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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 もう我慢ならん、と思って近くの内科に行ったんですよ。
「なんか熱が下がらなくて38度のままで……頭痛と発熱が鼻水が」
 などと窓口で言って、渡された体温計で測ってみたら、
 アレェ? 36度7分。
 もう1回やってみる。
 36度6分。
 へ、平熱だ……?
 はっ、いままで口の中で測っていたのがいけないのか……?
 そりゃ、脇の下のほうが低い体温が出るのは知っていたが、そんなに大きく違うものか? たしか私の記憶では、せいぜい1度の違いだ。
 
 そんなわけでお医者さんいわく、
「ふつうの風邪だと思いますのでお薬をお出ししておきます」
 薬もらったら、まだ飲んでもいないのに頭痛と悪寒がやわらいだ。
 暗示にかかりやすい体である。
 
 そのあと、自前の体温計で脇の下の温度を測ってみたんですよ。
 きっちり脇をしめて。
 すると37度3分。
 うーん……?
 これだと微熱……?
 また口の中を測ってみると38度8分。
 どうなってるんだ、どの数字を信じれば良いのだ……?
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 もともと体調不良気味だったが、ついに高熱を出してしまい、昨日と今日は仕事を休んで家で寝ていた。
 2,3時間ごとに目を覚ましてトイレいって、水飲んで、ちょっと本を読んで、また寝る。
 たまにご飯をたべる。
 そんな生活を2日間続けている。
 ずーっと頭痛と悪寒と鼻水が止まらない……
 熱も常に38度以上あるようだ……
 風邪薬を飲んでも菌を殺せるわけじゃなくてかえって治りが遅くなるんだよね、という理由で飲まずにいたが、激しい頭痛と発熱が我慢できず、ついに風邪薬買ってきた。
 飲んで寝た……
 うーん、まったく効いた気がしない…… 
 熱も38度のままだし……
 病院行ったほうがいいかなあ。
 骨折したのが4月5日だから、もう6週間たった。
 当初は全治3週間と言われたが、2倍の日数が経った今でも、まだ治ってない。
 週イチでレントゲンとっているが、まだ指の骨に黒々と縦の亀裂があるんだよ。
 でも、もう痛み止めは必要なくなったし、治癒しつつあることは確かかな……
 ゴールデンウィークはずっと働き詰めで、カネはどんどん出ていった。
 にもかかわらず給料日が1回休みで、たいへんな窮乏生活を強いられた。食パンだけモシャモシャと食べていた。たった一枚の100円玉が宝物だった。たまにフラフラと弁当を買ってしまうと後悔した。もったいねえー。
 でもメッツコーラは飲んだ。カネの使い方がおかしい。
 今週に入った時、残金が5000円程度で、マジヤバイと思った。
 だってこんなの、下手すりゃ電車賃2日分にしかならないもの。
 できるだけ電車に乗らないようにした。コーラはやめて、家で凍らせてきた水を飲んだ。
(そして腹を壊した)
 しかし明日は給料がもらえる! 
 
 一瞬だけ……一瞬だけだが、窮乏生活から脱出してリッチになれるぞー。
 そして小川一水の「天冥の標 6」を買うんだー。
 今日、本屋でちょっと立ち読みして「やっぱり面白そうだ!」ってワクワクしたんだよ!
 あした買うんだ!
 カネが入ったらまっさきに……いや、牛丼くらいは食わせてくれ。
 
 「ヤマト2199」の感想を書いていなかったですね。
 
 第1章(1話と2話)観ました。やっぱり若い客はいない。若くても30代、年いってる人は50代60代。白髪頭が目立ちました。アニメ映画としてはきわめて異例。そうですよね、ヤマトって38年前ですもの、当時中高生なら、もう50歳を過ぎてますよね。
 感慨深い。

 で、感想……
 
 おい新見さんが台詞ゼロじゃないか!
 真田さんの片腕なのに!
 集合して兵員輸送車(?)に乗るシーンで、いちおう映っていたけど、一言も喋らない!
 公式サイトの人物紹介を見ていたから良かったものの、予備知識ゼロで映画観ていたら、このお姉さんが何者なのかぜんぜんわからない、つうか「モブのくせに美人だな」という感想になっていたところだ。
 
 まあ新見さんの活躍は、反射衛星砲とかドリルミサイルとか、これからいろいろ機会がありそうだから、これからに期待する。「敵性技術の分析」が専門だぜ?
 
 1000円ぶんは楽しんだ。
 帰りの電車の中で「ふふふー、ふふふふー。ふふふー、ふふふー♪(ヤマトの主題歌のつもり)」とか鼻歌が出てくるくらいの面白さはあった。
 
 とくに良いと思ったのが、細かい演出。
  
 「ガミラス」を「ガ軍」と呼んでいる。
 最初のほう、地球の戦艦のモニターにガミラス艦隊の編成が表示される時、
 「ガ軍戦艦」
 「ガ軍巡洋艦」
 とか出てくる。
 カァッコイイ!
 ガミラスの軍艦の装甲板の破片は「ガ軍 甲種資料」だそうな!
 なんか「戦時中っぽさ」が出ていて良いな!
 旧日本軍だったら確かにガミラスのことをガ軍って呼ぶだろうね!
 そのわりに階級が自衛隊式なのはなんかよくわからん世界だけど、まあヤマトってのは元々よくわからん世界なのだw
 
 あと、ガミラス人がガミラス語で喋っているとか、冥王星基地の司令室にデスラーの御真影(レリーフ?)があるとか、「地球人が精神的に荒廃している」ことが暴動という形で描かれたりとか、「日本以外の国はどうなっているのか」描かれているとか。

 微修正を積み上げて「社会」を描き、SFとして完成度を高めよう、という意志が見える。
 
 でも、「これはどうなんだろう」と思ったのが、戦闘シーン。
 序盤のヤツ。(冥王星会戦)
 速いんだよ、軍艦の動きが。
 ヤマトの宇宙戦闘ってのは、もっと重厚、悪く言えばノソノソ、ヌーッとい感じじゃないのかな。
 とくに「駆逐艦にドッグファイトをやらせた」のは、絶対、危険な賭けだと思った。
 ガミラスの駆逐艦が、地球の戦艦(ヤマトじゃなくて旧式のやつ。戦艦キリシマ。沖田が座乗)に、斜め上からギューンッて、急降下爆撃機みたいな感じで突っ込んできて攻撃するんですよ。
 そこに、古代守の「駆逐艦ゆきかぜ」が横から突進してきて魚雷発射。ガミラス艦を撃破して戦艦を救う。
 「ゆきかぜ」の動きのスピーディーなこと!
 完全に戦闘機の動きですよ!
 その後、撤退する戦艦を守るため、「ゆきかぜ」は単艦でガミラス艦隊に殴り込みをかけます。
 ますますスピーディー! 艦隊の中を上下左右、縦横無尽に旋回し、駆け巡る。
 ガミラス艦の攻撃をかわしまくり、何隻も撃沈する。
 だが、ガミラス艦も素早く動いて応戦。熾烈なドッグファイト。
 ゆきかぜ、ついに力尽きて爆発……
 うん、かっこいい。
 でも、このカッコよさは「ヤマト」じゃない。
 これマクロス! これバルキリー!
 戦闘機ならともかく、軍艦がこんなに素早く動く、という描写は、旧ヤマトにはなかった。
 そもそも旧ヤマトの軍艦は(惑星に離着陸する時を除いて)上下には動かない、平面的に機動して戦闘するものだった。「ななめ上」から敵艦が急降下してくる、という時点で「エーッ。ヤマトじゃない」。
 いや、なんていうのかなあ……
 「リアリティの出し方」の問題なんですよ。
 ヤマト世界の宇宙戦闘って、科学的には絶対ありえない代物ですよね。

 「なんで宇宙なのに、あんなにゆっくり飛ぶのか」
 「なんで宇宙なのに、あんなに密集して艦を並べるのか」
 「なんで宇宙なのに、平面的に軍艦を並べるのか」
 「なんで宇宙なのに、艦の上半分にしか砲塔が付いていないのか」
 「なんで宇宙なのに、敵も味方も、どの艦も、上下の向きが一致するのか。本来、宇宙には上下なんてないんだから、ひっくりかえった状態で会敵する例があってもいいんじゃないか」
 「なんで宇宙なのに、艦橋を高いところに付けて、わざわざ狙われやすくするのか」

 これらは、旧ヤマトが放送されていた1970年代には、すでにツッコまれていたそうです。(伝聞でしか知りませんが)

 で、一般的に「SFっぽいのに、科学的に変」なのは「リアリティがない」からマイナスポイントですよね。
 この「科学的に変」をどう解決するか。
 三種類くらい方法があります。

 1、ツッコミを受け入れて、作品設定や描写を科学的に修正する。

 リアルタイムでの修正は滅多に行われない。続編やリメイク版では設定が修正されることもあるけど。

 2、後付け設定で正当化する。

 1に似ているが、作品内での描写を変えるのではなく,、設定資料集とかファンブックとか、作品の外側で「後付け設定」を行なって、「このシーンは、実はこういうことが起こっているんですよ。だから科学的に筋は通っているんですよ」と正当化する。
 要するに「ガンダム(宇宙世紀ガンダム)」です。

 Q「なんでモビルスーツという人型兵器が戦場の主流になったの?」
 A「ミノフスキー粒子によってレーダーが使えなくなったから、近接格闘戦を行う必要がある」

 Q「格闘で腕が必要なのは分かったけど、なんで宇宙で足が必要なの?」
 A「AMBACによって姿勢制御を行うため」

 Q「ビームサーベルはなんで他のビームサーベルとぶつかって、鍔迫り合いをすることができるの? 固体じゃないから互いに通り抜けてしまうのでは?」
 A「ビームサーベルを構成している『Iフィールド』が互いに反発するから」

 Q「ビームサーベルって固体じゃないのに、なんで振った時、しなるの?」
 A「Iフィールドの形成遅延効果」

 Q「ホワイトベースは、あんなに空気抵抗が大きそうな形なのに、なんで空を飛ぶことができるの? 後ろにしかロケット噴射していないのに、なんで上に飛び上がれるの?」
 A「あれはロケットの噴射で浮いているわけではなく、ミノフスキー・クラフトという原理で浮上しています」

 最初から設定されていたのは、一番最初のAだけで、AMBACだの、ミノフスキー・クラフトだのの設定はなかったんですよ。
 こうやって後から後から設定を追加すれば、筋を通すことはできる。

 3、言い訳しない! こういう世界なのだ! 黙って付いて来い!

 「科学的にありえない? その通りです。でもこっちのほうがカッコイイでしょ?」という「美」で押し通す。
 「現実とは違うけど、この世界はこういう世界なんですよ!」って。

 じっさいのアニメを例に取ると、「この作品は2,このアニメは3」などと完全に分けられるわけではなく、混ぜて使うことが多いです。ガンダムだっていろいろ理屈を付けて、付け切れなくなって、最後の最後では「これはロボット物なんだから人型兵器が出てくるのは仕方ないの! カツ丼屋で、なんでカツ丼があるんだって言っても仕方ないの!」(byガンダム・センチネル)って放言しているわけですし……
 でも完全には分けられなくても、「ガンダムシリーズはどちらかといえば2」とは言えますよね。

 ヤマトは2ではありませんでした。
 徹底的に「3。考証放棄。説明放棄。だまって俺についてこい」という作品でした。
 でも……「この世界は、こういう世界なんだ」で押し通すんなら、「こういう世界」をどの場面でも貫き通すべきだと思うのです。
 貫き通すことによって初めて、「リアリティがない」じゃなくて「この世界はこういうリアリティなのだ」になる。
「ヤマト世界の戦闘ってのはあくまでスペース太平洋戦争で、宇宙船は水上艦、だから上にも下にも行けません」。
 この美意識を貫くべきだったのでは。
 それなのに、ゆきかぜは、戦闘機顔負けの3次元高機動戦闘を見せつけた。
 まったく違うリアリティを入れてしまったのです。
 美意識の破綻です。私は「この世界はスペース太平洋戦争だ」という心構えを崩されました。
 どういう心構えで観ればいいのか分からなくなった。
 格闘漫画なんかに置き換えれば分かりやすくなりますかね。
 トンデモ武術を出して「気」で機関銃の弾を跳ね返して空飛んで超人バトルやっていたのに、一転して、「ホーリーランド」みたいな現実的な格闘理論で勝敗が決まったら……
 「せっかく頭を非現実に切り替えたのに、いまさら何いってんの!?」って反発されると思いませんか?

 そんな感じで、「ゆきかぜ」の戦闘シーンで不安になりました。
 もちろん、複数の美意識・世界観を混ぜて、必ず破綻するとも限らないし、方法論3を放棄して1や2で行く、つまり、ちゃんと科学的説明を用意してくれるのかもしれない。
 今回、「ガミラスは属国(被征服民族)を従えている」という、新しい設定が加えられました。
 これは今後のストーリー展開を大きく揺るがしうる大変更です。
 だから、戦闘シーンに関してもガラリと変えてくるのかもしれない。
 
 不安ではあるけど、まあ今後に期待。


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