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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 9000円で新しいメガネを作りました。
 
 半年くらいまえに「メガネをかけると、逆に物がよく見えない」ことに気づきました。
 ずらしてレンズの上から覗きこんで見るようになりました。
 その後に受けた健康診断で視力1.2と言われ、「じゃあメガネ全然要らないよね」と、メガネをかけるのをやめたのですが……
 半年たった結果……
 なんか、時刻表とか標識がぼやけて見えるんですよね。
 とくに、長いこと働いていると、だんだん見えなくなる。
 どうも視力1.2というのは信用ならない。
 「ランドルフ環(Cみたいなヤツ)は見えても、字が見えない」という症状があるんじゃないの?
 でも、いままで使っていたメガネが合ってないことも確実だし。
 というわけで、メガネ屋にいって視力を測りなおし、メガネ作りました。
 今回は視力0.7と言われました。
 測るたびに、0.5から1.2のあいだで変動する……
 不思議不思議。
 メガネかけて町中を歩いてみると、効果抜群、文字がくっきり見えて、「これは必要!!!」って喜んだけどね。
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 明日は雪が降るらしい。
 怖い。
 たいして積もらなければいいのだが……
 去年の2月みたいな天変地異は、もうゴメンだ。
 バイクはもちろん、クルマも電車も走れなくて現場に辿りつけず、仕事にならないんだもの。
 せめて電車は動く程度の雪であって欲しい。
 できるだけ早起きして早めに移動するけどな。
 移動を早めたぶんの給料は出なくて、なんだか泣きたくなるけどな。

 それにしても不思議だ。
 バイク便時代は毎日10時間もバイクに乗って、いまよりもはるかに「雪が恐ろしい」「雪が積もったら破滅」という仕事だったはずなのに、当時、「雪が怖い」とは思っていなかった。
 いまほど雪が降らなかったのかも。
 バイクが走れないほどの雪は、6年バイク便をやって1,2回しか経験がなかったのだ。
 みんな腕に自身があり、無茶して、多少の転倒は仕方ないこと、流血しながら働く、という感覚だったしね。「体にボルトが入ってるのが一人前のバイク乗りだ」くらいのヤバイ言葉も飛び交った。
 「横浜から成田まで1時間で走れ!!」「それだと湾岸を140キロで走らないといけないんですよ。無理ですよそんなの。VTR250の全速力ですよ」「大丈夫、140キロで事故ったら痛くないよ即死だから!」
 こんな会話が普通。
 いまはどうだか知らないが、私がいた頃は、「命知らずの荒くれ者」「頭のネジを飛ばして稼ぐ」という空気が残っていた。暴走族・走り屋・オタクの文化を混ぜてグツグツ煮た感じ。
 私がいたF社なんかはまだしも穏健な方で、某D社なんかは年に5人も死者を出していた。
 某T社はライダーを借金で支配し、カイジの地下帝国みたいに働かせていた。
 
 ……元不良のオッサンが武勇伝を語るような痛々しい文章になってしまった。
 いまの警備会社にもありますけどね、「俺はこんなに無茶をしてる」って自慢する空気。
 2週間休んでないとか。
 36時間連続で働いてるとか。
 マジ泣けてくるね。

 池田邦彦のマンガ「でんしゃ通り一丁目」最新話を読んだ。
(週刊漫画ゴラクに不定期連載)
 池田邦彦は、主に鉄道の漫画を描いている人で、国鉄の車掌を描いた「カレチ」が有名だ。
 人情話や、新米が失敗を通じて成長する話、プロが意地と職人芸を見せて事態を解決する話などが多かった。毎回、新鮮な感動があった。
 ところが、ラストは国鉄解体を描いたどシリアスな展開で、主人公が心を鬼にして労働組合と対決し、「国鉄には立派な男もいたが、全体としては腐敗した組織で、滅びるべくして滅びた」という非常に寂しい感じで終わった。人も死んだ。本当に驚いた。鉛の塊を食ってしまったような読後感だ。
 そんなわけで、豊富な知識に裏打ちされた鉄道漫画の描き手です。
 癖になるよ!
 「でんしゃ通り1丁目」は都電の話ね。これはカレチの時代よりももっと前、昭和30年くらいが舞台ですね。
 カレチ終盤みたいな暗さはなく、人情モノや、ほのぼのした話がメインで、たまに社会派のネタが入る。
 社会派のネタの扱い方も、ユーモアがあってなおかつズッシリと刺さるんだ。
 で、これは前置きとして、最新話は……
 ハチ公みたいに、いなくなった飼い主を待ち続ける迷い犬の話。
 その迷い犬は、ある特定の都電にだけ吠える。
 実は都電の色に理由があった。アメリカのフィラデルフィア出身の犬で、そこの路面電車と同じ色の電車に吠えていたのだ……
 進駐軍の家族が飼っていた犬だと分かる。
 飼い主が見つかって、めでたしめでたし。
 いやちょっと待って!
 犬って、色がわからないよね!?
 「特定の色の都電に反応する」とか不可能だよね!?
 これだけ博識な作者が、こんな初歩的ミスをするなんて。
 俺の知識がおかしいのか?
 「赤や緑は分からないが黄色は分かる」とか、そういう事実があるのか?
 それともセリフやストーリーを間違って解釈ている?
 雑誌を買ってきて、もう1回読み返そう!

 俳優の大塚周夫さんが亡くなった。
 私にとっては「大ベテランの声優」なんだけど「私は俳優であって、声優という職業は無い」という故人の意志を尊重して、俳優と呼ぶ。
 重厚な老人役のイメージが強い。0083のシナプス艦長もこの人だ。じゃあ大塚明夫が穴ベル・ガトーだから親子で敵同士だ。
 主役にはならない。すごい個性で印象に残るわけでもない。でも、こういうタイプの声優もアニメ界には絶対必要だと思う。
 高齢だから仕方ないけれど、アニメというものがなかったころから仕事をしてきた、声優である以前に俳優である人たちが、どんどんこの世を去っていく……
 いま人気の声優たちも、いずれ老人になり、老人役をやってピタリとハマるようになるのだろうか……? 想像できないんだけど……
 アニメ界から、なにかが欠けていっているのではないか……
 ご冥福をお祈りします。

 などと、物思いにふけりながら、ウィキペディアの記事を見た。
 どういう人だったのか、もういちど読み返して確認したくて。
 一瞥して、ブーッ!

生年月日 1324年7月5日
没年月日 2015年1月15日(690歳没)

 なんで鎌倉時代の生まれになってるんだよ!

 身長 43 m

 巨大ロボかよ!

 こ、これは何なの?
 ただの間違いじゃなくて、わざとやってるんだよね?
 もしかして、大塚周夫さんの演じたキャラクターに関するギャグなの?
 690歳のキャラを演じたことがあるとか……
 誰だろう? 
 なにかしゃれた意味があればいいんだけど、単に荒らしてるだけだったら失礼極まりない話だな。

 あれ? リロードしたら常識的な数字に直ってる。
 なんだったのだろう………

 こないだ警備会社の同僚が「普通に働いても稼ぎは知れてる。ネットで一攫千金を狙うべきだ。最近はユーチューブというのがあって何千万も稼いだ人がいて……お前もやったらどうだ」みたいなことを言い出した。
 しかも「俺は2chではちょっと有名だから、ユーチューブでもかなり人を集められる自信がある」みたいなことを言い出した。
 
 む、む、昔の俺か!!

 いまから10年以上前、2000年から2003年くらいにかけて、私は2chのライトノベル板でコテハン(固定ハンドルネーム)として活動していた。批評というか、ライトノベルの感想をたくさん書いていたわけですね。毎日、毎日……
 もちろん2chだけでなく、「LOOP王国」のホームページでも書いていた。
 悪名轟く「ペンネームC」だ。
 じっさいプロ作家の間でも私のことを知っていた人間はけっこういたようだ。
 掲示板で作家と喋って「某所での活躍はつねづね」と言われたことがある。
 当時の私はそう言われて「フフッ」と素直に喜んでいた。
 喜びが絶頂に達した時があった。
 ある会社の編集者からメールが来た。
「ライトノベル業界について、2chのコテハンであるCさんに話を聞きたい」というのだ!!
 ウヒョーーー!
 すげえ! 俺様って大スターじゃん! 業界の注目の的だ! これで本も出せるぞ! 新人賞なんていらなかったんだ!!! アッヒャッヒャ!
 
 などと有頂天だったが……
 その後、どうなったか。
 なにも!
 編集者や作家などと知り合い、話したのは事実ですがね。
 本が出るなどということはなかった。
 「業界人と知り合ったから仕事がもらえる」などということは無いんだ。
 実力の証明ができないのに、そこをゴリ押ししても嫌がられるだけなんだ。
 それを私が理解するまで何年もかかった。
 いちどだけ小説の仕事をもらったが、二度目がもらえることは決して無く、そのまま10年。
 最近では、「仕事がもらえないのは当然のことだった」という考えになり、「あの時ああしていれば」と後悔することもなくなった。
 
 私がやろうとしたのは、ネットの力で業界の注目を浴び、小説家として本を出すというものです。ネットで文章を書いていたら、いつのまにかライターデビューして、本も出すようになった、というひとがいるでしょ。ヤマグチノボルとか、桑島由一とか、鋼屋ジンとか、ああいう感じになれると思ったのです。
 アフィリエイト広告のたぐいを貼って直接稼ごう、とは違う。
 でも、アフィリエイトだって、稼げるのはごく一部だよ。
 私は昔、サイトのアクセス数を増やそうと努力してたことがあるが、最大でも1日600人。(いわゆるユニークアクセス数が600)
 2005年、桜坂洋と桜庭一樹の対談をレポートし、「まいじゃー推進委員会」にリンクしてもらった時の数字だ。
 1日600人では、とうてい大手とは言えない。
 稼ごうと思ったら、毎日何万人も呼ばないと。
 アフィリエイト以外の方法を使ってネットで稼いでいる人もいる。有料メールマガジンとか有料ブログとか……
 でも、やっぱり、「普通に働く」以上に稼いでいる人は、ごく一部だ。
 それこそ、「新人賞を獲れる割合」「起業して儲かる割合」と同じなんじゃないか?
 だから、「自分は才能がある、あるいは運がいい」と確信するなら、やってみればいいけど。
 でもたいがいは、「バイトした方がマシ」だと思う。

 あとですねえ、同僚の発言を聞いて思ったのですが。
 情報が遅い! 遅すぎる!
 ユーチューブは最近のものじゃない、もう10年の歴史がある。
 それ以前も、「ネットで一儲け」なんて人は大勢いた。
 じっさいに儲けた英雄たちも、2000年頃にはいた。
 「侍魂」を知らないのか? 「ちゆ12歳」は?
 「バーチャルネットアイドル四天王」は?
 最近では、「中国嫁日記」は?
 「READ ME」のランキングは?
 ネガティブアクセス剛掌破を知っているか? 
 聞いてみたら、どれも知らないんだもの!
 知っていれば分かるはずだ。頂点を極めたはずの「侍魂」「ちゆ」も、ほんの瞬間的に人気が出ただけだ。しかも頂点の陰には何百何千の屍サイトが有ることを。
 「中国嫁日記」は、無名無力な人間が突然ガッポガッポ儲けたわけではなく、同人誌やフィギュア製作で人気を博し、テーブルトークRPGの作者としても実績ある超有能な人物が「当然の成功」を掴んだだけだ。彼はもともとスーパーマンだった。
 そんなわけで、「いままでの人生で成功できなかった者が、ネットの力で一攫千金!!」というのは、まあその……なんていうか。

 俺はもういいよ。


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