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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 ガルパンに関する感想や考察なんかをネットで見つけて、読んでるんだけどさ。
 こういうのがあった。

「西住家(みほの実家)は熊本にあるわけではなく、黒森峰の学園艦の上にある」

 えーっ! そんな馬鹿な!

 でもよく考えたらそうかもな。
 第1話でみほが目を覚ましたとき、「もううちじゃないんだ」って言ってたでしょ。
 これは「いままでは実家にいた」って意味でしょ。黒森峰の寮に入っていたわけではない。
 実家から通っていたなら、「実家は学園艦の上にある」としか考えられない!
 いや、しかしさあ。
 劇場版で、幼い頃の西住姉妹が描かれた。田園風景や大自然の中を走り回っていた。背景には山脈があって、送電鉄塔があって、トンボが無数に飛んで。どこまでも続く牧歌的な景色。
 あれが全部、学園艦の上!?
 黒森峰の学園艦って、どんだけデカイの!?
 第2の地球じゃん!
 なんの目的があって、あんな巨大な船を建造したのだ……
 実は近いうちに地球滅亡するのでは?
 ほかの恒星系まで数十世代かけて飛んで行く移民船か?
 すべての大陸が沈没するとか……
 大洗以外全部沈没。だから人工の陸地を作って。
 廃墟の町や、廃墟の遊園地がたくさん出てくるってことは、やっぱり海上に移民する計画が……?
 「季節のツジツマが合わない」という問題があるでしょ。プラウダ戦は冬にしか見えないけど、プラウダ戦が冬で劇場版が夏だとすると年度が変わって、みほたちは3年生になっちゃう。
 でも地球の滅亡が迫っているなら、季節なんてメチャクチャで、雪が降った後いきなり夏になることも……
 やっぱりガルパン世界の地球はもうすぐ滅びるんだ!
 
 現実的な解釈としては、「不登校の時期があった」ってことかな。
 去年の大会の後、みほは学校にいけなくなって実家に戻っていた。
 当然、針の筵のようなツライ精神状態で。
 大洗に来て「もう、うちじゃないんだ!」って大喜び。
 それだと、実家は熊本でも問題ない。
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 雪といえば。
 ガルパンにも出てきた軍歌「雪の進軍」って、あれは日清戦争を題材にした歌だったんですね。
 私、てっきり「日露戦争かシベリア出兵の時に作られたのかな。厭戦的だし、シベリア出兵っぽいな」みたいに思っていたんですよ。
 でも日清戦争だった。
 日清戦争に冬季戦のイメージは無かったし、「全く苦戦せず、楽勝だった」みたいに思っていた。
 でも現場の兵士の実感は「どうせ生きては還さぬつもり」か。
 数字ではわからないものだな。

 悩んでいる。
 明日すごく寒くて、雪も降るらしいじゃない?
 だからバイク通勤は危険だと思うんだけど、でも、明日の現場は駅から離れていて、しかも場所がよくわからなくて、迷いそうなんだよね……
 バスと電車だと、間に合わないかも……
 以前、どうしても間に合いそうになくてタクシー使って、日当が3分の1くらい吹っ飛んだことがありました。何しに来たのか……
 だから、できるならバイクで通勤したい!
 バイク通勤はそれだけで楽しくて、バイクに乗ることが楽しみで生きてる毎日だし。
 電車もたまにはいいのだが。
 空いてる電車の中で寝るのが好き。夜勤の帰りだと空いてることもある。
(新宿から本厚木に行く各停とか、朝はガラガラです)
 雪と言っても、天気予報だと一日ずっと降るわけではないらしい。
 少しなら走れるか……?
 でも怖いなあ……
 やっぱりバスか……
 でも高いし、時間が間に合うか微妙だし……
 どうしたものか……
 悩むなあ……
白鳥士郎「りゅうおうのおしごと! 2」を読んだ!
 将棋ライトノベルだ!
 1巻も面白かったけど2巻はより面白い。
 主人公の八一は、1巻で、自分を慕う少女・あいを弟子にした。
 2巻では将棋連盟会長から頼まれて、また別の少女にレッスンをつけるハメになる。
 こっちの少女も、「天衣(あい)」という名前で。
 でも生意気で反抗的で、一人ぼっちのお嬢様で、「いままでのあい」とは対称的な才能の持ち主だった……

 主人公が「天衣」と交流して、凍りついた心を溶かしていく過程が面白い。
 「天衣」に惹かれつつも、嫉妬深い「あい」には「天衣」のことを言えず、そのせいで誤解されてしまうラブコメ展開が面白い。
 「あい」は才能があるけど、いまが幸せだから、伸びないかもしれない。本当に必要なのは好敵手だ、いまこそ好敵手が現れた……という展開が熱い。
 なにより、「天衣の持つ、闇の将棋の才能」の描写が、ぐっと来る。
 物凄いものを描き出そうとしてるぞ!!
 
 っていうか、1巻は抽象的な描写だったけど、2巻は具体的な駒の動き(棋譜って言うのか)が書いてあるね。これはつまり「全部、実際にできる技」ということか。
 私は将棋を全くやったことがないから妥当なものか判断できないけど、やってる人間の目には、どう映るのだろう?
 ハードルめちゃくちゃ上げてきたな、という感じ。
 プロ棋士の監修を受けているとはいえ、作者が自分で考えないといけない部分が増えてるでしょう。
 たとえば歌手が主人公の作品で、「主人公の歌の歌詞」を書くのはリスクがある。
 天才という設定なのにダサく見えたらどうする。でもたいていダサく見えるのだ。
 小説家が主人公の作品で、小説の内容を詳しく書くのも、漫画家が主人公の作品で漫画を引用するのも……難しい。
 だってバクマンに出てくる漫画とか面白そうに見えないじゃん。
 先入観無しで読めば面白いのかもしれないけど、「作中では大人気漫画」「天才の描いた漫画」という前提で読むと、う~ん……?
 
 将棋だって実現可能な技を書くってことはさ。
 絶え間ない検証に耐えうるのか。
 どこまで難しい物を書くんだ。破綻しないのか。大丈夫なのか、ハラハラ。
 でも面白いよ!

ネットでガールズ&パンツァーについて、
「戦車で撃ちあっても死人が出ないくらい安全が確保されているのに、戦車が水に落ちたら危険で、助けなければいけないなんて、筋が通らないだろう」
 という意見が出ていました。
 で、そこからいろいろ意見が飛び交っていました。
 議論を見ていて気づいたんですが、ガルパン世界の戦車道がどのくらい安全なものなのか、ファンの間でも認識が一致してないんですよ。
 大きく分けて三種類くらいあります。

 1、「SF的な超科学技術で安全が確保されている」
 
 全長7000メートルの船を作れるんだから、ものすごい技術があるに決まっている。
 描写されていないだけで、眼に見えないバリアとかが張られているから、戦車から身を乗り出しても死なない。あるいは、人間に当たりそうになったら砲弾が空間転移するとか。
 ウサギさんチームの戦車は作中で何度もひっくり返っているが、あれだけ派手に転がっても死傷者が出ないのは、慣性制御してるから。
 アンツィオ高校の生徒たちが重さ3トンの車両を持ち上げるのは重力制御。

 2、「安全対策はカーボンだけなので、わりと死ぬ」

 バリアの類いはない。
 グロリアーナ戦で、みほが戦車から上半身を乗り出した時、「めったに当たらないから大丈夫」と言っている。
 バリアとか空間転移で安全が確保されているなら、そんな言い方はしない。
 つまり「当たったら死ぬ」。運がいいから当たってないだけ。
 カーボン(正体不明だが、非常に防弾性の高い物質)で戦車はコーティングされているので、砲弾が装甲を破って車内に飛び込むことはない。
 だが、それ以外の安全対策は特に無い。

 3、「SF的な超科学はないが、『世界の法則』で人死にが回避されている」

 バリアとか空間転移があるわけじゃないんだけど、「何故か死なない」。
 それは作品世界全体が「そういう世界」だから。
 タイムボカンで爆発しても死人が出ないのと同じで、世界のリアリティが現実と違う。
 ウサギさんチームの戦車が吹っ飛んで平気なのも、アンツィオ高校生徒が戦車を持ち上げるのも「できちゃうんだから仕方ないだろう」。
 「細けえことは気にすんな世界」である。

 私は1だと思っていたんですよ。
 はっきりSFとして描いてしまったらジャンルが変わってしまうし、見る人を限定しちゃうから、SFとして描写してないだけで、ドラえもん並みの超科学があるんだろうと。
 仮にそういう超科学があるんなら、「戦車が水に落ちても平気だろ? そのくらい対策できるだろ?」って気が、確かにします。なんで助けに行く必要があったの? という疑問が湧いてきます。

 3の「世界の法則がそうなってるから死なない」の場合は……
 普段は人が死なない世界なのに、ストーリーの都合に合わせて死ぬ世界になるのは……まあ、確かにちょっと変だし、ご都合主義といえばいえるんだけど、ギャグ漫画とかで唐突にシリアスになるのは、よくあることだしな。慣れちゃったよ。
 ジャンプのスケットダンスなんて、ギャグ回では「機関銃のタマを避ける忍者」とか出てくるけど、シリアス回ではそんな奴出てこなくて、そのへんのチンピラと喧嘩して苦戦する。
 こち亀とかはもっと極端だろ。魔法使いとか閻魔大王が出てきたこともあったけど、人情話やってるときに「魔法で病気を治そう」とか「閻魔大王に頼んで生き返らせよう」とか言い出したら台無しだから、魔法使いのことなど思い出しもしない。
 こち亀は極端すぎる例かもしれないけど、リアリティレベルが非現実的になったり現実的になったりするのは、あまり気にしない。
 
 問題は2だ。
 「戦車道の安全性は高くない」っていうんなら、そりゃあ確かに、水没は危険だし、みほが助けに行くのもわかる。
 でもそれだと違う問題が発生する。
 西住母が外道すぎるだろ。
 自分の娘に対して、「仲間を見殺しにしろ」「死人が出ても気にするな」って言ってることになる。比喩ではなく、文字通りの意味で殺せと。
 それはスポーツでも武道でもないだろ……
 戦車道とはシグルイなりだろ……
 そんなヤバイ人に自衛隊の師範やらせるなよ。
 そもそも、戦車道がそんな危険なものなら、ふつう親が反対するよな。
 でも作中に「危険だから」という理由で戦車道に反対している人は誰もいないんだよね。
 おかしいよね。

 そんなわけで、「SF的な超科学で安全性が保たれている」は筋が通らなくなってしまうので、考えを変えます。
 「世界の法則がそうなってるから死なない」のかなあ。

 1の変形として「実は服がパワードスーツ」という説もありました。
 砲弾の直撃を受けたら死ぬけど、破片くらいなら大丈夫。パワードスーツだったら3トンを持ち上げられますし、「怪我はしないけど、眼鏡は割れる」というのが説明できますよね。
 問題はパワードスーツで水没に対応できるかどうかだ。できそうな気がするけど。

 ぶっ飛んだ意見もありました。
「普通なら戦車が水没しても平気だけど、この場合は戦車の乗員が吸血鬼で、流水が致命的だったのでは?」
 なんだそりゃっw
 とツッコンだけど、待てよ……?
 ガルパン世界には「仙道」があるんだよな。第一話で、選択科目一覧に書いてあるもん。
 「仙道」って「波紋法」の別名ですよね……?
 じゃ、じゃあ吸血鬼も?w



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