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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 バイク復活!
 入院したのが20日だからわずか5日で復活!
 外国産だし、今月中の修理は無理だと諦めていた。
 ところが超スピード修理! 最高!
 感動に震えながら一時間ほど走り回る。
 自由だ。どこにでも行ける。苦痛に耐えながら足を引きずらなくていい。電車やバスの中で、もみくちゃにされる必要もない。
 たった5日間のバイクなし生活で、その素晴らしさがよくわかった。
 とくに昨日は「バイクさえあれば!!!」と血涙を流した。
 大渋滞でバスがちっとも進まず、慌てて降りて何キロも歩き、膝から下がもげるかと思った。
 バイク手放したくない。

 が……この故障の多さだと、数ヶ月でまた入院では……?
 金をためて別のバイクを買うのが良いと思うが、たいへんに難しい。
 かりに125ccクラスを買うとして、中古でも10万、新車なら25万は必要だろう。
 25万貯めるには何年もかかるぞ。
 やはり小銭貯金でバイクを買うという構想に無理があるのか。
 欲を言えば250ccが欲しいけど、まあ遠い将来の話だな。
 
 目標は貯金額10万円だな。
 俺にとってはガンダーラのごとく遠い。

 
 
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 夜勤12時間を6日続けただけで疲労困憊し、せっかくもらった休日を寝込んで過ごした。
 カネもいらなきゃ女もいらぬ、両津勘吉のような頑健な肉体が欲しい。
 何を食っても、どこで寝ても平気、風邪もひかない生命力がほんとうに羨ましい。
 おれ貧乏人なのに、しょっちゅうゲロとゲリを垂れ流して倒れるからますます貧乏になる。

 同時にバイク(X’PRO100)も入院した。発電機が壊れてるみたいで。
 バッテリーの寿命ではなかった。発電機が壊れてるから充電されないのだ。
 セル始動を一切諦めれば、走れることは走れるんだけど。
 バッテリー残量が完全にゼロになった場合、果たして火花が飛ぶのか、キックでエンジンかけられるのか、おれ専門知識がないから不安で……直すことにした。
 このバイク故障が多いなあ。今年の8ヶ月だけで、バイク屋に3回も預けている。
(2月キャブレター故障、5月フレーム亀裂、8月発電機故障)
 預けるほどじゃないささいなトラブルは、
(3月バッテリー交換、6月ヘッドライトバルブ交換)
 多すぎるわ!
 「X’PRO100」で検索するとあんまりトラブルは出てこないから、このバイクの設計に欠陥があるわけじゃないと思うんだけど……俺が悪いんかなあ。乗り方かなあ。
 フレームに亀裂が入ったのは俺が転倒したからであってバイクのせいじゃない、故障とは言わない、ということを考えると、「故障」は2回か。でも多いぞ。ホーネットは7万キロ走って、発電機の故障もキャブレターの故障も一度もなかった。VTR250は14万キロ走って1回故障した。
 みんな! やっぱり日本車、それもホンダが一番いいよ!

 そんなわけで久々にバスと電車で移動してるんだけど……超めんどくさーい!!!
 駅まで、駅から、バス停から歩くのが、もう辛く辛くて……
 カネもメチャクチャかかるし……
 きのうなんて4000円の日当を得るために1600円払って通勤した。バカなの? 死ぬの?
 
 そんなこんなで、つらいことばかりですが……

 いちばんへこんだのは、メモ帳を台無しにしたこと。
 いま、メモ帳を探してて、見つからなくて……おかしーなー、ハッ! まさか!
 洗濯機から出てきた。ズボンのポケットに入れたまま洗ってしまった。
 全ページがくっついて紙粘土みたいになったメモ帳……
 オーノォー。いろいろ書いてあったのに。
 こうひんさん、大変恐縮ですがさん、コメントありがとうございます
 しかし多忙のためレスはもう少し待ってください
 信じられない。
 あんな明るくて前向きでエネルギッシュな漫画を描く方が。
 ツイッターみると8月11日まで、明るくみんなと交流しているのに。

 無敵看板娘だいすきでした。
 「面白いギャグ漫画」はたくさんありますが、「セリフ抜きでも大爆笑できるギャグ漫画」はめったにない。

 無敵看板娘は稀有な例のひとつでした。
 バトル漫画、ギャグ漫画、萌え漫画、どれでもあり、どれでもない、チャンピオンの集大成であり、枠にはまらない作品。
 ダメ人間とダメ人間のどつき漫才の果てに、どんな人間でも生きていていいんだと、言葉ではなく体で教えてくれる作品でした。
 それなのに、それなのに!
 マンガ家が辛い職業だということはわかっています。
 でも、この世の誰が自殺しても、こういう人だけは絶対に自殺することなんてないと思っていました。

 でもそんなのは素人の勝手な思い込みなんだ。
 他人の心のなかのことなんてわからないんだ。
 
 ほんとうに「なにかの間違いじゃないか」って今でも思ってます。

 これギャグですよね?
 「じゃーん死んでませんでしたニャー!」って、そのへんから出てくるんですよね?
 だって死すらもギャグにするのは無敵看板娘の恒例のネタだったじゃないですか!

 でも本当なんだ、もう読めないんだ。
 それどころか、この人が過去に描いた漫画も、もう楽しめないかも……
 笑うことに罪悪感が……

 追悼ってタイトルなのに、何一つ追悼らしいことが書けない。

 悲しすぎるんだ。
 心が落ち着いたら、ちゃんと書く。

 
 そんなわけで「パシフィック・リム」見て来ました。
 アメリカ人にこれが作れるのか!!!
 っていうくらいの、バリッバリの巨大ロボットもの!
(ごめん、監督はメキシコ人でした)

 海の底に異次元のゲートが開き、巨大怪獣が襲来!
 それを倒すため、人類は総力をあげて巨大ロボット兵器「イェーガー」を開発!
 各国がそれぞれ特色あるイェーガーを製造し、力を合わせて戦うぞ!
 主人公(声・杉田智和)は、かつて兄とコンビを組んで活躍していたイェーガーパイロット。
 だが戦いで兄が戦死し、心を繋いだ仲間を失うのはもう嫌だと、いちど戦いから離れていた。
 巨大な壁をつくって怪獣を食い止めようという、虚しい工事に参加していた……
 そこにイェーガー部隊の司令官(声・玄田哲章)が訪れ、主人公を再スカウト。
 人類最後の決戦を挑むため、君の力が必要だと。
「どこで死にたい、ここか、イェーガーの中か!?」

 ほら、燃える導入部でしょう?
 主人公が兄を失った戦いも描かれるんだけど、この戦いだけでも「観てよかった!」というくらい迫力があって、しかも「怪獣とはどんなものか」「イェーガーはどんなふうに操縦して、どう戦うのか」「やられた時はどうなるのか」を克明に描き出していて、「理屈抜き! この世界はこうなんじゃい!!!」って骨に刻みこんでくれる。ガツンとやられたよ。
 
 最後までこの調子で、次から次へと襲い来る怪獣、ピンチまたピンチの連続。殴る蹴る斬るが中心のアクション、吹っ飛んで盛大に都市をぶっ壊す怪獣とイェーガー。
 人間ドラマは最小限なんだけど、でも研ぎ澄まされたドラマだ。
 ウダウダ悩んだり、湿っぽい話になったりはほとんどない。
 湿っぽい時も行動し決断しながら湿るので決して停滞しない。
 ユーモアもある。
 マッドサイエンティスト二人組すごい面白かった。
 中国人(?)の闇商人のオッチャン、猥雑でまがまがしい生命力にあふれていて、「中国人のガメつさ、怖いw お前らもカイジュウだろw」って感じ。だってオチがああだぜ?w
 
 そんなわけでメチャクチャ面白かった。
 面白かったんだけど……

 いくつか不満点が……
 監督はロボットも好き、怪獣も好きで、どうも怪獣のほうが好きなんじゃないかなという気がする。だって「好きな怪獣映画」の名前はいくらでも挙げるけど、ロボットアニメの名前は鉄人とかを挙げるのみで、「いわゆる王道のロボットアニメ」は挙げない。
 勇者シリーズとかエルドランシリーズは好きじゃないのかな? 俺的にはゴウザウラーがオススメです!

 いっぽう私はロボットアニメはそこそこ見ているけど、怪獣映画のことは全然知らない。
 だから「怪獣映画には怪獣映画の楽しみ方、お約束があって、ますだはそれを知らずにトンチンカンなツッコミを入れてる」可能性がある。多いにある。
 トンチンカンの可能性を承知で、一介のロボ好きとして言わせてもらうと……

 ロボのアクションに緩急をつけて欲しかった。
 作中の巨大ロボット・イェーガーは、アクションシーンの全編を通じて、全力全開。走ってジャンプしてパンチ、殴って取っ組み合って剣出してミサイル撃って……一瞬たりとも立ち止まらずにドッタンバッタンと戦う。そのたびにビルはへし折れ、クルマは豆粒みたいに飛んでいく。
 すごい迫力だし、血沸き肉踊るんだけど、でも、そればっかりだと……
 動いてるシーンの迫力をもっと高めるために、止まってカッコつけてるシーンも欲しかった。
 ロボットアニメのアクションってのは現実の格闘と違って、要所要所で止まってググッと見栄を切って、動くところは猛烈に動いて、その緩急の差でカッコよく見せるものだと思うのです。

 発進! ドォォォン!
 剣を出す!ガッキィィィン!
 敵と対峙、にらみ合い! ゴゴゴゴゴゴ
 紫電一閃、超光速の斬撃で敵をぶった斬る!
 斬った後、敵を通りすぎて数瞬、立ち止まる
 ビビビッ ブババ…… (敵の断末魔の呻き、敵の各所で火花が散り、光が溢れだし)
 ズッガーン! ロボの背後で爆発する敵
 爆発の中でキリリと立つロボ

 これでしょう。こういうもんでしょう。
 もしかすると、こういう「緩急の極端な」戦い方は「省力化のため仕方なく」なのかもしれない。
 毎週やるロボットアニメと、何年も掛けて制作するハリウッド映画、同じアクションができるわけない。
 でも私はノンストップアクションのプロレスよりもこっちのほうがカッコイイと思うのだ。
 
 あと細かいことだけど、画面が暗い。
 たまには青空の下で戦ってください。
 嵐のアラスカ、夜の香港、海底、みんなイェーガーが薄闇に溶け込んでしまって、いまひとつよく見えない。機体の各所に光る部位があるので、私はその光を頼りに、いまそのイェーガーが何をやってるのか認識しました。光ってなかったら本当に何も分からなかったはずです。
 
 さらに細かいことですが、イェーガーの名前が覚えづらい。
 名前を一発で覚えられたのはロシアの「チェルノ・アルファ」だけ。名前がすごくロシアっぽいし、「T90 別名 チェルノ・アルファ」ってのが良かった。「T90」! たちまちあふれるソ連力(ちから)!
 それにひきかえ、中国イェーガーが「クリムゾン・タイフーン」で、日本イェーガーが「コヨーテ・タンゴ」って、なんですかソレ。。
 それぞれの国の「らしさ」がぜんぜんなくて、だから覚えづらい。
 中国はやっぱ三国志の英雄名とか、神話の神の名にして、日本は……やっぱ「富嶽」とか「轟天」とか……「王」をつけるのもいいよな。「鉄鬼王」とか「鋼神王」とか……
 オーストラリアのイェーガーが「ストライカー・エウレカ」というのも、なんで唐突にギリシャ語がでてくるのか。設計を思いついた科学者が興奮のあまり全裸で街に飛び出したことに由来する?
 
でも、このへんのことはみんな細けえことだから。
 不満なんて1パーセント。

 要するに面白かったんですよ。
 ロボットアニメ好きはぜったい興奮します!

 そして映画館を出て見れば、深夜の街、殴りつける土砂降りの雨。道だか川だかわからないレベル。 
 ああ……
 熱血ロボットバトルを観た後のオタクを、こんな状況に放り込んだらどうなると思う!?

 「負けるものかよ……このマシーンがさ!」

 タイヤを空転させ、身長ほどもある水しぶきを全身に浴びながら、テンションマックスで帰ってきた!
 


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