?」という感じでした。
 釘宮ロリが「魔法少女の同志たちよ! わたくしたちは商品なんかじゃない! 魔法少女の解放を!」って言って、組織マギウスを結成し、キュゥべぇの搾取構造に立ち向かうんだよ?
 うおー、すげえなあ。
 これを序盤や中盤に持ってきて、「果たしてマギウスは正しいのか、キュゥべぇと大差ない存在に過ぎないのか?」と、友達だった魔法少女たちが争う、みたいな感じにした方が面白かったのでは?
 「まどか☆マギカ」を観ている人にとって、魔法少女契約すればひどい目にあう、というのは既知の事実だから、終盤まで引っ張る必要ない。
 ウワサを撃破するのは1回くらいで、いきなりマギウス出して、魔法少女の悲劇を明かして、その解放のためにマギウスがあるのだ、って明かしたほうがよかったんじゃない?
 ウワサを撃破するあたりでかなりダレてしまった。
 やっと、面白くなりそうな準備が完全に整った、という感じです。
 だから2期は面白い……と思う。たぶん。
 
 「新サクラ大戦 THE ANIMEMATION」

 ゲーム版知らなくても、このキャラがどんな奴で、どんな話なのか、というのは理解できます。
 旧サクラ大戦の知識も必要ない。
 まだ3話までしか見てないけど、それなりにできがいいと言えるのでは。
逆にいうと、とびぬけた面白さはない。

 「かくしごと」  

 原作はパラパラみただけ。
 これも、まちカドまぞくと同じで、「ものすごく悲しい話になりそうな予感」を漂わせながら、ほのぼのホームコメディとして進んでいる。
 過去の久米田作品と比べ、下ネタや社会風刺はかなり抑えめで、ファミリーみんなでニコニコ見られる笑いになっている。
 言われてみれば久米田作品は、ギャグと思わせてシリアスなオチ、というのを何度もやってきた。
 「いままでの話は精神病の治療だった」という、「かっての改蔵」は衝撃的だ!!

 今回は、シリアスな着地点を最初に見せておいて、果たしてどうやってこうなるのか、という、過程を見せる感じになっている。
 どうなんだろう。新境地か。集大成か。 
 
 「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった……」

 これ面白い!
 第一話をみた時点でグッとつかまれた。
 主人公のカタリナ・クラエスがすごい良い奴、萌えキャラとして、ではなくて人間として魅力あるのだ。
 自分の破滅を回避するという利己的な理由なのに、結果としてみんなを救って本人もハッピー。
 これならみんな惚れるさ。こういう人が私のそばにいれば幸せだろうなあ、という感じ。  
 転生にする前の、「野猿」だった主人公が、すごく良い奴、「主人公力(しゅじんこうぢから)」のある奴だったのかな?

 でも子供のころのほうがみんな可愛くてよかったよね。
 男連中は、成長すると全員同じような美形で、区別がつかんなあ(笑)
「劇場版SHIROBAKO」観てきました。TV版のファンです。六年も経ってから続編を見ることができるとは感激です。
 面白かったです。TV版が好きだった人はぜひ見るべき。

 まず序盤が良かった。ボロボロに落ちぶれ、仲間にも去られた状態から再起!! というのがとても、今の自分には痛く熱く快かった。
 相変わらず宮森はイマジナリーフレンドと幻覚の織りなす不思議の世界を生きていますね。
 脱法ドーナツドーンと行こう!
 アニメーションを作りましょう!! でたくさんのキャラクターと踊りまくるシーンは、最初見てて恥ずかしかったけど、途中からノッてきた。これがミュージカルか……
 中盤、みんな一人また一人と再集結するところは、もっと良かった。宮森の同期たちがすごい成長を見せているところも感動的だった。特にりーちゃん。もう師匠と弟子じゃない、同格のライバル脚本家だ!
 終盤の、忍者軍団との戦い(!?)は、もちろんシロバコ特有の比喩なんだろうが、うーん……「このパターンはもうTV版で見た」という感じで、プラスアルファが欲しかったな。

 忍者軍団、ラストの作りなおしなど、終盤ちょっと弱かったけど、全体的には面白かったです。俺の好きなキャラ(具体的には矢野エリカ)がもっと活躍するともっと良かった。

 ただね、この作品のいちばんの問題はね。
 すごく大きな問題があってね。
 宮森たちが作り上げたアニメ「空中強襲揚陸艦SIVA」。あれが面白そうに見えないこと。
 そもそも、どのへんが空中強襲揚陸艦なの??
 いくらなんでも、タイトルと中身違いすぎません? 
 強烈な違和感が……近未来リアル軍事ものみたいなタイトルなのに、「幼児向けアニメ」みたいなキャラ出されても……
 絵柄のミスマッチと言い、タイトルと内容の乖離と言い、アレは「怪作」枠だろ……?
 断片しか描けない劇中劇を、面白そうに描くのは難しいのかも。うーん、でも「えくそだすっ」はちゃんと面白そうなんですよ。突っ込みどころ満載でありつつも面白そう。
 SIVAはなあ……
 主人公たちが心血注いで作り上げたものがつまんなそう、というのは問題だよ……??


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