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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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「コンクリート・レボルティオ」19話「推参なり鐵假面」を見た。
 今回も面白かった。
 たった25分の中に、アニメシリーズを作れるくらいの物語とキャラをギューっと詰め込んだ盛りだくさんの内容。映画を一本観たような興奮が味わえる。
 これを一話で使い捨ててしまうなんてもったいないなあ。

 300年前の戦国時代に活躍した変身ヒーロー・鉄仮面剣士ことコマちゃんが蘇り、「人吉爾朗こそ悪の首魁」などと吹きこまれて大暴れ。
 だが単に暴走しているだけではなく、彼女の目的は、ライバルであり、愛する人でもある竜神アサヒに、再び会うことであった……

 ヒーローの悲哀、戦闘少女のかっこよさ、ズレた感性によるコメディ、そしてコマちゃんの可愛さ!! 
 私の好きな要素が沢山入っていて、イイヨイイヨー!
 何がいいって、コマちゃんが微妙に訛っているのがいい。
 明確に何弁、というほどではないが、独特の訛り。
 たぶん昔の人間だから、イントネーションを変えるように演技指導したんだろうね。
 かわいいかわいい。俺にこんな萌えツボがあるとは自覚してなかった。
 でも、色々ツッコミどころがある話だよな。

 「戦国時代のヒーローが、なぜフリルの付いた服を着ているのか」
 「戦国時代のヒーローが、なぜビームとミサイルを撃つのか。作中でもツッコまれていたけど(笑)」
 「変身する前の犬耳少女コマちゃんは可愛いのに、『来迎鉄仮面』したあとの姿は、いまいちかっこ悪いなあ(笑)」
 「300年前は戦国時代じゃない(笑)」
 
 とくに「300年前」「戦国時代」の矛盾は気になる。
 鉄仮面剣士の戦いが始まったのは400年前(西暦1570年頃)で、それから100年間ずっと戦って、眠りについたのが300年前ってこと?
 それともコンレボ世界では、西暦1670年頃まで戦国時代が続いていたのかな?
 超人の存在以外にも現実とは違うのか。まあ違うんだろうな。
 同じ総理大臣が30年も政権とってるんだぜ。やべえ国だな。

 まあとにかく面白かったよ。すべてのエピソードが面白いわけじゃないけど17話、19話はアタリだった。前半で言えば7話(アースちゃんの話)が好きだ。12話、13話なんかも盛り上がる。

 ただ、コンレボって最終的にどうなるのかね?
 あと6話くらいしかないけど。着地点が見えないというか、全体を通してのストーリーの盛り上がりがない。
 物語前半で前提を提示して、後半はそれに基づいて、お互いの譲れない信念で殺伐として戦い続けて、最終話あたりではエスカレートして、世界の命運をかけた大決戦になるのかなーみたいに思っていたけど。
 どうも違うみたいだ。
 前半は怪獣、ヒーローの正義、学生運動なんかが主な題材で、クライマックスは民衆vs国会権力の騒乱事件。
 しかし後半は……スキージャンプ、子供のための個人的ヒーロー活動、ロックバンドの同性愛スキャンダルなんかが出てきて……スケールはむしろ小さくなって、意外と可愛い感じ、ほのぼのとした感じになっている。例外的に17話は、腰を抜かすくらいスケールデカイけど。
 前半では多用された時系列シャッフルもやらなくなったしな。
 起承転結の「転」が「13話(爾朗が超人化を脱退)」だとすると、いまやってるエピソード群は「転のあとに語るような話ではない」。だから、「13話は第一の転、見せかけの転にすぎない。これから、本当の転が来て、そこから先はずっとクライマックス」になると、思うんだけど……なってほしいな。
 違うのかなあ……?
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 白鳥士郎の、将棋ライトノベル「りゅうおうのおしごと!」3巻が出た! 大好きなシリーズなので、即日買った!

 ウヒョー!!!

 凄い!
 1巻も2巻も面白いけど、3巻はこれまでを上回る超高密度・超高温度ストーリー!

 今回のヒロインは桂香さんだが、わたし的には銀子に注目だ!

 だまし絵のように、銀子のイメージがガラリと変わる!!
「天才」「将棋モンスター」「無敗の白雪姫」「将棋の歴史上最強の女性」
 数々の異名に彩られた秀麗な仮面を、銀子が外すとき、そこには!

 面白かった―!!!

 こないだ、バイク屋に行って、店長さんと話したんだけど。
 こないだビッグサイトでバイクのイベントがあって、「スズキの湯のみ」が発売されて。
 アニメファンが殺到して、たちまち売り切れたんだってさ。
 「ばくおん!!」にスズキの聖杯(スズキ湯のみ)が出たから、それで湯のみの存在を知った人たちが集まってきたって。
 ビックリだな。「ばくおん!!」のアニメは、そんなに人気が出てないと思っていたよ。
 少なくとも、バイク好きではない普通のオタクには受けてないと。
 意外と受けてるのかな。驚いた。
 私的には「うーん?」って感じだけど。
 アニメ「ばくおん!!」面白いことは面白いけど、でも原作の面白さを半分しか生かしてない。
 北海道ツーリング編で「いーっぱい走るために行ったんだよ」ってセリフを消したからね。
 えーっ。一番重要なセリフじゃん。
 そこを削るならバイクソープ削ろうよ。

 でも、受けているなら、バイクに関心が集まってくれるなら、いいか。
 

 朝、出勤しようと、バイク(JETPOWERというスクーター)にまたがった。
 
 ん? なんか尻の感触がおかしい?
 車高が異常に低い?
 降りてバイクを良く観た。
 な、なんだこれ!!

 後ろのサスペンションがない! 取り外されている!
 っていうか、誰かが外した! 盗まれたんだ!
 こんなの乗れない!
 急いでいたので、警察を呼ぶ暇などなく、あわててバスと電車に飛び乗って仕事に向かった。
 なんとか間に合った。
 よかったけど。
 
 家に帰って、警察も呼んだけど。
 でも、こういう泥棒って滅多に捕まらないからな。
 2年前に私のバイク盗んだ奴も捕まってないからな。
 どうしたもんだろうね。

 けっきょくバイク屋にバイクを預けた。
 自腹を切って直すことになるだろう。
 あーー!!!
 また貯金が減る―!!
 バイク自体を盗むのは、ロックをかければある程度は防げるが、部品泥棒は防げない。
 車庫を借りるしか防ぎようがない……
 俺の稼ぎでは難しいよなあ……

 アニメ「コンクリート・レボルティオ(コンレボ)」17話を観た。
 「超人(変身ヒーローや妖怪、魔法使いなど)が実在する昭和日本(昭和じゃなくて神化と呼ばれている世界)」を舞台に、正義の信念のぶつかり合いなどをテーマにしている作品。
 とくに期待するでもなく観た。
 私は「コンレボ」をなんとなく面白がっていた。なんとなく好きだけど、大好きってわけじゃなかった。
 重苦しくて爽快感に欠ける。
 コンレボという作品は、「果たして正義の味方は本当に正義なのか?」「果たして怪獣は本当に悪なのか?」「超人を私利私欲に利用する人間こそ悪ではないのか?」「愚かな人類を助けるのは本当に正義なのか?」みたいな感じで、「疑い」「問いかけ」をえんえんとやってきた。
 問いかけの前提となる「普通で、素朴な正義、善意」というものをあまり描かなくて。
 普通の正義の味方が普通に人を救うエピソードは、「過去」や「設定」として出てくるだけで。
 でも「本当にそれが正義でいいのか?」という問いかけだけがいろいろあって。
 そして、「問いかけ」の答えは出さない。
 ああだこうだと悩み続け、理想と現実の狭間であがくこと自体が答えで、「正しい答え」は無い、ということなんだろう。
 正義や悪についてどうこう悩む話は好きです。
 ジャンルとしては大好き。
 大好きなんだけど、でも娯楽性という点では、ちょっとなー、と思っていた。
 
 ところが!
 ところが今回の17話! 「デビラとデビロ」。
 息を呑んで、呆然と震えながら観た、30分。
 今までの話も面白かったけれど、ケタ違いの面白さ!
 キャラクターの存在感! 台詞のやり取りは詩情にあふれ! 映像美! 圧倒的に壮大なスケール。
 ああ、凄かった……
 こんなアニメが作れるものなんだ、と久々に思った。
 
 脚本は辻真先。鉄腕アトム時代からアニメを作り続けている大長老だ。
 80歳を過ぎてなお、冴え渡る才能……!!!
 感服した。
 
 あと、デビロという少年の声がなかなか良くて、「中性的だけど色っぽくて、無邪気でありながら、人間を超越した神性を感じる」という感じで、「いいなこれ、ドキドキする。誰だろ」と思って……
 エンディングのクレジットを見て驚いた。
 なんと!! 佐倉綾音!!
 知らんかった、こんな演技もできるんだ。
 佐倉綾音が少年役巧いなんて、まったく知らなくて。


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