マジェスティＳ欲しいな

　今のバイク（Ｘ’ＰＲＯ１００）は走行距離３万６０００キロで、このペースだと２年で７万キロを超える。
　たぶんそのへんが寿命だろうから、代わりのバイクを買うためにカネをためておかないと。
　何を買うかな……
　やはり今と同じ小型スクーター、アドレスＶ１２５あたりで便利で良いだろう、と思っていた。
　デザイン的にはシグナスＸがスクーターでは一番カッコイイと思うが……
　でもちょっと高いしな……
　マジェスティ２５０などのビッグスクーターは書いません、でかくて重いから。
　外見も好みじゃない。なんでビッグスクーターってどいつもこいつも「つり上がった２つの目」なんだ？
　あれがどうも苦手でさ……
　丸目、角目、三角目、Ｖ目なら好きなんだけど。
　いちばん好きなのは「二連丸目」。
　往年のＣＢＲやＶＦＲのごとき顔。
　スクーターに似合うかどうかは知らないけどね。

　ところが出た！　っていうかもうすぐ出る！
　ヤマハから新車、「マジェスティＳ」！！
　１５５ｃｃのスクーター！
　ギリギリ高速に乗れる排気量で出してきやがった！
　排気量も、車体の大きさも、シグナスＸとマジェスティの中間。
　デザインもスッキリしてなかなか良い。「つり上がった２つの目」じゃないし！
　値段も３４万で、シグナスより数万円高い程度。ビッグスクーターの半分。素晴らしい。
　うーんちょっと興味がでてきたぞ。欲しい欲しい。

　問題は、バイクを買うための小銭貯金が２万５０００円しか貯まっていないことであるｗ

土砂降りの中をバイクで走るのは楽しい

　仕事がつらい。
　夜勤で１２時間、１４時間働いている。
　通勤時間を計算に入れると、「帰宅して５時間くらいで、もう出勤しなければいけない」。
　「働く」「寝る」以外、何も出来ない毎日。
　ネットにたくさんいる人たちは、いつどうやってライトノベル読んだりアニメを観ているのか。
　ましてネットに長文を書いている人はどうやって。
　羨ましくて仕方ない。
　私だってシンフォギアＧを観たいんだ。
　１０話は最高だったなあ。もう１１話が配信されたけど、どうなったのかなあ。
　観たいけど、でも睡眠を取らないと……

　そんな苦痛に満ちた毎日の中でたったひとつの救いが、バイク通勤。
　特に、きのう土砂降りの中を走って帰ってくるのが、とても楽しかった。
　ザッブンザッブンと飛沫、遮られる視界、振り回される車体。
　それを乗り越えて走るのが、興奮する。

　という話を職場の人にすると「ハア？」みたいな顔をされるが、でも楽しいのだ。
　バイク通勤の喜びだけは絶対に失いたくない。

町田の福家書店が潰れた……貴重な店が

　私が町田に住んでいて、町田駅周辺は本屋がたくさんあるのですが、中でもいちばんオタク向けの本が充実しているのは「福家書店　町田店」。
　漫画、ライトノベル、ＳＦに強かった。（聞きかじりの噂によると、ＢＬの品揃えの良さで腐女子の皆さんにも支持を受けていたらしい）
　それが閉店したと、聞きました。
　なんと……
　「あの店なら置いてる」と頼りにしていたのに。
　もっと通えばよかったと、後悔がこみ上げてくる。
　そりゃインターネットで買える時代だけど、「フラッと手にとったら面白かった」という経験は、ネットでは得難い、リアル書店の魅力なのに。
　残念だ。

風呂無し生活には、もう戻れない

　そういえば無料券の有効期限が８月いっぱいだな。
　じゃあ……というわけで、ひさびさに健康ランドに行ってきた。
　引っ越す前は風呂無し生活だったので、健康ランドや銭湯に毎日バイクで通っていた。
　とくに某健康ランドは気に入っており、第二の家のように思っていた。
　この風呂のでかさがたまらない、大の字になれる幸福。
　サウナだって入り放題。
　これで十分、いいや、これのほうがいい。
　内風呂なんかいらん。
　と１９年ずっと思っていた。
　が、風呂のある家に引っ越して半年……
　私の生活は激変した。
　好きなだけ体を洗える、そのたびにカネをとられたりしない。
　だから帰宅して、いきなりシャワー！　目を覚ましたら出勤する前にシャワー！
　なんと１日２回！　休みの日なんかは、とつぜん昼間に体を洗いたくなって洗う！　１日３回！
　そんな生活を続けた結果……
　たった半年の風呂あり生活で、１９年の風呂なし生活の習慣が、価値観が、洗い流されてしまった。
　いやあ、いつでも体を洗えるって、いいなあ。
　雨の日や寒い日は、さすがに風呂にでかけるのが億劫だったりするが、その面倒もいらなくなった。だって５メートル歩くだけで風呂に行けるんだもの！
　そうだ。
　あんなに好きだった……というより、息を吸うような全く当たり前の習慣・風呂通いを「面倒くさい」と思うようになってしまった。
　今回、久々に健康ランドに行って、昔の気持ちを思い出すことを期待していた。
　面倒なだけじゃないよね、家の風呂にはないリラックスがあるよね、ワクワクがあるよね、風呂屋には。
　ところが、それほど楽しくなかったのだ。
　たしかに大きな風呂やサウナは魅力だけど……
　わざわざ雨の日も風の日もバイクで行くほどじゃない。
　たまにで良い。
　風呂のでかさより、小さくても、家の中にあることが大事だ。
　もう、「何キロも離れた風呂に毎日通う」という生活に戻れない。
　バイクがあったときはまだ良いけど、修理中などで使えない日は電車に乗って通っていたんだよ。
　なんであんな超めんどくさーいことを１９年も続けてこれたのだろう。

　堕落したか？
　それとも常人に一歩近づいた？　

面白いＳＦ短編を読んだので

　そうだそうだ、面白いＳＦ短編を読んだんですよ。
　こないだ訪れた「文教堂書店　三軒茶屋店」。
　久々にきてみれば店内が改装され、背丈よりも高い本棚に、ハヤカワと創元推理がギッシリ！！！
　ギャー！　嬉しい悲鳴！！
　前から興味を持っていた、創元推理のＳＦ短篇集「結晶銀河」「極光星群」「拡張幻想」を買った。
　年に１冊、その年を代表する傑作ＳＦ短編を収録してる。
　３冊で４０００円もしたけど、それだけの価値は十分にある、素晴らしい。
　とくに、
　「極光星群」より、宮西建礼「銀河風帆走」
　「拡張幻想」より、伴名練「美亜羽へ贈る拳銃」
　この２本がめっちゃ面白かった。
　対照的な作風だけどね。
　１８００万年後の超未来、肉体を宇宙船のごとく変異させて、太陽風ならぬ銀河風を浴び、他の銀河まで渡っていく少年少女……「銀河風帆走」。
　近未来、「撃った相手の脳を組み換え、永遠の愛を実現する拳銃」を発明した天才少女……「美亜羽へ贈る拳銃」。
　こうやって一行かいただけでも、すごさがわかるでしょう。無限の想像力を感じて「ギャーッ！　こんな小説があり得るんだ！！」って、もう泣きたい。生きててよかった。